「日々の心いろいろ」より(カーテンコール)
昨日は北辰会エキスパートコース勉強会でした。蓮風先生が欠席で淋しかったですが、いつまでも甘えてられませんね。副代表が堂々引っ張って下さってました。
午前中は実技で竹下先生と鍼の試合(笑)をしました。手の気持ち良さと独特な刺鍼技術…いつも乍ら素晴らしいです。
お昼からは、副代表が今度ある学会で発表される北辰会の基礎を全て網羅した講義をされてましたが、
兎に角、鍼の後、お昼直後、優しい声…眠気に負けました(笑)
しかし、その後の震災時の治療の要点や刺鍼デモは目がぱっちり。副代表は刺鍼されてる姿がホント美しいです。一度鍼を受けてみたいですね。
最後は坂井先生の症例発表でした。先生の頭の良さが滲み出てました。若手人材が続々育ってる事にワクワクします。
終わってからは、恒例の飲みながら勉強会でしたが、いつになく沢山のメンバーが残ってました。
私は油谷先生の近くに居ましたが、その飲みっぷりにはビックリです。完全チャンポンの上、ペースの速いこと。。。
すると、出る出る出る駄洒落と直球の本音が(笑)。素晴らしかった。
油谷先生の北辰会メンバーのひとりひとりの観察力には驚きました。それは何とか成長して貰いたいとの思いが深いからでしょうね。その心に感動しました。
今年は5月に梅雨の様な雨が降って、その後夏の様な暑さになりました。
またこれから本格的な梅雨が来て暑そうな夏が来ます。。怖い。。。
この湿気と暑さが様々な疾患を生みます。
特にこの湿気は、脾(胃腸)を弱らせる元凶です。
脾が弱れば、嘔吐、下痢、食欲不振、腹張、気分低迷、頭重感、手足のだるさ、浮腫等々、その人によって様々な形で現れますが、
一番困るのは、病気から立ち上がる能力が低下し易くなります。抵抗力、免疫力が下がると言うことです。
弱ってる人にとっては、湿気は陰性の邪ですので、気血、津液の停滞を起こします。
この時期、来院される患者さんの症状も脾が弱ってる故の疾患が本当に多いです。
また症状も長引いています。
6月にやってくる梅雨に向けて、今からしっかり対策本部立てないと、皆さんボロボロになっちゃいます。
運動する事(歩く!)、甘いもの食べ過ぎない事、考えても直ぐ解決しない事はほっとく、餅米系の物は控える、睡眠不足をしない、
これだけ守って下さっただけでも鍼の効果は数倍増します(笑)
気候と身体の関係は絶対に無視できません。来院される患者さんの症状やツボの状態を診れば一目瞭然です。
どうか自分で注意出来るところは守って、健康に次の季節を迎えて下さいね。
今豊岡は黄色のお花で一杯。
どっしりとした自然…見習わないと。
先日の失声が治ったと思ったら、次は気管支炎らしき咳が止まらなくなりました。
風邪を引いても咳が出る事は殆ど無いので、今回初めて咳の辛さを思い知りました。患者さんにも多いからある面良かった(笑)
さて、この咳ですが、仕事中は殆ど出ません。仕事以外はどうしましょ~と言うくらいの激しさ。。。
これは、肝の気が咳を押さえ込んでたからです。この肝気は、東洋医学では「将軍の肝」の気ですので、少々の事があっても負けてません(笑)、我慢できる強さがあります。
よく、ホッとしたら風邪を引いたとか、ホッとしたら病気が吹き出たとかよく言われますが、
これは肝気が突っ張って我慢してくれてるから発症しないだけで、実際は生活の中に無理がある証拠です。
たまに患者さんの中に、鍼をして症状が吹き出る方もおられます。加減が大事なのですが、
これも、余りにも肝気で抑え込みすぎてる場合に見られます。鍼をして悪化したわけではありません。
鍼は肝気を緩めますので、精神的にも無理な生活環境が長く続いてる人は、一気に吹き出る場合があります。この辺見抜いておく必要あります。
ともかくホッとしても悪化しない程度に生活を見直す必要がありますね。若く無いんですから(笑)。
それにしても色々勉強になります。臨床に還元しますね!
「日々の心いろいろ」より(上田桜葉)
今週水曜のお昼から声が枯れはじめ、夜の診療では「先生…声が出てない…」と患者さんに心配される始末。あー情けない。
風邪症状も全くないのに、昨日の朝は、声が完全に無くなりました(笑)
今年は元気で風邪も引かず走りまくってましたので、ここいらで来ましたね。患者さんには、元気になっても無理しないでねと言ってるのにね。
さて、周りからは喋りすぎやら静かでいいとか言われながら(怒)、夜遅くなっても改善しないこの声に焦りが出て、
困った時のお助け鍼灸師お二人に何処かいいツボ無いかーい(笑)とヘルプしました。
ただ脈、舌を知らせただけなのに、通谷の反応ミテと。。それも足通谷(膀胱経、榮水穴、第5中足指節関節の前)と、腹通谷(腎経、上脘穴の外5分)の両方。バッチリ出てました。
15分も置鍼したら、あいうえおー(笑)声が出ました!脈も落ち着き驚くばかり。
それに申脈加えてミテと。足がポカポカして朝まで心地良い眠りで今日は患者さんに心配される事なく治療できました。
早速、この通谷を『中国鍼灸穴位通鉴』で調べました。詳しい事…主治も出てくる出てくる。でも何処にも失声は書いてません。
北辰会方式は決して、この症状にはこのツボという単純な対処療法ではありません。
人間をひとつの統一体と捉えてそのバランスの崩れをみて、整えていく優れた方法だからこそ効果が抜群なんですが、その上で穴性をより深く知っていれば鬼に金棒ですね。
ですから同じ症状で同じツボを使っても改善しない場合があるのも当然ですが、失声の大体の機序は似てる所もあるので参考には充分なります。かなり勉強してないと思考出来ないかも知れませんが(笑)
臨泣等、同じ名前のツボが何箇所かありますが、これらも興味深いですね。東洋医学の発想は自由自在、柔軟が命です。
ともかく鍼の抜群の効果をまた教えて教えて頂きました。鍼灸の未来が楽しみ。
「日々の心いろいろ」より(ニワウメ)
昨日、友人のお母さんのお見舞いに行ってきました。このお母さんは数年前の私の患者さんでもあります。「もう数日です」と医者から言われたらしく…遅い時間でしたがお顔を見に行きました。
行くと、病室は電気が煌々とテレビは爆音(笑)…友人はもう帰途についてました。
「お母さん、お久しぶりです。覚えてくれてますか?」と手を握り乍らお声かけすると、息絶え絶えのお母さんが、何度も私の手を握り返してくれます。
「頑張ってますね、凄いですね」と言いながら手足をさすってあげると、お母さんのお顔がどんどん元気になってきました。
暫くして友人が病院に戻ってきたので、様々アドバイスさせてもらいました。
弱り切ってる人は、とにかく私達では考えられ無いくらい「しんどい」ものです。
少しの重みや音も異常に過敏になりシンドイので、布団をタオルケットに替え、テレビも消して、部屋の灯りも直接目に入ら無いように。
本人の状況も本人が居る前では絶対言わ無いことです。もう危ないとかね(笑)生きようとされてるので。
危篤の様な状態になっても家族が出来ることは沢山あります。卵を触る様に優しく優しく手足を心臓に向かってさすったり。。ね。
帰りに、じゃまた来ますね、とお声をかけると「はい」とお返事があり友人が驚いてました。
今朝は、反応があり母が復活してました~(笑)と連絡がありました。弱り切ってる人のシンドさ…少しでも何とかしてあげたいです。