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実千代鍼灸院 Michiyo Acupuncture Clinic

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院長のブログ 実千代院長の最新ブログ

2017年4月10日(月)

弛緩と緊張のバランスが大切。


家の近所で夜桜。


誰もいなくて違う世界みたい。

人は伸び伸びと生きていたらあまり病気はしません。身も心もわだかまり無くスッキリとね。

それが今は何かと緊張する事が多い社会になって、子供から大人までゆとりが無く硬い感じ(笑)。

東洋医学では、この緊張の事を肝鬱(かんうつ)と言います。肝蔵の気は、木が枝葉を大きく伸ばしてる姿に例えられますが、

何かに囚われてそれが出来ず、鬱してる状態が肝鬱です。

伸び伸びと心身が緩んでいてこそ、いざという時に緊張でき力も出ます。緩みあってこそ能力発揮ですね。

緩みが無くずっと緊張状態が続くと様々な病気を発症してしまいます。

特に緊張が酷い人の特徴として、声をかけたらやたらと驚いたり、目をカッと見開いたり(笑)する人。。。頑張っちゃダメです。

自分では気付かないと思いますが、その様な人は心身共に過緊張になってます。

鍼はこんな緊張を緩める効果が抜群ですので、治療が終わった後皆さん穏やかなお顔になりますね。

2017年4月6日(木)

楽して大成してる人は皆無。


「日々の心いろいろ」より(呉羽枝垂)

ある記事に、ある人が栽培したトマトの糖度は市販のトマトの2~3倍になるとありました。

理由は「スパルタ農法」との事。水と肥料を極力少なくする事で、トマトを甘やかさない。

トマトは必死で養分と水を吸収しようと茎や葉っぱに産毛を生やして、吸収率を良くするそうです。納得の法則です。

人も同じですね~。甘やかされてばかりいたら本物には絶対なれません。絶対に。その時は楽かも知れませんが不幸としか言いようがないです。

悔しい思い、辛い思いをしながらも必死で前進しようとするその心根に本当の自分の個性の開花があると思います。

諦めたり腐ったりせずに成長していこうとする人は、年齢関係無く青年だと思います。

吉川英治氏の「苦に徹すれば珠と為る」の言葉通りですね。

根っこをしっかり張れば後は大樹になります。特に若い時に保守では勿体無いですね。

この春、様々な思いで子供達も大人も新しい世界に飛び込みます。色んな思いを沢山沢山して鍛えられます。

お母さんは後ろからその姿をどっしりと見守っていきたいですね~。どっしりと(笑)

2017年4月5日(水)

自然治癒力を邪魔しない医療。


近所の桜。これだけが満開です!

最近、友人のお見舞いに病院に行きました。駅直結で豪華ホテルも真っ青の新しい大病院でした。

肺癌で手術も出来ないステージ4らしく、肺に胸水が溜まり真っ白で咳と息切れ、発熱もありました。

ロビーで話しながら脈や舌を診て、古代鍼を少し翳すと、咳がマシになります。舌の状態からまだまだ大丈夫です。

治療方針は検討中との事ですが、とにかく身体に負担のかかる治療はしないで欲しいと願うばかりです。心の底から止めて欲しいです。

医者が自然治癒力の素晴らしさを知っていれば、強すぎる化学療法は出来ないはずです。

人間は常に常にバランスをとろうと働いてます。そのお手伝いをする事がこれからの医療です。

友人からメールが入り、あれから胸水がはけてきてステージも変更の可能性が出てきたと言われたらしいです。

ともかく心も体も気力を失わない治療や関わりが大切です。

2017年3月31日(金)

懐かしい患者さん来院。


「日々の心いろいろ」より(ワイルドストロベリー)

何年経っても思い出して来てくださる患者さんに心から感謝します。今日も実家に帰る途中なのでと、数年ぶりに親子で来院して下さいました!

お顔を拝見して懐かしさでいっぱいになりました。

かなり敏感な患者さんで、普通の人より感受性が何十倍だから様々キャッチしちゃうね、とお話ししましたが、

この様な過敏過ぎる患者さんは、受け皿オーバーした分が身体にきます。全身が針で刺されるように痛むとの事。

でも鍼灸院に行けると思ったら今日不思議とマシなんです(笑)と。嬉しいですね。

過敏な人ほど症状も激しいですが、鍼の効果も抜群です。

この患者さんの様に、医者にどこを検査しても異常ありませんと言われて来院される方は多いです。

こんな人こそ体から心、そして魂まで響く鍼がいいですね。

2017年3月25日(土)

とっさの判断を迫られる時。


家の近所のモクレン。

医療関係に携わっていると、必ずとっさの判断を迫られる時があります。

とっさで無くても患者さんが、先生どうしたらいい?と選択に迷っておられる時のアドバイスも日常茶飯事です。

判断を間違えば中にはとんでもない事になりかねません。

先日も、緊迫した声で遠方の患者さんからお電話がありました。

主人が職場でよだれが出てろれつが回らないらしく、どうしたらいいか鍼の先生に聞いてみて!という事でした。

が、そのご主人は一度も鍼治療された事は無く知らない人です(笑)

片手が痺れたり、後頭部が重かったり痛かったりが無かったら、直ぐ病院行かなくても大丈夫ですが、それらがあれば直ぐ行ってください。

とにかく水を飲んで横になるようにと指示しました。

その日はそれで落ち着き、次の日病院に行くとやはり軽い脳梗塞だったらしくとても感謝されました(笑)

ご家族が鍼治療を受けてるのを見て信頼して下さってる事が嬉しかったですね。

でも、どう考えても脳梗塞の症状ですし、知らない患者さんなら尚、直ぐ病院に行くように勧めたほうがいいとは思います。

こちらの神がしっかり安定して無いと判断が狂います。どこまでも術者が健康でないといけませんね。師匠の教えです。

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