こんにちは、平山杏です。
地震の影響は大丈夫でしたか?
被害に遭われた方が一早く復興されることをお祈りいたします。
さて、題名にある換羽(かんう)ですが、
字の通り鳥類の羽根が生え替わる時期のことをいいます。年に2回程ですね。
うちは文鳥を2羽飼っているのですが、2ヶ月かかってやっと生え変わりました。
この換羽、目に見えてごっそり抜けて、少しずつ生えてきます。
換羽期は、イライラ、食欲亢進、食欲不振、便秘、軟便などが現れます。
しんどそうにしていたり、籠から出たがらなかったりもします。
…なにかと似ていると思いませんか?
人間の月経と似ていませんか?
ヒトは月経が起こるときに黄体ホルモンが放出されます。
鳥は黄体ホルモンの分泌量が増えたときに換羽が始まるとされることが調べると出てきました。
鳥に月経はありませんが、産卵時期の前から始まることや、先程挙げた月経前症状に類似したことが起こります。
また、ものすごく体力を奪われるそうで、換羽は命がけとも言われています。
私達人間は、命がけまではいかないにしても、相当な負荷がかかることには変わりないはずです。
世の中が気忙しいせいか、少しの無理を重ねて、薬や気合いで乗り切っている人がとても多いように感じています。
鳥さん達は抜けた羽根を補うために羽根の元となるタンパク質を普段よりも多く必要とします。
人間の月経時の食欲亢進も、足りない栄養素を身体が要求しているのだと私は捉えています。
お菓子やインスタント食品ではなく、鉄分やタンパク質など、血を補える物を摂るようにすると、異常な食欲を抑えることができます。
毎月毎月身体はリセットしてくれています。
私も面倒くさいと思うことはありますが、栄養となるものをバランスよく摂って、休むときは休むことに集中する良い機会だと思うようにしています。
こんにちは! 橋本伸浩です。
最近梅雨時期のせいもあって、ジメジメとした嫌な日が続いていますねι(´Д`υ)
先日6月21日に夏至日となり、いよいよこれから本格的な夏が到来します。
そもそも夏至とは一年で昼が一番長い日のことです。
大阪で夏至と冬至の日照時間を調べましたが、夏至は14時間29分、冬至は9時間50分と約4時間40分も日照時間の差がありました。
この日照時間の長さを生かして、最近海外では夏至日に『キャンドルナイト』という電気を使わず、キャンドルの灯りで過ごそうという取り組みが行われているそうです。
ではこれからの時期は身体にどのような影響があるか見ていきましょう。
『暦便覧』という江戸時代に出版された暦の解説書の中に、夏至は「陽熱至極しまた、日の長きのいたりなるを以てなり」とあります。訳は、陽熱(太陽)がもっとも高くなり、昼間が最も長い日ということです。
東洋医学で夏至は、陽気が一年で最も強い時期を指しています。
陽気が強いと身体に熱が篭りやすくなるため、日ごろから過度のストレスや食べ過ぎや便秘などで身体に熱を篭らせている人は、発熱やのぼせなどの症状が起こりやすくなります。
また陽気というのは炎と同じように上へ昇る性質を持つため、身体の臓腑の中でも上に位置する、『心』や『肺』の臓器に影響を及ぼしやすいです。
『心』に陽気が篭ると、胸がザワザワして落ち着きがなくなり、夜熟睡できず途中で目覚めやすくなります。
『肺』に陽気が篭ると、空咳や黄色い痰が出る咳が出やすくなります。
このような症状を起こさないためには、養生が大切となってきます。
黄帝内経『素問』という中国の古典の中に夏の養生法が書かれています。
① 夜遅く寝て朝早起きする
② 暑くても運動して汗をかくこと
③ 怒らず心を発散させ、気分よく過ごすこと
これらに背くと秋に『心』や『肺』の病が起こりますよ。とあります。
現代はクーラーで汗をかかずに過ごせるようになったため、汗腺が開きにくい人が多くなっています。
汗が出ないと身体の熱がもれないため、各症状が起こります。
熱中症に気をつけながら汗をかく程度の運動を行い、心さわやかにしてこの夏を元気に過ごしていきましょう(`・ω・´)!
吉田綾乃です。
先日、東洋医学会学術大会に参加してきました。
私が所属する北辰会のドクターコースに所属されている村井先生も講演されました。
北辰会は伝統鍼灸や中医学に基づく臨床と藤本蓮風先生の50年に亘る臨床実績から得た理論を実践しています。また、古流派鍼灸の技術も用い、心と身体と魂の救済を目指しています。
村井先生の講演は北辰会方式を用いた少数鍼治療の悪性腫瘍の改善症例でした。3例とも腫瘍マーカーの低下、結節影が縮小、頚骨溶解部の改善など、鍼治療の効果が顕著に奏した症例でした。
村井先生はじめ、多くのドクターが東洋医学の可能性を実感し、更に深く古典にも言及されておられる姿を再確認し、専門家である鍼灸師は気合を入れ直して行こうという気持ちになりました。
現代医学では、エビデンス(臨床結果などの化学的根拠)を強く要求されます。そのエビデンスから得られる有効な治療も数多くありますが、ガイドラインが確立していない疾患も現状では数多く存在しています。
数千年に亘り先人が得た東洋医学の知識と現代医学の知識を融合し、更に可能性を創造していく事が、今後の東洋医学に携わる人間の課題と感じました。
そして、時代の流れが急速すぎる昨今、ストレス過多な環境であり、故に人との関わりも希薄になってしまいます。心の不調から体の不調を引き起こす事も多いです。病める人の心の機微を察し、心身共に健康となれる医療が今とても必要とも感じます。
東洋医学は、誰もが実践出来る身近でやさしい、効果抜群の医療です。
これらを広める事が私達鍼灸師の大きな課題と感じました。
こんにちは、平山杏です。
来ましたね、つゆ(・∀・)
梅雨が明けると、一気に夏の暑さが到来します。
私は夏になると調子を崩していたのですが、昨年は夏バテなく過ごせました。
スイカのお陰で(・∀・)
今回は、そのスイカについてお話しします。
アイスの項でもチラッと書いた清熱デザートもご紹介します。
清熱とは身体の内部の熱を冷ますことをいいます。(体表の熱の場合は解熱といいます)
中国では、スイカは天然の『白虎湯』と呼ばれているそうです。
白虎湯は、暑気あたりや糖尿病など、のどの渇きの強い病気を治す為に使われます。
瓜科の野菜は水分量が多く、熱中症対策として、水分補給・ミネラル補給にもなります。
また、スイカの、特に皮や汁に多く含まれるシトルリンという成分に、血管を拡張させる働きがあるそうで、高血圧や、心疾患の人にもおすすめです。
私は、運動後や、何もしなくても暑いとき、頭がボーッとしてのぼせ気味のときや、胃もたれのときに食べますが、食後の体感としては、スッとする、涼しくなり、体温が下がる感覚があります。
摂取量が多いと、寒くなったり、便が緩くなります。
特に胃腸が弱く、下痢をしやすい人は加減して食べてください。
下記におすすめレシピと、効能を載せておきます。
デザート以外にも、酢の物やお漬物としても美味しいので、ぜひ今が旬のスイカを取り入れて、暑さに負けない夏を過ごしてほしいです(^^)!
【スイカとバナナのフラペチーノ】
①スイカ(白いところ)は、一番外のしましま部分をピーラーで剥き、適当に切って冷凍します。赤いところを使っても勿論オッケーです。赤い方が出来上がりの甘みは強くなります。
②バナナも皮をむいて小さくして冷凍します。
③凍ったスイカ(氷のサイズでいうと2~3個)とバナナ(1本)をミキサーに入れて、その高さの1/3以下くらいに牛乳または豆乳を入れます。
液体少なめがおすすめです。
あとはガーッとミキサーにかけてください。
甘さが足りないときは、はちみつを足してみてください。
[スイカ]
効能:清熱解暑、利小便、降血圧、除煩止渇
適応症:腎炎、糖尿病、口渇、高血圧、熱性喘息、高熱、イライラ、不眠、むくみ
[バナナ]
効能:清熱、潤腸、解毒、止痛
適応症:痔、便後の出血、習慣性便秘、歯痛、高血圧、感情動脈硬化症
実千代先生も作ってくださいました*
はじめまして。
今年の4月から土曜日のみ実千代鍼灸院のスタッフに加わりました大杉朋史です。宜しくお願い致します。
さて、いきなりですが皆さん何か趣味ってありますか?
私は「スポーツ観戦」が趣味です。
最近ですと、大相撲、ボクシング、サッカー日本代表の試合、プロ野球などを観戦していました。
スポーツ観戦が趣味の人にとって、その醍醐味は凄いプレーが見れて楽しい、贔屓にしているチーム・選手が勝つと嬉しい気持ちになる、感動など色々とあると思いますが、私は相手に勝つ為に想いと想いがぶつかり合う「真剣勝負」が楽しみで色々なスポーツを観戦しております。
実千代先生の治療をしている姿を見ていると鍼一本で患者さんの病に対する不安、苦しみなどに立ち向かっている姿はまさに「真剣勝負」そのものです。
「真剣になるかならないか、その度合いによってその人の人生は決まる」
松下幸之助さんの言葉です。
私も鍼灸の道をこれまで以上に真剣に取り組みたいと思います。