西宮ガーデンズ入り口に見事な桜。気の流れが変わりますね。
昨日は北辰会の役員講師研修会に参加してきました。
午前中から夕方まで実技三昧のかなり内容の濃い研修で充実感で一杯になりました。
今回は内科医と整形外科医の両先生方と共に実技をさせて頂きましたが、
北辰会にきて鍼を勉強されるお医者さんは皆さん正直で情熱的な先生が多いですね~(笑)先生方の職場でのぶっちゃけトーク笑ってしまいました。
また関東支部の後藤先生から、脈診やフェザータッチのよりベストな方法等を教えて頂き、皆さん興奮して学んでおられました。
治療もして頂きましたが、整体を丸ごと捉えつつ、何処をポイントにすれば全体が整うかを知悉しておられ、そのスゴ技(笑)には驚かされました!
実技の後は蓮風先生が来て下さり、開口一番、大事な事は人間理解です!との核心のお話があり、不動の風格を感じました。
後の懇親会でも蓮風先生も頗るお元気で私達と時間を共有して下さいました。また二次会での油谷先生の爆発トーク(笑)、ほんとに楽しかったです!色んな角度からの考え方にワクワクしました。
総じて北辰会は鍼を心から愛し、より鍼を極めて、多くの人を皆んなで救っていきたいと切望してるロマン(笑)溢れる団体かと。そう思います。幸せな事です。
数週間に一度よしみのお花屋さんに注文する事にしました!
上のカーネーションは1回目、このグロリオサは2回目のお花。明るくなっていいね。
小学生の息子が、昼寝から覚めてボソっと「そろそろ鍼に行かなアカンわ…」と言うんです(笑)とお母さん。
様々症状がありましたが、長く鍼を続ける事で、症状の改善だけでなく、性格が温和になり、且つ客観的に自分を見つめれるようになったようです。
現代は子供も神経過敏過ぎて体調不良になるパターンが多いですね。
お母さんが調子悪そうなら子供から「鍼に行ったら治るよ~」と言われるそうです。
こうして子供達が進んで鍼に行く!と言ってくれる事は何より嬉しいです。
この平和な治療法、鍼灸や東洋医学の考え方がどんどん見直されて国民的医療になって欲しいと切望します。
さすれば、病人は減少して、心にもゆとりができて、家庭が平和になります。世の中にも平和の連鎖が広がりますよ。
患者さんの手作りのお雛様。
今度は端午の節句、立派な兜を作ってきて下さいました!
先日、師匠が「気」の話しをされました。その中で、「鍼を持つ人の意思が伝わる、これが気の世界だ。」と言われました。
とても重い一言です。
正に師匠が常々重要視されてる心持ちの大事です。
鍼の効果を引き出すのは、どこまでも術者側にあるということです。鍼の責任でも患者さんでもない…
厳しい厳しい世界。ウソやハッタリは微塵も通用しない世界。
自分の胸に手を当てて、どの様な心持ちで鍼を持っているのか、常に問うべきですね。
鍼に感動しつつも自己を振り返り見つめる、その繰り返しの中で、院内にもリズムある心地よい気が作られていくのかも知れません。
鍼と向き合う事は自身の心持ちの軌道修正でもあるとつくづく感じます。
師匠も今尚、その自己と闘い鍼を極め続けておられます。
その御姿に感動を禁じ得ません。師匠の鍼の世界は無限大です。
日々のこころいろいろより「シュウカイドウ」
昨日の日曜は北辰会エキスパートコースの勉強会でした。
今回は、師匠蓮風先生の「特発性間質性肺炎」の症例と、長年師匠の元で修行を積んで昨年独立開業された各務祐貴先生の「下咽頭がん、アルコール依存症」のビックな2症例でした!
久々の症例発表でワクワクしましたね~(笑)質疑応答も活発で良かったです!
鍼一本で、この様な難病を治されてしまう…本当に凄い事です。
また師匠の丁寧な症例解説の中で、ボソっと語られる一言一言もとても深い内容で、本当に勉強になりました。聞かないと損です。それ程の内容です。
各務先生は、まだ独立して一年も経ってない中、難しい症例を根気よく治され示唆に富んだ内容でした!
時間がなくてディスカッションが短く勿体無かったですが、新風副代表と奥村学術部長の解説コメントもストンと腑に落ちて消化不良はやや改善されました(笑)
後の飲み会で、再びのディスカッションをしましたが、色んな先生が熱く語られる姿に、
皆んなこうして1人の患者さんと真摯に向き合って日々臨床されてるんだなぁと、その情熱に感動しました。
分からない事や難しい症例もこの飲み会で赤裸々に語られるメンバーの謙虚な姿…北辰会って素晴らしいなぁって自賛しちゃいますね(笑)
母の誕生日にとお花頂きました。
亡くなって12年。私も忘れてたのに…感謝。
先日、同業者の友人と臨床の話をしてると、突然わぁと彼女が泣き出し(笑)、
ど、どうしたの?と聞くと、アトピーの子どもが中々治らなくて。。。という事で。
泣く程にその子の事を考えて、本当に優しいなぁと感心してしまいましたが、
術者は主観的に診ていった方がいいよーとアドバイスさせてもらいました。
アトピーのお母さんも術者も同じ様に、早く治って欲しい!と思い過ぎると、子どもはプレッシャーになります(笑)。
当然心配ですが、目が行きすぎて神経質になり過ぎると悪化します。何でも過ぎたらあかんのです(笑)。
どこに酷くなった原因があるのか、冷静に、客観的に見つめられるのは術者ですので、
お母さんと同じように感情的に心配し過ぎると、原因の追究が出来なくなりますし、折角の鍼も効果減です。
優しい心持ちで客観的に診て、全体観に立って幅広く原因を見つめ、的確に体表を捉えて鍼をして、
そして、お母さんの心身(精神状態)を安定させてあげるとドンドン効果が出ます。
ここが一番難しいですが、こちらもそういった意味では修行させてもらってます(笑)