吉田綾乃です。
4月16日土曜日、第六回ミニ講座が無事に終了しました。毎回満員で、私の緊張も益々高まり、覚えたはずの講義内容が始まる前に飛んで行ってしまいました(・・;)
今回のミニ講義では、伸先生が敏腕カメラマンとして登場。和やかな会場の雰囲気と私のこわばった表情をバッチリカメラに収めてくださいました。
会場は、いつもの治療所。5台の治療ベットを片付け、折り畳み椅子だけを並べて準備です。(因みに後片付けも皆さん総出で感謝です)パソコンもスクリーンもなし。あるのは手書き模造紙と手作り指差し棒だけ。なんともアナログ、昭和の香りプンプンです。
自分の出番は3番目。原稿ばかり気になり、後で思えば、院長と平野先生の講義内容が全く思い出せず。2人の余裕の表情が浮かんで来るだけです。人前で話すのは、緊張し何度やっても慣れません。
まず院長から東洋医学全般の説明です。身近な例を挙げ、分かりやすく、参加者の皆さん前のめりで聞いておられました。私も前に座って落ち着いて聴きたい気分でしたが、自分の出番に心ここにあらず…。勿体無い限り。
院長のブログにもありましたので内容はあえて控えます。 『肝の臓』の説明をされた平野先生は、いつもキリッと手際のいい動きとは一味違った一面を覗かせ、ジョークを織り交ぜながら、笑顔満開の緩みモード。臨床現場で経験を積み重ねた余裕を感じました。
最後に私、吉田が『脾の臓について』話をしました。くよくよ考えすぎると脾の臓に負担がかかってしまうんですよ、と説明しながらも、講義後に満足いく話が出来なかった事をいまだに悔んでしまいます。次回こそは、講義後のすがすがしさを味わいたい!しっかり準備しよう!と誓っています。
そして、お土産として、師匠の藤本蓮風先生の著書『鍼1本で病気がよくなる』から「健康に生きる為の十三か条」をお配りしました。
早速、講義後の治療に来られた患者さんの中には、「口角が切れてきたから、食べ過ぎかなぁ?控えるわ」と自ら体調管理に役立てておられる方もいらっしゃいました。
暫く終わった安堵感に浸っていたい気分ですが、そんなに甘くはないです。歩みは止めず進んでいきます。
橋本伸浩です。今回は東洋医学で考える病気の原因について解説していきます。
発病の原因を「病因」と呼びます。西洋医学の病因の種類として細菌やウイルス、ホルモンバランスの乱れや交感神経の乱れなどがあります。このように原因がはっきりとしているものに対しては抗生物質やホルモン薬などですばらしい効果を上げることができますが、原因がはっきりとしない不定愁訴や原因がわからない症状などに対しては現状対症療法しかなく、根本的な解決になっていないため、ずっと薬を飲み続けなければいけない状態になってしまうことがあります。
東洋医学では、病因はすべて「身の回りにある」と考えるので原因がわからないという事はありません。具体的に話ますと、まず大きく2つのグループに分けることができます。外部から体を傷害する「外感」と体内から異常を起こす「内傷」とに分別されます。
外感は気候の異常な変化である「六淫」とけがや伝染性の病などがあります。
内傷は過度な感情の乱れである「七情」、食事の不摂生や大量の飲酒を指す「飲食不節」、過度な労働や運動不足を合わせて「労逸」があります。
たったこれだけ?と思うかもしれませんが遺伝のような体質的素因や先天的な病因、薬物や化学薬品の影響などの例を除けば、病因はこれですべてです。では病因はこれだけなのに、なぜさまざまな症状がでるのかという問題があります。これは病が生じ進展するメカニズムのことを病機と呼びますが、人によってこの病機が十人十色で異なるため、同じ病因だからといって同じ症状がでるわけではないのです。
平野真奈です。
三寒四温のこの時期、先週は、不養生がたたり、声が枯れてかなりドスのきいた声に…
実千代先生に治療していただき元の声に戻りました^ ^鍼はすごい!
自分が体調悪くてどうしようもない時、
鍼を一本打ってもらい、その後症状が楽になった時の嬉しいこと。ありがたいこと。
その時にじんわりと治療者の温かみをとても感じます。
月に1回蓮風先生のところに研修に行かせていただき、治療を受けさせていただいてます。
多くを語られませんが、私がしんどい時はただ一言、「変な力入れるなよ。」「負けるなよ。」などポツリと心に響くことをおっしゃりながら治療して下さいます。
何も言ってないのに、なぜわかるのだろう?
今日は何をおっしゃるのだろう?と毎回ドキドキです。
来院した時から、言動や服装やその人が発してる気など、色々なことを感じとり、タイミングや言う加減なども考慮して、アドバイスして下さってるのだろうなと感じます。
これは、相手を思いやる気持ちがあってこそ出来ること。
治療理論、技術とともに、これから学び成長していきます!