家の近所で夜桜。
誰もいなくて違う世界みたい。
人は伸び伸びと生きていたらあまり病気はしません。身も心もわだかまり無くスッキリとね。
それが今は何かと緊張する事が多い社会になって、子供から大人までゆとりが無く硬い感じ(笑)。
東洋医学では、この緊張の事を肝鬱(かんうつ)と言います。肝蔵の気は、木が枝葉を大きく伸ばしてる姿に例えられますが、
何かに囚われてそれが出来ず、鬱してる状態が肝鬱です。
伸び伸びと心身が緩んでいてこそ、いざという時に緊張でき力も出ます。緩みあってこそ能力発揮ですね。
緩みが無くずっと緊張状態が続くと様々な病気を発症してしまいます。
特に緊張が酷い人の特徴として、声をかけたらやたらと驚いたり、目をカッと見開いたり(笑)する人。。。頑張っちゃダメです。
自分では気付かないと思いますが、その様な人は心身共に過緊張になってます。
鍼はこんな緊張を緩める効果が抜群ですので、治療が終わった後皆さん穏やかなお顔になりますね。
「日々の心いろいろ」より(呉羽枝垂)
ある記事に、ある人が栽培したトマトの糖度は市販のトマトの2~3倍になるとありました。
理由は「スパルタ農法」との事。水と肥料を極力少なくする事で、トマトを甘やかさない。
トマトは必死で養分と水を吸収しようと茎や葉っぱに産毛を生やして、吸収率を良くするそうです。納得の法則です。
人も同じですね~。甘やかされてばかりいたら本物には絶対なれません。絶対に。その時は楽かも知れませんが不幸としか言いようがないです。
悔しい思い、辛い思いをしながらも必死で前進しようとするその心根に本当の自分の個性の開花があると思います。
諦めたり腐ったりせずに成長していこうとする人は、年齢関係無く青年だと思います。
吉川英治氏の「苦に徹すれば珠と為る」の言葉通りですね。
根っこをしっかり張れば後は大樹になります。特に若い時に保守では勿体無いですね。
この春、様々な思いで子供達も大人も新しい世界に飛び込みます。色んな思いを沢山沢山して鍛えられます。
お母さんは後ろからその姿をどっしりと見守っていきたいですね~。どっしりと(笑)
近所の桜。これだけが満開です!
最近、友人のお見舞いに病院に行きました。駅直結で豪華ホテルも真っ青の新しい大病院でした。
肺癌で手術も出来ないステージ4らしく、肺に胸水が溜まり真っ白で咳と息切れ、発熱もありました。
ロビーで話しながら脈や舌を診て、古代鍼を少し翳すと、咳がマシになります。舌の状態からまだまだ大丈夫です。
治療方針は検討中との事ですが、とにかく身体に負担のかかる治療はしないで欲しいと願うばかりです。心の底から止めて欲しいです。
医者が自然治癒力の素晴らしさを知っていれば、強すぎる化学療法は出来ないはずです。
人間は常に常にバランスをとろうと働いてます。そのお手伝いをする事がこれからの医療です。
友人からメールが入り、あれから胸水がはけてきてステージも変更の可能性が出てきたと言われたらしいです。
ともかく心も体も気力を失わない治療や関わりが大切です。