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実千代鍼灸院 Michiyo Acupuncture Clinic

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2012年11月17日(土)

天人合一

松本です。
数日前から一気に寒くなってきましたね。

乾燥した季節の方が僕は過ごしやすいです。
雨が降って湿度が上がると身体重くなって動きたくなくなるんです。

皆さんはどうでしょう。
季節によって体調の変化感じていますでしょうか。

中医学の特徴の一つに『天人合一』という考えがあります。

これは人と自然は深く関係しているというものです。
なので、季節、月の満ち欠け、風向き、時間帯、天候など自然の変化に人の身体は影響を受けます。

じゃあその自然にどう対応していったらいいの…。

それが今から2000年以上前に既に述べられているんです。
東洋医学のバイブル 『黄帝内経』 という書物の中で。
すごいっすね~!
実千代鍼灸院でその『黄帝内経』を勉強してる最中なんですが、この書の壮大なロマンを感じます。読んでると頭の中に宇宙が思い浮かんできてワクワクする時があるんです!

その中に四季の気候変化に従い、体力の調節をすることによって養生と疾病予防につながることが書かれています。

『素問 四気調神大論』という篇で
その中に、これからさらに寒くなる冬について書かれてある部分があります。
「冬の三か月は万物の生活機能が潜伏閉藏する季節である。
この時期には…少し早く眠り、少し遅く起きるべきであり、起床と就寝の時間は、日の出と日の入りを基準とするがよい。
心を埋め伏し、しまい隠しているかのように安静にさせる。
ちょうど人に話しにくい私情があるかのように。
また、すでに秘密をつかんだような愉快な気分で、厳寒を避け、温暖に保ち…云々。」
とあります。

僕はここが好きです「秘密をつかんだような愉快な気分」。
単に心を隠すだけでなく愉快な気分…面白い! 愉快! 愉快!
身体面だけでなく精神的なことまで書かれている、東洋医学の素晴らしさに感動します。

この『黄帝内経』に書かれている養生を心がけながら生活していきたいものです。

けど日の入り時刻に就寝だったら…5時に寝なあかん…。
無理ですけどね 笑!
2000年前の話ですから夜は暗くて今とは全く環境が違いますもんね。
普段より早めに寝るという事で心がけようと思います。

ありがとうございます~。

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