平野真奈です。
三寒四温が続く今の季節、20日の穀雨(穀物の成長を助ける為に雨が降る時期)を過ぎ、暦の上でもこれから降雨量が増える時期に入ってきました。
最近は雨が降ると梅雨並みの湿気で、この前、院内の湿度がなんと、70パーセントになってました(>人<;)
自分の家でも湿気がひどく、ついに布団にカビが生えてしまいましたΣ(゜д゜lll)
これはイカン!と急いで除湿器を購入m(__)m
急激な気温上昇も重なり、湿気と熱気が重なりジメジメと不快で、体にも影響が出てきました。
適度な湿気は大事ですが、過剰な湿気は体にとって「湿邪」という「邪気」となり害を及ぼしてしまいます。
湿邪の特徴は、重たく動きにくい性質があり、気の流れを阻害させ停滞させます。
代表的な症状は、体が重だる~くなることです。
湿邪は下部へ流れていく性質があるので、足のムクミが顕著になったりします。
また、湿邪の影響を最も受ける臓腑は脾胃です。
脾胃は消化吸収を司る臓腑です。
脾胃が湿邪にやられると、
・胃もたれ
・食欲不振
・体(特に手足)が重だるい
・下痢(泥状のベッタリしたもの)
・舌の苔が分厚くなり、口内がベッタリする
・皮膚の色が黄色くなる などの症状が出やすくなります。
私は全て該当しておりました…
湿邪にやられまくってますね。
こんな時は、室内の湿気を50~55パーセントにキープするよう、除湿器を活用すると簡単に湿度調節が出来ます。
脾胃に負担をかけないよう、しつこい食べ物(チーズやもち米系のもの)を控えた方がいいです。
また、手足をよく動かすと脾胃も動き、気が巡り、体も軽くなるのでどんどん散歩するのがオススメです。
気候も暖かくなり、新緑のキレイな季節になってきました。
自然を感じながら、ゆっくりと散歩するとすごく気持ち良いですね。
梅雨を快適に過ごせるよう、今から養生していきます。
4つの気の病気の説明中
気の作用6つ…。緊張で記憶が飛んでます。
吉田綾乃です。
4/8(土) 第8回目の東洋医学ミニ講座を開催しました。
その日は、朝から小雨がシトシト、湿気と皆さんの熱気で会場がムンムンする中での開催でした。足元悪い中、わざわざ足を運んで頂き、ありがとうございました。心より感謝申し上げますm(_ _)m
そして、今回は鍼灸師の松田蓮山先生が講義を聴きに初参加して下さいました。遠路はるばる東京からです。後ろの端の方で存在を隠しながらも、存在感のある、安心感を与えて下さる有難い存在でした。
今回のテーマは「気」についてです。「名ありて形無きもの」です。東洋医学の知識が少ないと理解が難しいのですが、初心者の方々にも解りやすく、平野先生が説明されました。気一元、陰陽論などの東洋医学の考え方の基本から説明されました。基本の勉強は、鍼灸師にとっても大事な機会です。自分の技量に合わせて理解が広がりました。
次に、私が「気」の作用を6つ説明し、その後に代表的な「気」の病気を4つ説明しました。
内容については、スタッフ3人でテーマと大まかな内容を決めます。その後、それぞれのパートの原稿作成に掛かります。3人の原稿を根気よくチェックをして下さる院長には、感謝の一言です。
私達にとっては、講義当日より準備の数週間が緊張感溢れる時です。毎回、超えられいハードルを歯を食いしばりながら、よじ登っている感じです。でも、院長からOKが出た時の喜びは一入。当日までの気合いに変わります。
次は、橋本伸浩先生の養生法でした。
4つの「気」の病気、「気虚」「気陥」「気滞」「気逆」それぞれの養生法を説明されました。参加者の皆さんには、事前にチェックリストを通して、自分の体のタイプを確認して頂きました。皆さん、ご自分の為、ご家族の為にと前のめりで聴いておられました。息子の喘息の養生が良くわかりました。早速実践して行きます、と養生をメモしている小学生のお母様。ご家族は幸せですね。
最後に実千代先生のまとめのお話。日本人の寿命は世界一だが、健康寿命は平均寿命より約10才も低い事を例に挙げながら、養生の大切さを説明されました。
まとめの以外でも、私達スタッフ3人の説明の合間に、タイミングよく補足を追加して、流れをスムーズにして下さいます。私が冷静に戻れるgood timingです。さすが、全体のバランスを整える東洋医学の先生です。
今回で8回目のミニ講座。少しだけ落ち着いて話が出来るようになりましたが、新しい課題も出て来ました。背伸びしながら歩いていても、いつの間にか地に足がつき、またすぐ背伸びが始まる。それの繰り返しの上に成長があるものですね。
次回は7月を予定しています。小山をよじ登る準備、始めて行きます(^.^)
色々駆使して説明する平野先
生。
話し出したら止めれない院長。
自宅マンションの桜
今年はきれいに咲いていますね♪
こんにちは!橋本伸浩です。
ここ数日でいっきに桜が開花し、きれいなピンク色の花びらが見られるようになりました。
桜は「日本では、ほぼ全土で何らかの種類が生育可能である」とありますが、害虫や病気に
弱く、きれいに育てるのが難しい木でもあります。
しかし、美しい姿からみなに愛され、大切に育てられ、日本各地に桜の名所があります。
桜の名所にある木々は花びらの数が多く、生命力に満ち溢れています。
人間も日ごろの身体のメンテナンスを行い、一人ひとりが大切にされる社会になれば、
もっと社会全体が生命力の溢れた、きれいな心の人がいるところになっていくと思います。
僕個人として、実千代鍼灸院に来られるみなさまに対して、思いやりを一段ともって
精進していきたいと思います。