こんにちは、小川環です。
すっかり寒くなり、今年は各地で雪が豊富だそうで、ウインタースポーツを楽しまれる方は、嬉しい季節ですね。
さて、東洋医学では、季節に応じ「五味」という考え方があり、大切な養生のひとつです。
そもそも、東洋医学では、五行学説といって、「木(春)・火(夏)・土(梅雨)・金(秋)・水(腎)」という5種類の性質と特徴からすべての事物が生成される、と考えられています。
この「木・火・土・金・水」に、五味は「酸・苦・甘・辛・鹹(えん)(塩)」に相当します。
木(春)は酸味と関係が深いです。
火(夏)は苦味、土(梅雨)は甘味、金(秋)は辛味、水(腎)は鹹味です。
この考え方から、季節毎に「五味」を心がけて摂ることが、良いとされています。
冬は五臓では「腎」にあたります。鹹味は腎を営養するのに良しとされていますが、摂りすぎは逆に腎を傷つけます。
和食は塩分が高く、年末年始は外食が増えたり、保存性の高いおせちは塩分多めなので、むしろ塩分を控える方がよいでしょう(苦笑)。
余談ですが、栄養学的にも、「30品目食べましょう」と謳われたのは、そもそもは、食品の偏りを少なくしてバランスよく食べる為でした。
実践に合わない事などから改訂され、推奨されなくなりましたが…。
実千代先生が常々おっしゃってる、「東洋医学はバランスが大事」に通じていますね。
どんな物も摂り過ぎは厳禁⚠️です。
バランスよく、適量を頂いて、健やかに新年を迎えたいですね🎍
こんにちは、小川環です。
四季の中で、過ごしやすい秋が1番好きなんですが、今年は一瞬のうちに通り過ぎてしまいましたね💦
紅葉の見頃キター🎵と思ったのも束の間で、もはや冬に…。
寒くなり煮物料理や、鍋や汁物が美味しい季節。私は麺つゆを重宝しています。
個人的に、市販の麺つゆは種類が多くて、選択肢に迷います(笑)。
添加物も気になりますし、無添加を探すと、この物価高でお値段も(苦笑)。
そこで、自家製麺つゆの出番です。
アルコールを煮切ったみりんと、同量のお醤油を合わせたものに、昆布を1枚(10×10㎝程度)どぼん。
冷蔵庫で一晩寝かせたら、昆布の粘りも抽出されて、少しトロっした麺つゆの様な、出汁醤油の様な仕上がりになります。
煮物の味付けや、おひたし、卵かけご飯に、など用途は様々です。
昆布の旨味が出てるので、少量で味が決まります👍
漬け込んで旨味の出きった昆布は、煮物や炊き込みご飯に再利用して、最後まで食べ切る事もできますよ。
先日、実千代先生のブログにて、つるむらさきのネバネバは免疫力upとありましたが、昆布のネバネバも同様の効果が期待できます。
昆布の特徴として、他には、血圧を下げたり、利尿作用でむくみを解消する作用も、うたわれています。
よかったら、お試しください。
こんにちは、小川環です。
秋らしく涼しくなったと思ったのもつかの間、最低気温9°になり、冬ですね😅
暦でも「立冬」を迎え、しっかり(?)冬が始まっています。
冬は体調を崩しやすく、日照時間が短い為、鬱々と内向的になりやすい時期です。
早寝、「遅起」きをして、ゆっくり活動して、気(エネルギー)の消耗を控えましょう。
さて、メンタルがおちやすい、今の時期にオススメな食材は「百合根」です。
百合根は、東洋医学的に
「清心安神」と言い、ストレスを解消して、動悸を収め、精神安定させる働きがある、とされています。
また「潤肺止咳」と言って、肺を潤して、咳を止める働きがあります。
くわえて、「補中益気」という、胃腸の機能を活発にし、吸収を高めて、気を補う作用も!
茶碗蒸しに入れたり、卵とじが定番ですが、炊き込みご飯に入れたり、ホイル焼きもオススメです。
ただし、身体に影響及ぼす、寒熱性は、微寒〜平性です。
胃腸が冷えて下痢しやすい方や、冷え性の方は控えめに。
何でも一個食べ、ばっかり食べは控えてね。(実千代より)
こんにちは、小川環です。
10月も下旬に入り、暦上では、「霜降(そうこう)」といって「秋の終わりが近づき、地域によっては早朝に霜が見られる」とされる時期です。
しかし、日中はまだ半袖の方もチラホラ…。
今後の気温の変化が気になりますね。
駆け足で過ぎ去ってしまいそうな秋ですが💦
この時期は、心穏やかにゆったりと過ごす事が良しとされています。
「年末に向けてやる事いっぱい!」
「アレとコレと、ソレもやらなきゃ!」と、気が急いていませんか?
忙しく動きまわり、また急な気温差で、冷気を肺に吸い込むと、肺を冷やして傷つけてしまいます。
急に咳き込む様になったり、風邪を引くきっかけにも。
そこで、今回のオススメは、今が旬の「蓮根」です。
蓮根は平性といって、寒熱に偏りがなく、潤いの補給に適した食材です。
また、胃腸を丈夫にするとも言われています。
他に東洋医学的な効能として
生食は
・体にこもった余分な熱を収め、暑気あたりを解消する
・喉を潤し、乾きを収める
加熱は
・下痢をとめる
・血行をよくする
・五臓を整える
と言われています。
そして、嬉しいことに、どの体質の方にも、概ね合うという事。
もちろん適量摂取が前提です(笑)。
個人的な定番はきんぴらですが、
マスタード炒めや、すりおろしてカレーの隠し味にもオススメです👍
こんにちは、小川環です。
やっと涼しく過ごしやすい日々になりましたね。(と言っても最近はまた暑いけど・・・)
また秋は空気が乾燥する季節ですね。
そうなるとお肌の状態が気になる方も多いのではないでしょうか。
東洋医学では、肌も大切な診断材料の一つになります。
「肌」と一口に言っても、見るポイントはたくさんあります。
色味、明るさ、潤い、ツヤ、くすみ、ホクロやシミの位置、産毛の生え方、キメの細かさ等々です。
その中でも、肌のキメは、その方の感受性の度合いに比例する事が多いとされています。
キメが非常に細かい方は、デリケートで繊細、几帳面な傾向にあると言われています。
逆にキメが粗い方は、比較的ざっくりしてて余り細かい事を気にしないタイプの人が多いです。
また、寝不足で化粧ノリが悪くなることはありませんか?
不規則な生活や、食生活の乱れは、キメが荒くなりやすいです。
皆さん寝不足はお肌にとって大敵です。工夫して寝てください。
ちなみに小川は、よく寝てるのに、キメ荒めで、特に鼻翼はファンデーションが入り込みます💦
鼻翼は胃腸の状態を表すとされるので、食べ過ぎ注意⚠️という可能性が考えられます(ギクッ(苦笑))。どの場所が荒れてるのかでも色々分かることがあります。
肌から、体質や普段の養生が推測できる東洋医学、面白いです!