先日、京都に「印象派展」を見に行ってきました。
光の動きや変化を絵画で表現するモネやセザンヌなどに代表される印象派。
私は絵画の前に立つと、作者や題名を見ずにまず絵を心で感じます。
展示されていた数々の絵画は、時間ごと、季節ごとに移り変わる川や空の色や光を見事に捉えて表現していて、たとえ周りの木々や人々の服装がなくても、川や海、空だけから四季や時間がわかります。
「朝焼けの清々しい空気の中、仕事に向かっているのかな」
「春のやわらかな光の中、ウキウキと踊っている、楽しそう」
想像がふくらみます。
実千代先生はよくおっしゃいます。
「絵を見ることは陰を養う」と。
その言葉通り、いい絵を見ると心が落ち着き、静かな気持ちになります。
春は自然界の木々が土からの養分を吸い上げ、一気に枝葉を伸ばす、いわば陽の季節。
人間もしかり。春になるとわくわくしたり新しいチャレンジをしてみようと思う一方、陽が高ぶりすぎるとイライラしたり、めまいがおきたりします。
春こそ時には芸術に触れて、陰を養う時間があってもいいのではないでしょうか?
「芸術の秋」ならぬ「芸術の春」です。
そんなことを感じながら美術館の外に出ると、雨がしとしと。たまにはこんな日もいいかと、静かな気持ちで過ごした1日でした。
副島香織
新緑が眩しく色とりどりの花が咲き誇り、外を歩くのがとても楽しい季節です。
鍼灸院にも患者さんが持ってきてくださるお花が絶えません。
美しく可愛らしい花達からは、育てた方のたくさんの愛情を感じます。
朝、この花達の水変えが私の日課です。
生け花の心得など何もない私ですが、こんなことを思いながらお花を生けています。
「一輪の時は美しいスターを輝かせるように。
たくさんの時には、花たちがそれぞれの美しさを称えながらも、仲良く咲き誇れるように。」
時にバランスが乱れるときには
「私の場所はここじゃないよ」と花達が言っている気がします。
うまく生けることができた時には、花達が笑っている気がします。
健気に咲いている可愛らしい花達は一服の清涼剤のようです。
忙しい春ですが、お花に触れて心を解きほぐすのはいかがですか?
副島香織
4月から実千代鍼灸院のスタッフとなりました、副島香織です。
働き始めて早くも1ヶ月が過ぎました。
看護師として病院で長く勤め、三年間の鍼灸専門学校での学生生活を経て、再び臨床の現場に戻ってきました。
この1ヶ月、慣れないことも多くバタバタしていましたが、とにかく、臨床の現場に戻ってきたことが嬉しくてたまりません。
日々、患者さんの体や言葉、発する空気からたくさんのことを学ばせていただいています。
鍼を受けた後、笑顔になったり、すっきりしたお顔になる患者さん達を見ていると、「鍼って、そしてそれを持つ実千代先生って、なんてすごいんだろう」と思います。
「患者さんの抱える様々な苦しみをとりのぞき、患者さんを笑顔にできる鍼灸師」をモットーに、実千代先生に一歩でも近づけるように、頑張ります。
そして、日々感じたことをコラムに書き綴っていきますので、こちらもあわせてよろしくお願いします。
久しぶりのブログで~す!
今年の4月から松本先生が退職され、新たに副島先生が入られ、女性3人の新体制となりました。
副島先生は、鍼灸に対する情熱は人一倍。治療への疑問点があれば、追求し、自分が理解できる形にしてインプットされている印象があります。副島先生の発案で、皆で毎週、勉強時間を作り学ぶようにもなりました。
また、医療機関で長年勤務されていた経験があるので、患者さんへの言葉かけや補助の仕方など、勉強させてもらってます。
読書もよくされるので、話を筋道たてて上手に話されるな~と、話ベタの私には羨ましいところが沢山あります(OvO)
実千代先生、副島先生はコミュニケーションがとてもお上手なので、今後、磨いていきたいと思います(^^ゞ
今後ともよろしくお願いしますm(__)m
平野真奈
松本です。
実千代鍼灸院で修行させて頂き3年になりますが、今月を持ちまして卒業させて頂きます。
この3年間、患者様に沢山の事を教わりました。
本当に感謝の思いでいっぱいです!
皆さん、大変に有難うございました!
4月からは阪神武庫川駅近くにあります、伝統鍼灸玄珠堂でこれまでと同じく北辰会方式の鍼をしていきます。
思い返せばこの3年間、修行させていただくからには師匠 実千代先生に尽くす一心で自分なりにやってきたつもりです。
そんな中で鍼は本当に効くんだ!ということ、そして東洋医学、東洋哲学の素晴らしさを師匠の側にいて身を持って教えていただきました。
師匠の患者さんへの思いはとてつもなく深いですが、それと同じぐらい弟子の私たちに対する思いを感じてなりません。師匠は慈悲深く成長を祈ってくださっているんだといつも感じました。
本当にいくら感謝しても尽きません。
実は今まで実千代先生から教えて頂いたことは、鍼灸だけではありません。
例えば、
キャベツとレタスの違いすら分からない野菜嫌いだった私…笑
先生の手料理のおかげで野菜は美味しい物だと気付き、
今ではどんな野菜でも食べられるようになりました。
また、PC操作が得意ではなかったのが、知らず識らずのうちにMac、Windowsともにマスターしていました。
今ではMac PCの大ファンです!
この二つはここに来ていなかったら、克服はあり得ませんでした。
全ては実千代鍼灸院で修行をさせて頂いた賜物です。
本当に感謝の思いでいっぱいです。
最後になりましたが、実千代先生、平野先生、副島先生、今まで本当にありがとうございました!
これから独り立ちする中で師匠のように治す鍼が出来るよう、更なる決意で修行していきます!
実千代鍼灸院 松本賢一