副島香織です。
日々行う問診では、患者さんのバックボーンを始め、虚実、寒熱、そしてバランスの崩れを起こしている臓腑を明らかにしていきます。
時に、患者さんの訴えと問診情報の整合性が合わないときがあります。
患者さんも気づいていない、過去の出来事や、御本人の性格、感情の変化が、症状の裏に隠れていることもあります。
患者さんと実千代先生のやり取りから、「そういうことだったのか!!」ともつれた糸が解けていく瞬間がよくあります。
この本質を見抜く事が大切だと感じます。
経験や知識はもちろんのこと、人間理解の引き出しの多さも求められると痛感します。
引き出しを増やすには…
日々いかに問題意識を持って、治療にあたっていくか…難しいです。
心の中にいつも「何でだろ~?」を持って…引き出しをたくさん増やすべく、臨床から学んでいきたいと思います。