実千代鍼灸院TOP > Michiyo Cafe(第3回:不妊症)
■実:とにかく、八恵さんは、治療中、この人盛り立てないとっていう感じは全く無かったですね。大変っていうイメージがなかった。
■八:ふんふん。
■実:カスミちゃんってつけたり、何か一緒に楽しみながら、不妊治療をしてたっていう感じ。そのイメージばっかりですね。思い出しても。
■八:実際、そうです。三宮の病院に通う時も、帰りにロフト寄ろっとかね。まだ、ガーデンズその時なかったし。なんか美味しい物買って帰ろうとか。
■実:そういう気持ちが本当に大事ですね。
■八:病院自体も先生を始め、いい人ばっかりだったんでね。
■実:そうね。
■八:1人だけちょっと苦手な人いたけど(笑)。
■実:まあ、そういう人もたまにはね。
■八:最終的には、なんかいい感じで。
■実:終わっていったと(笑)。
■八:うん。いい感じで終わってよかった。
■実:そう、だから私も、このカフェするのに、「不妊症」っていったら、ものすごくアクセスも多いから増え過ぎる懸念と、デリケートな問題でもあるし、ちょっと難しいかなって思ったけど、言わないといけないと思って。不妊で精神が、がんじがらめに結ばれてる、この糸を鍼でほぐしてあげたいし、今迄言ったように何が大切かを振り返って頂きたいというのが狙いです。
■八:本当にそう思いますね。
■実:それが一番妊娠する早道って事です。八恵さんは、不妊で悩んでおられる全国の皆様に何か言いたいことありますか?経験者の一言は説得力有りますからね。
■八:やっぱりね、考えない事ですかね。妊娠することを(笑)。
■実:なるほどね。今の生活を楽しむと。
■八:そう。今、ママ友でね、2人目欲しいなって言ってて、体温測ったり測らなかったりしてるんですけど、ちゃんと測って出来た子もいてるから、やっぱり測らなアカンかな?とか言ってて。測るのがストレスになるんやったらやめときって言いましたね。
■実:本当そうよね。そしたら、何て言ってた?
■八:うーん。そうやなーって言ってたけど。
頭ではね、分かってても、気持ちがね。そこがね。
■実:焦り。そう、そこが一番ね。だからもう、気持ちをほぐすには鍼がいいんですよ。
■八:そうですね。
■実:いや、そこ結構、大変ですよ。皆、八恵さんみたいな患者さんならいいですけどね、半ノイローゼみたいになってる人多いです。
■八:上海にいた時にもいました。『あの時の自分おかしかったわ~。入院した』って言ってました。
■実:そうでしょ。そうなんですよ。
■八:その人その時40歳。今はもう、すっかり子どもは諦めてて、単身、上海留学してて、仕事バリバリしてました。旦那さんは日本で仕事やってて、私こっち(上海)で会社起こしてね~って感じ。
■実:難しいけど、いつ迄も執着しないって大事なんですよね。うちで不妊症で来られた患者さんで、かなり頑張ったけど、もう、出来たらできた時のことです。って言いながら、バリバリ働いてる。今も治療にはずっと来られてます。それが、人間らしい生き方なんでしょう。
無理やりっていうのはある面、不自然ですよね。これは。
■八:私も結婚して何年かできなかったけど、病院に行ってまでって思ってた最初。でも、いきなり体外受精(笑)。
■実:もう、やる時はやる。ですもんね。
■八:そうそう。
■実:そのけじめ。すごく大事。何かダラダラ、モンモンとしながらいくのか、もう、やる時はやる。やめる時はスパッと止める。こういう、メリハリは人生全般大事ですね。
■八:そうですね。
■実:ということで、今日は本当に、ありがとうございました。
■八:ありがとうございました。