ドイツに長年住んでいる友人に、ドイツの医療について聞くと、
自分の知り合いの8割程は、ホメオパシーで病を治してるとの事。。。
彼女の受けたホメオパシー療法は、先ず、初診で1時間ほどの問診を受けて、
その問診から、何故、自分や子ども達がアトピーになったか、医者から説明があった後、
ホメオパシー薬(ハーブやミネラル、毒、動物性物質等々、かなりの種類)の中から、医者が数個チョイスして、微量を患者さんの舌にのせ、その瞬間の反応から、その人にあったものを処方するというもので、
考え方は、症状を抑えることではなく、自然 治癒力を引き出すことのようです。
彼女は、かなり熟練した医者に診てもらったらしく、月1回、半年の投与で、親子3人共、酷かったアトピーは、すっかり綺麗になったとのこと。
かなり広まってるこの療法、発祥がドイツだからでしょうが、問診重視の診察や自然治癒力などの考え方…いいですね。
また、舌にのせた瞬間の反応って言うところが面白いです。
これが東洋医学です。
顔という部分、舌という部分、お腹という部分、脈という部分、ツボという部分、
これら体表の部分を見て、全体のバランスがどの様に不調和を起こしてるかを考えていきます。
また、その人物という1人をみて、その方の環境や、生い立ち、という外の世界に想いを馳せます。
色んな部分から人を捉えて、ひとりの方の思いを理解していくのが、東洋医学です。
これが、中々難しい。
Oさんからのプレゼント。
競馬中継を見ていると、折り合いを欠く、折り合いがつく、などの表現がよく出てきますが、
折り合いとは、騎手と馬の呼吸が合う合わないの事です。
乗馬を始める前から、競馬中継は好きでよく見てましたので、
折り合いを欠いた時の、お馬さんの走りにくそうな感じや、折り合いがあった時の生き生きした走りは、見ていて面白いです。
患者さんと術者の関係にも通じますね。
折り合いが付いた時の気血の流れの良さは格別ですが、
折り合いを欠いてるのは何故?と客観的に見つめることは、
そこには、ひとつでない、同じでない、様々な要素があるので、かなり勉強になります。
患者さんがよくなった時も、あまり変化がない時も、
こちらの感情の振れ幅を余り大きくしない方がいいように思います。
患者さんに合わせると、こちらのリアクションは自然と、小さくなります。
特に、精神疾患の患者さんに対しては。
こちらの喜びや、悲しみが、患者さんのそれを越えると、患者さんはシラケて(笑)、悪化したり、離れていく様に思います。
この辺が、臨床現場の妙なるところでしょうが、
熱すぎず、冷たくない事が、気を扱う仕事には必要だと感じます。
桜も夢を見るのかな。
「夜になって眠ってる間、無意識は活性化され、その動きを睡眠中の意識が把握し、それを記憶したものが夢。
夢は意識と無意識の相互作用のうちに生じてきたものを、自我がイメージとして把握したものである。」とは、河合隼雄先生の言葉ですが、
夢は自分の無意識の状態を知るのには、絶好のもの、という事です。
患者さんの夢に、え⁈と驚く様な物が出てきたりすると、ユング心理学の本を開きたくなります。
心理学の本を読んでると、私も、面白い夢を見るようになります。(明らかに本が先、夢が後)
すると、何時もより、怖いくらいに、患者さんの名前を言った直後に、その患者さんから電話があったりします。今日もスタッフ驚く(笑)
意味のある偶然の一致、と言われる共時性ですが、
こんな事が続くと、心理学の本を読むのを休憩します。ハマり過ぎはいけません。