誰もいない服部緑地公園
ブルーバード
患者さんに、極極たまにですが、畏れ多くも叱咤させて頂くことがあります。勿論、大きな声などは出しませんが。。。小さな声でグサッと。
できれば避けたいこの叱咤…ですが、患者さんにとっても術者にとっても必要な時があるのです。
病気との闘いは、心に巣食う病魔との闘いでもあります。
完全に病魔に負けていると感じた時は、その心をムチ打つしか無くて…そうなる理由も分かってるのですが。
単に、落ち込む患者さんに対してではありませんので、判断は難しいかもしれません。
とにかく、ここで、甘い言葉で終わったら、どちらも病魔の思う壺です。
電話を切った後で、見送った後で、自分を少し責める時もあります。
でも、次にお会いすると変わって下さっている患者さんにいつも救われています。
本当の怖さは、病にあるのでは無く、心まで犯される所にこそあるのだとつくづく感じます。
何かあれば必ず連絡の入る患者さんが来院されません。どうして?と心配しながら仕事を終えました。
翌日、その患者さんからお電話があり、熱中症で嘔吐し、救急車で運ばれたらしいのです。
その日は、ここ西宮市でも37°で、豊中市などは用事の無い人は外出しないように?との通告まで出たらしく。。。実質の温度は40°を越えていたそうです。怖すぎる温度。
それも、暑さだけではありませんから厄介です。すごい湿気です。
湿(陰邪)と熱(陽邪)が絡み合って、湿熱という外邪となり人体に影響を与えます。
特に、体の中に普段から、湿熱を溜め込んでる人は何かと大変です。
外の湿熱に、内の湿熱が反応して症状が悪化しやすくなるためです。
湿熱の症状は、身近なもので、蓄膿症、ヘルペス、膿を伴った湿疹、口内炎など、膿やすいというのが特徴です。
これからが夏本番です。先ずは熱中症になりませんように。
私は、レモンを輪切りにしてハチミツをかけて冷蔵庫で冷やしてます。
お出かけの時は、このハチミツレモンと、麦茶をゴクゴク飲んで出かけます。
自然界の異変…人間の智恵でカバーしていってあげたいです。
ハチミツレモン
服部緑地公園にて
2012年撮影
人は、生き物は、何であれ誰人であれ、愛情を注がれてこそ進めるのかも知れません。
昨日、患者さんが、お子さんの担任の余りの無慈悲さに憤っておられました。
その子は、ちゃんと歩けません、話せません、知能も遅れています。でも人の何倍も心が澄んでるので、大人の心はお見通しです。
そして何より、両親から愛されて愛されて育っています。だからでしょう、誰からも愛されるのです。
どんな先生か楽しみにしていた、一番その子と関わる担任の先生…。親ならば、その無慈悲な行動は許し難い悲しみであり、怒りとなります。当然です。
でも、本当の可哀想な人は、その先生でしょう。
きっと、愛情ない環境で育って、愛することが分からないのです。相手の痛みが理解できない世界。
きっと、この子が、これから世間の荒波を越えていくために必要な無慈悲との出会いなのかも知れません。
愛情の土台があれば、大丈夫です。お子さんの方が、大人より賢く冷静に、そして、優しい心で、その先生を見つめてるかもしれませんね。
鍼をしながら眠りにつく…まさに至福のひと時です。
患者さんの全く無防備な寝顔を見る度に、こちらが思わず笑顔になります。
昨日は、私が師匠に鍼治療を受ける日でした。何よりもの勉強です。
師匠はいつもより長めに鍼を置いて下さいました。今迄の中で、一番長く、深く、寝ていたと思います。まるでフカのように…
研修が終わってから帰るまでの記憶もありません。スタッフが運転する車の中でも眠り続けていました。
その上、驚いた事に、楽しい夢を何本か見たのです。師匠の鍼…恐るべしです。
フカのように眠り続けた私。。。
ところで、鱶(フカ)は、関西での呼び方で、関東ではサメの事です。そして出雲地方では、ワニと言うらしいのです。
師匠は出雲のご出身。出雲神話に思いを馳せます。
感謝と反省の毎日です。
唯一触れる犬 近所のパコ君
母特製のニンジンジュースは、幼い頃よく高熱を出していた私の解熱剤でした。
ニンジンをすりおろして、ガーゼでその絞り汁を何杯も飲むのです。
昔のニンジンは、臭いがキツくて変に甘く、そのマズさに泣きながら飲んだものです。
しかし、そのお陰で元気になったと今では感謝してます。
患者さんにも、ニンジンに少しりんごを加えて作ってあげて、と勧めていますが、本当に解熱しますので便利です。
それも、1番効力を発揮するのは、手で擦りおろした、手間隙かけたものです。だから特製です。市販のものは論外です。
これから夏になると、ニンジン、小松菜、リンゴ、レモンに水を加えて、ミキサーにかけ、ガーゼで絞った特製ジュースを作ります。
暑い夏、元気でいるためのひとつに加えてみて下さい。風邪引かなくなりますので。驚きますよ。