昨日は丁度、啓蟄(けいちつ)の日でした。二十四節気の第三。
「啓蟄」は、冬籠りの虫達が這い出る」という意です。
動植物がモソモソ出てくるのと同じように、
春になると、ココロを少し病んでる人は、沈んでた気がゾワゾワと動き出します。
患者さんは、そのゾワゾワを、自分の意思で処理できずに悩まれます。
先日も、遠方からそのゾワゾワに耐え切れず来られました。
会った途端、大泣き…まるで幼稚園児のように(笑)
ある面、こんなに素直に泣ける貴女は、素晴らしい!と感心してしまいました。
彼女の治療前、治療後…その変化に鍼灸の凄さを、また教えてもらいました。
最近ハマってる事のひとつが入浴です。
ヌルっとする入浴剤は嫌でしたが、最近、入浴剤を入れて楽しんでます。
乳白色でない、澄んだ色。ラベンダーの紫色や、桜のピンク、バラの赤色など、その香りより、色に癒されてます。
患者さんの服装の色の変化は、体調の変化に繋がってる事が多いように、
色をいろいろ変えて、どんな気分になるか自分で楽しんでます。
今、一番のお気に入りの色は、スカイブルーです。
食べ物には中々無い色。天の色だからでしょうか。
水の色…熱を冷ましてるのかな。
地球の色…包まれてる気持ちになるのかな。
スカイブルーに溶け込んでます(笑)
桃の花もお雛様も患者さんの手作り♪
今日は、久々に早起きをして、普段こき使ってるm(._.)mスタッフに、ちらし寿司を作ってきました!
作りながら、桃の節句はさすが女の子の日、盛り付けが楽しいのなんのって。
雛祭りの頃に桃が咲くので、桃の節句と言われますが、
平安時代、貴族が摘んだ薬草で、健康と厄除を願った…というのが日本での始まりだそうです。
桃の花にも魔除けの力があるらしく…病や災難を防ぐために必死(^^;;今も昔も同じですね~。
ちらし寿司と言えば、ハマグリのお吸い物。
貝類は、夏にかけて産卵期を迎えるようで、この春が食べ頃、プリプリしてます。
旬のものを食べれる幸せに感謝します!
内容も豪華にしました♪
ハマグリのお吸い物?
鍼灸の勉強会では、様々な気づきがあり、日々の臨床に活きてきます。
先週の午前は、実技の実践編。堅い板に鍼を刺す練習をしました!
板と皮膚では、全く違いますが、其々の刺し方に、独自性があります。
同じ板、同じ鍼だからでしょうか、かえって個性や欠点がよく分かります。
自分の刺し方も、携帯ビデオに撮ってもらって見てみると、どこに力みがあるかが明確になります。
本当にちょっとした事ですが、このちょっとした事が、効果の違いになってくるのでしょう。
自分の心身に力みが無ければ、鍼は素直に本来の素晴らしさを発揮してくれると、
改めて感じました。
昨日の鍼灸の勉強会では、精神疾患の症例を師匠自らが発表して下さいました!
人間の深い洞察力、自尊心を尊重した関わり、客観的な眼差し、身体に現れるツボの反応などなど…納得の学びでした。
そして、何よりも、根底になる思想哲学、「魂について」についてのお講義。
ひと言ひと言に珠玉の輝き、ありました!
患者さんにとって、医者がどの様な思想哲学を持っているか、最重要だと思います。
精神疾患といっても、十人十色。
根底のものが、行動や念(おもい)となり、患者さんに伝わります。
人の病治し、簡単な事ではありません。