真っ暗な中で
空を見上げたら
信じられない程の
星が美しく輝いてた
誰も見てない暗闇で
その存在を
思い切り輝かせてた
手を伸ばせば
届きそうな程
近いけど
本当はずっと遠くて
なのに
遠い満天の星と
地上の小さな人間は
ひとつになって
大きな宇宙の中に
溶け込んでた
地球と太陽が
見事な距離感で
バランスとってる様に
人と人も
お互いの為に
程良い距離感を
保たなきゃ
それは
冷たいわけでも
愛情が無いわけ
でもなくて
微妙な距離感で
互いに活かされてく
親子でも夫婦でも
恋人でも兄弟でも
あらゆる人間関係に
通じるもの
潔癖はたまに
正義感になって
頼りにされる
潔癖はたまに
白黒はっきりさせて
真っ二つに分断する
潔癖はたまに
炎と燃えて
自分を焼き焦がす
でも潔癖には
安心感もたくさん
真っ白な中に
黒を許して
その潔癖を保てば
素晴らしいね
良く生きてこそ
良く死ねる
とは師の言葉
生きて死ぬことは
寝て起きる事と
同じよう
潮が満ちて
また引くのと
同じよう
人間の生命は
根底では
あらゆるものと
連鎖していて
派生しては
また
大いなる宇宙に
帰っていく
そして
深き縁に触れて
再び
派生してくる
この不可思議で
ダイナミックな
宇宙の営みに
合掌したい
繊細な神経は
人一倍美しさを感じて
人一倍歓びを感じて
幾重にも波動を広げる
繊細な神経は
人一倍醜さも感じて
人一倍憂いも感じて
時に自分を消したくなる
繊細な神経は
どっちの方向へ
人の何倍も
心に刺さる棘を
そのままそっと
受け入れて
その痛みを
感じてみたら
きっとわかるはず