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実千代鍼灸院 Michiyo Acupuncture Clinic

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2017年11月22日(水)

最近のマイブーム

平野真奈です。

最近、ハマっている事があります。
テレビの対談番組を録画し、1回目は無音で出演者の表情や雰囲気だけを見ます。
(大体の話の内容は、画面のテロップから把握します)
2回目は音を出して、実際何を話していたのか、表情と照らし合わせて見ていくのです。
すると、人の表情の変化がより細かく見えるんです。

テレビは話の内容によって、明るい効果音や暗い効果音をつけ、雰囲気を演出している為、本音を誤魔化している気がしてました。
でも表情、特に目はウソはつけませんね。

以前、研修の際に、蓮風先生の治療を受けさせていただき時、目をジッと見られ
「少し緊張しすぎていたのがマシにな ってきた」とおっしゃいました。
どうやら、緊張で目が泳いでいたのが少し落ち着いてきていたそうです。
自分でも少し研修に慣れて、色んな事を見学させていただけるようになってきていた時でした。

東洋医学は、入室した時からすでに診断は始まっています。
表情だけでなく動作や、発信される気なども診察の一つに入っています。
しんどい時は表情が曇り、かもし出している雰囲気も暗いですが、元気になってこられると明るい表情になり、オシャレになりどんどん変化していきます。

鍼治療後に、心身ともに“パッと”晴れ渡る鍼をしていきたいです。

2017年11月15日(水)

津液(しんえき)

吉田綾乃です。

先日、北辰会の勉強会に参加してきました。秋晴れの三連休最後の日にも拘らず、実技指導、講義を担当して下さった先生方、ありがとうございますm(_ _)m

そして、毎回遠方から勉強会に参加の先生方の熱心さにも自分自身も鼓舞されます。

今回は、『飲食』と『気・血・津液(しんえき)』についての講義でした。

人は食べ物から体内で身体に必要な気、血、津液を作り出します。その中でも皆さんには耳慣れない「津液」について、勉強してきた事を一部紹介します。

身体に必要な水分の事を東洋医学では総じて「津液」と言います。

津液は、「津」と「液」に分けられます。細かく言えば、「津」は脈外の皮膚や肌肉を潤し、栄養を補給します。「液」は、脈中に入り筋骨を潤して関節の動きを滑らかにし、脳や骨髄を栄養する働きがあります。

津液が滞りなく体を巡っていると、お肌プリプリ、足腰滑らかに動くという事です。まるで高級な化粧水のようです(^.^)

また津液は体温を一定に保つ為に重要な役目を持ちます。

例えば、夏、気温が高い時は、体温も上がります。そうすると、津液の一部である汗をかいて、体温下げようと働きます。一方、冬、気温が低い時は、体内にも冷えが生じ、冷えの元になる津液を尿として排出し、体温を上げようとしてくれます。(津液は陰なので、陰を出すと身体の陽気が高まるという陰陽理論です)

私はいつもお風呂上りに暑くて水分を摂りますが、最近、寝ている間にトイレに起きてしまいます。冷えですね~(~_~;)年齢がいくと、喉はカラカラになるものの下半身は冷えて頻尿になるという。。。。とほほ。。。

このように、津液は体温の調節、つまり陰陽のバランスを保つ大きな役割があります。

津液を体内でよりよく保つためには、睡眠、散歩、ストレスを溜めない、胃腸に負担をかけない事を特に気をつけて下さいね。

私も津液をよりよく保って、健康優良婦人を目指します。

2017年11月11日(土)

文化の秋♪

こんにちは!橋本伸浩です。

私は美術館めぐりが趣味です。今年の秋は関西中心に大注目の展覧会が目白押しとなっています。11月10日現在行われているものでオススメは、大エルミタージュ美術館展、北斎~富士を越えて、ボストン美術館の至宝展、正倉院展、国宝展です!

特にテレビや新聞などでもとりあげられていますが、今回、京都国立博物館で行われている特別展覧会「国宝」に感動しましたのですこし紹介させて頂きます(´∀`)

この特別展覧会「国宝」は京都国立博物館開館120周年を記念して、展示物がすべて国宝という至上稀に見る貴重な展覧会となっています。日本全国からよりすぐりの逸品が集結していて、どれもこれも本当にすばらしかったです。私個人としては縄文土器「深鉢形土器」と桜図壁貼付 長谷川久蔵筆がとくによかったです!

また京都国立博物館の旧本館と正門も重要文化財で片山東熊という、赤坂にある迎賓館(←これも国宝)など、明治時代に活躍した建築家が設計したもので見所です!
正門と旧本館を結ぶ線上にロダン作「考える人」もあり、展示会以外でも楽しめますよ!

このように「国宝」は、日本の歴史上重要なものばかり、その国宝のなかに実は東洋医学にまつわるものも、複数存在しており、特に「医心方」と呼ばれる書物は984年に丹波康頼という鍼灸師が朝廷に献上したものです。「医心方」は平安時代、中国から「素問」「霊枢」から抜粋改編したものですが、「素問」「霊枢」は原書がほとんど失われていて、歴史の中で改修されています。そのため「医心方」は「素問」「霊枢」の原書を現代に伝えるものとして、世界的に見ても医学史上非常に価値の高いものとなっています。

残念ながら今回の「国宝」展には「医心方」は出ていませんが、出品物すべてが歴史上の価値において大変重要なものとなっています。せっかくの機会ですのでみなさまも、是非足を運んでみてはいかかでしょうか?

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