「毎朝、手が強張って痛みがあったのに、鍼をしてもらった次の日は痛くない!」とは、久々に治療に来た私の友の言葉です。
友は真正直ですので、どんな事もストレートに表現してきます。
そんな友の鍼の効果は頗る嬉しいものです。
毎日の手のこわばり…小さな事の様ですが、ほっておくと大変です。大きな病の引き金にもなります。
来院される多くの難病患者さんの極初期症状に、手のこわばり、頻繁なこむら返り、バネ指などに加え、便秘や下痢の繰り返し、頻繁に出来る口内炎などが重なるパターンがよく見られます。
また、今は難病でなくても、特に脾胃や腎に関係するツボの状態が極端に弱っていれば、将来、大きな病に罹患する可能性が大です。
身体の内の状態は、必ず外に見える形となって現れます。
この東洋医学の「以表知裏(表をもって裏を知る)」という考え方に元ずいて、
鍼治療で、かなり沢山の難病を阻止してるという自負を持っています。
実は、ここに鍼の真の素晴らしさが有ると感じます。