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Michiyo Cafe

Michiyo Cafe -院長と患者さんのホンネのおしゃべり- 第2回:突発性難聴

Michiyo Cafe -院長と患者さんのホンネのおしゃべり- 第2回:突発性難聴

今回は看護師さんとして活躍されていた副島さんとのカフェです。突発性難聴がきっかけで実千代鍼灸院に来られ、そこから新しい人生が始まりました。突発性難聴の事だけで無く、ご自分の転職の理由や、精神と身体の関係、性格は鍼で変えられるか等々、対話は広く発展しました。是非気軽にお読み下さい。院長実千代より… 司会 平野さん×副島さん×実千代院長

今回は看護師さんとして活躍されていた副島さんとのカフェです。突発性難聴がきっかけで実千代鍼灸院に来られ、そこから新しい人生が始まりました。突発性難聴の事だけで無く、ご自分の転職の理由や、精神と身体の関係、性格は鍼で変えられるか等々、対話は広く発展しました。是非気軽にお読み下さい。院長実千代より… 司会 平野さん×副島さん×実千代院長

どの様な病気もその前触れに気づくこと

■実:でも、何でも大きな症状が出る前に、小さな症状があったと思いますよ。左耳ですから、簡単に言えば左上に気が偏っているという事なので…

■副:湿疹ですね。やはり首から上に出ました。あと、肩こりが酷かったです。

■実:それも、職場が循環器に異動になってからでしたっけ?そこは、かなり多忙だったんですね。

■副:はい。そうなんです。肩こりはもっと前からありましたが。湿疹は難聴になる1、2年前くらいからですかね。

■実:あっ、もうそんな長い間。

■副:それも突然でき出して。皮膚が弱いんだよって言われて薬をもらってたんですけど、塗ったら治るんですけど、またやめたら出るっていうのを繰り返してましたね。

■実:もうそれも上ばっかりでしょ?

■副:はい上ばっかりです。特に左側だけ出てたかな…湿疹はね。それから、多分そんなに気づくほどの左右差はなかったんですけど、今思えば、肩こりは左が多かったと思います。

■実:そうね、そういう前駆症状あったでしょうね。

■副:はい。

■司:そしたらこの耳鳴りは、身体をちょっと休めなさいよっていう。

■副:そうです、神様の声だったんだと思います(笑)。

■司:神の声(笑)

■実:もし西洋医学の薬で治ってたら…実際ステロイドなどで治る人も沢山いますからね、でも、治らなかったから鍼に縁があったということですよね。不思議な縁ですね。

■副:そうですね。今から考えれば、なって良かったし、治らなくて良かったんかなと思います、西洋医学で。

■実:そうかも。

■副:もし治ってても根本原因が改善されてないから、また違う病気に多分なってたんだろうなって思うし、もちろん鍼のことも知らないままだったし。

■司:すごい縁ですね。

■副:そうですね。

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鍼治療を受けて驚いたこと

■司:そしたらこの鍼治療を実際に受けられての感想はどうでしたか?

■副:色んなところでちょっとビックリしたんですけど。私は病院で慣れてるせいか、治療所みたいな殺風景なところにベッドがダーって並んで、みたいなところを想像して来たんで、開けた瞬間に、「えっ?」って思って…何だこのアットホームな雰囲気は!って(笑)。

■実:なんか家みたいな感じ(笑)実際家ですが(笑)

■副:はい。(笑)

■司:ほんまに鍵かける人いますからね(笑)。

■実:そうそう。鍵かけて次の人入れないことよくあるね(笑)

■副:で、冬だったんですけどすごく暖かくて、何かこう、みんながリラックスしてるようなそんな空気が流れてましたね。そこで多分すごく安心したんだろうなっていうのを覚えてます。次に問診ですよね。問診はビックリした!多さにビックリしたんですけど。

■実:そうね~、すみません(笑)。

■副:まぁ、既往歴とか他に気になる症状とか、あとは便通とかお食事のことぐらいまでは分かるんですよ。えっ?生理のことも、えっ?汗のかき方とか天気によって何か分かるの?とか、お風呂とか…へぇ~って。これはどういう風に関わってくるのかなって。

■実:大事なので、その辺しっかり聞きますね。

■副:でも全体を診るんだよって、紹介してくださった先生が言ってたんで、もしかしたらこういう事なのかなと思って。でもその多さにうんざりするとかっていう事は全然なくって逆に、あっ、ここまでして診ようとしてくれてるんだ、ここまでして私の人間を知ろうとしてくれてるんだなっていうのをその問診ですごく感じましたね。

■実:それは有り難いですね。

■司:逆に知ってもらえて嬉しいなっていう感じですか?

■副:全部みた上での治療だから、ほんとに身体全部のことを考えてくれるんだなっていう安心感かな。

■司:安心感…やっぱり実千代先生が鍼灸院で作り出していくこの空気があってこそですもんね。

■副:そうですね。その時は先生が直接問診してくださったんですけど。

■実:え、そうだったっけ?(笑)。

■副:そうなんです。突然だったから、先生が、じゃぁ今日いらっしゃいって言ってくださって。話しやすかったっていうのも勿論あったと思います。

■司:西洋医学ではこれだけ問診を取って、患者さんと触れる事に長い時間をかけないですよね。

■副:かけないですね。問診自体がもっとあっさりしたものだし、例えば耳だったらやっぱり耳のこと、聞こえ方とか耳鳴りの大きさとか、もちろんその数字で出る部分も結構あるから、そこはもう話を聞くというよりも数字で見て、あっゼロね、とかね。

■司:実際、体表に触れられてどんな感じでしたか?

■副:あっそれ、第二にビックリしたことが体表観察なんですけど。あれ?耳なのにお腹、背中、足先手先のその重要なツボの状態をみられていく。はっ、そこまで診てくれるんだなって思ったのと、あと、すごく先生の手が温かくて、で、その触れ方が優しくてちょうど心地よくて私そのまま寝てしまうんじゃないかなって思うくらい(笑)。

■実:寝不足でしょ(笑)。

■司:体表観察の時点で寝そう(笑)。

■副:はいはい。

■司:そういう、鍼灸院の空気に安心して、触れてもらって安心して。 その二重の安心感が重なってた上で、鍼も抵抗なく受けれましたか?

■副:そうですね、あの、少ないとは聞いてたんですけど、1本とは思ってなかったです(笑)。

■実:少なすぎ?(笑)。

■副:しかも、耳の辺りに刺すのかなと思ってたんですよ。

■実:やっぱり上の方かなと。

■副:あの時ね、後溪だったんかなと思うんですけど。

■実:そうそう、後溪ですね。

■副:え?って(笑)。

■司:耳じゃないじゃの?みたいな(笑)。

■実:ここ?みたいな(笑)。

■副:と思ってしかも、あら1本で終わったって。

■実:でも、(握りこぶしが頭としたら)これ(手を)グーしたらここ丁度、耳のところにもあたると思わない?そう思って刺してはいないですけど。(笑)

■副:そうですね、そう言われたらそうですね、ちょうど耳のところですね。

■司:そこに刺されて、気が巡ってきたとか、初回の時、何か感じましたか?

■副:何かね、ほっこりみたいな感じ。

■司:ほっこり。

■副:ほっこり何か、身体温まってきたなっていう。

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