満開の桜…いい香り。
正気の虚は、抵抗力のない状態を言います。
正気が充実していれば、様々なウイルス等の外邪が、進入してきても大丈夫ですが、
正気の虚が甚だしい時は、そうはいきません。治療も若干長くなりますし、難しくなります。
徹底して弱りを補う方法(補法)で治療し、どこまで、邪実が消退するか見極めます。
虚と実が入り混じっているので、治療にもひと工夫必要です。
患者さんから、日々、教えて頂く事ばかりです。
人は普段、自分の年齢にそぐった行動をし、性別も意識して生きてるものですが(ある面不正直)、
時に、そうで無くなる方がおられます(ある面正直)。
それは、心身共に、限界がきた時なのでしょうが、
人は、赤児に戻るんだと、実感する時があります。
多分、お家では、その辺、何とか保ってるかとは思いますが、
ここに来たら、もう、奥さんでも旦那さんでもなく、何歳なんて関係のない訴え方。。。されます。
こんな場所があって、人は救われるのかも知れません。
少なくとも、私が、その姿をある面可愛い(笑)と感じてる間は。
オシャレなアレンジ…
久々に、隣の駅にある、兄の診療所に治療を受けに行ってきました。
兄は、何十年も前から、気候と人体の関係について研究を重ね、
『内経気象学』という難しくも、素晴らしい専門書を出版し、ついには、難関、気象予報士の資格までゲットしてしまいました。
臨床、学問共に素晴らしい鍼師です。
そんな兄の治療風景…楽しかった。
患者さんとのやり取り、サクサクしてて笑ってしまいます。
先生、これって○○って言うことですか?との質問に、ハハハっと笑ってかわし、
患者さんの背中のツボに、硬~っ!と数回大きなリアクション。。。
治療所の空気もホワンとしてて落ち着きます。
私には、同業者だからでしょう、東洋医学の見解を色々話してくれました。
治療だけで無く、電話も受付も全部ひとりでこなす兄。やはり昔からスーパーパワー、もってます。