こんにちは、小川 環です。
10月に入りすっかり涼しくなり、乾燥する様になりましたね。
東洋医学の五行では、秋は「肺」、「燥」、「白」などにあたります。
肺は臓腑の中で最も高い位置にあり、他の臓器を覆う蓋の役割を持っているので、外気の影響を受けやすいです。
そして肺は陽臓と言って、陽気が強いので、熱を持ちやすい性質があり、潤いを好み乾燥に弱いです。
また皮膚や大腸などの粘膜とも、密接に関わっています。
こうしたことから、肺が不調になると喉や肌の乾燥、便秘になりやすいといった影響が出てきます。
そして、今年の異常に暑い夏は普段よりも、汗をたくさんかく方が多かったのではないでしょうか。これは「陰血」といって「身体の潤いや血」を消耗しやすく、「乾燥」につながりやすいです。
・汗をたくさんかく
・睡眠不足をする
・スマホやPCで目を酷使する
こうした夏の影響や普段の習慣から、大切な「陰血」を消耗しやすくなります。
これからの時期は乾燥に留意して、少しでも早く寝て、肺の潤いを守り、体調を崩さない様にしたいですね。
ちなみに秋は肺を潤す「白い食材」がオススメです。
大根、れんこん、白ごま、梨、ぶどう、山芋、豆乳などなど…。
「白砂糖」などの精製された「白」は「白い食材」に該当しませんので、ご注意を。