こんにちは。橋本伸浩です。
私はもともとカレーが好きでしたが、ここ1年ほどカレーにはまっていて週に2回ほどは食べに行っています。
今回は日本の国民食とも言えるカレーに関して紹介していきます。
そもそもカレーは多数の香辛料を用いて食材に味付けをする料理のことを指します。カレーの発祥はインドですが、インドでは香辛料を使った煮込み料理それぞれに固有の名前があり、「カレー」という名前の料理はないそうです。
なってこったい<(_ _)>
イギリス人がインド料理をカレーと総称して世界に伝えたことでインド=カレーという考えができたそうな。
インドは1765年頃~イギリスの植民地となりその頃にカレー料理が英国本土に紹介され評判になりました。
元々高級品であった香辛料を使いなれていないイギリス人は、カレー粉を開発しカレーを英国の家庭料理として普及しました。
そのイギリスのカレーが明治時代に日本に伝わり、小麦粉のとろみをつけたルーと白米で食べるカレーライスが誕生しました。
日本のカレーのツールはイギリスにあり!だったんですねー。
カレーは近年健康効果が注目されていて、ターメリック(ウコン)は脳内の炎症を抑えアルツハイマーやうつ病の予防になるとされています。
またスパイスにより全身の体温が上昇し手足が温まり、体温が上がることで免疫力も上がり風邪を引きにくくなる効果も報告されています。
東洋医学では香辛料は五味(酸・苦・甘・辛・鹹)の内、『辛味』です。
『辛味』は発散させる効果(発汗)と、体を温め寒さを取り除く効果、滞っている気をめぐらせる効果(行気)があります。
カレーの中には『辛味』を含む食材がふんだんに入っているため、体質が寒タイプ(温かい物を好む、寒がり)はオススメしますが、熱タイプの人(冷たい物を好む、暑がり)は食べ過ぎないよう気をつけなければなりません。
しかし熱タイプの人でもカレーを食べると発汗する人は食べても問題ありません。発汗は身体の余分な熱を取る働きがあるため、食事で温めながら発汗で冷ましバランスが取れます。
私も熱タイプですが、食べたあと大量に発汗するため、食べた分の熱を外に漏らしているので、身体もカレーを食べたあとはスッキリします(笑)
最近辛い物が流行っていますが、ストレスが多い現代社会において香辛料の行気作用と、発汗によってストレスを発散できるカレーがおいしく感じるのは当然かもしれません。
普段家でしかカレーライスを食べない人もカレー屋の香辛料の入った本格的なカレーを味わい、発散してみてはいかがでしょうか?