疳虫、夜泣き、アトピーで治療を受けている2才の女の子。
夕方になると「鍼に行く~」と自ら訴え、治療にやってきます。
先日は、「今日は鍼灸院お休みだよ」
とのお母さんの言葉にも耳を貸さず、鍼灸院に鍵がかかっていることを確認、さらには近くのビルから鍼灸院に明かりがついていないことを確認して、ようやく納得。
お母さん、ご苦労様です。
まだ言葉はそれほど話しませんが、鍼を受けている時は、まるで「気持ちええで~」と聞こえてきそうな表情です。
初診時に比べ表情がずいぶん柔らかくなりました。
夜泣きや疳虫。
湧き上がる様々な感情に戸惑い、どうしていいのかもわからず、泣き叫んだり、物を投げたり…
鍼をすることで、おだやかな気持ちになれること、ちゃんと分かってるんですね。
周囲も大変ですが、一番苦しかったのは当の本人かもしれません。
副島香織