こんにちは、平野真奈です。
先日、頻尿が続くな~と思っていたら急に排尿時痛が出現し、血尿が出て気付きました。
初めての膀胱炎…でした。
症状の出現した日が研修だった為、蓮風先生の治療を受け、1本の鍼で治療後には全て症状が治まっていました!
これには、本当にビックリしました!
改めて、鍼の凄さを体験させていただき、本当に感謝です。
膀胱炎は、尿道内に細菌やウイルスが入り、炎症を起こすと西洋医学ではいわれています。
東洋医学では、大きく分けて冷えからおこるものと、熱からおこるものの2種類があります。
尿の場合の寒熱は、熱からおこるものだと、尿の色が濃ゆく、臭いがキツくなります。
冷えからおこるものは、尿の色が無色で、臭いはさほどないものが多いです。
確かに、いつもと違い、尿の色がやたら濃ゆく、臭いもキツい状態が数日続いていました。
これも、一つの体からのサインだったんですね…
私の場合は、もともと食べ過ぎ・便秘で湿熱をこもらしているところに、急激な気温低下時に、薄着で体を冷やしてしまいました。
これは、寒さによって、体温調節の一つである毛穴が閉じ、さらに、体の中に熱をこもらせました。
そこに、もともと弱い腎・膀胱に湿熱が停滞し、湿熱が溜まりすぎると、尿道を傷つけ排尿痛や血尿が出現しやすくなる為、膀胱炎として症状が現れたのだと思います。
今まで沢山の方が鍼灸治療で良くなっていかれる姿を目の当たりにして、スゴイと思っていましたが、自分自身が体験すると、鍼をさらに信じるようになりました。
効く鍼が出来る鍼灸師へと、さらに勉強せねばと決意しました。
年末年始、食べ過ぎ運動不足が続きそうですが、食べたらその分運動し、胃腸の働きを良くして、健康に新年を迎えたいと思います。
今年も一年、様々な患者様との出会いと通してたくさん学ばせていただきました。
来年もよろしくお願い致します。
こんにちは!橋本伸浩です。
いよいよ12月を迎え、気忙しい思いをする時期になりました。
12月7日は二十四節気の「大雪(たいせつ)」で、山の周辺だけでなく平地でも雪が降り始め、動物達も冬眠を始める冬の到来の時期です。
また七十二候では閉塞成冬(そらさむくふゆとなる)。これは天地の気が塞がって冬となるという意味があります。
では12月7日~12月21日(大雪~冬至)までは、東洋医学で身体にどのような影響があるか、見てみましょう。
「冬至」は一年でもっとも昼が短い日なので、一年の中でもっとも陽気が少なく、陰気が増す日になります。
なので「大雪」~「冬至」の時期は身体の陰気を養う時のため、体を激しく動かしたり、汗や血などの陰液を出すことは控えたほうが良いです。
※東洋医学の陽気と陰気について簡単に説明すると、陽気は身体のエネルギーのことで、火のような性質があります。陰気は陽気を高ぶりすぎないように抑えるブレーキの役割をしていて、水(液体)のような性質があります。陰液とは陰気が液体に転化したもので、汗、血、体液のことを指します。
今年は例年より温かいため陰気を補いにくく、厚着や暖房などにより汗をかいてしまうと、身体の陰気が不足し、陽気過多になってしまいます。
陰気(陰液)が不足すると、口渇や口唇や皮膚の乾燥、便秘や硬い便、などが起こってきて、ひどくなると不眠、手足のほてり、のぼせる、筋肉が引きつりやすい、頭のふらつきなどの症状が出てきます。
この様な症状がある方は、しっかり睡眠を取ることにより陰気を養い、薄味のスープで陰液を補っていくことが大事になって来ます。お風呂の温度も熱くしてしまうと、身体が陽に傾き、陰が不足するので、例年より少しぬるめに設定すると、より良いでしょう。
以上のことを実践して、冬至そして今年を体調万全で締めくくれるように、力を抜きながら頑張っていきましょう(`・ω・´)!