こんにちは、小川 環です。
最近、我が家はアサリの潮汁がブームです。
ふだん汁物を好まない母がおかわりを欲するほどで(笑)
旬は春から初夏とされていますが、今も売っていたら買っちゃいます。
アサリは五味(酸・苦・甘・辛・鹹)でいうと「鹹味(塩辛い)」にあてはまり、「鹹味」は腎の働きを助けるもの、とされています。
腎は成長と発育、水分代謝を調節するなど、生命力の根源にあたる臓です。
腎が弱ると、足腰が弱り、骨や歯が弱り、耳が遠くなったりと、いわゆる老化の症状がでます。
ですので、高齢である両親は腎の弱りが進んで「鹹味」を欲して、アサリを好むのかな、と思いました。
ただ、五味は相当する臓を助けますが、摂りすぎるとかえって悪化させるので、味付けは控えめに…。
なんでも匙加減が大事ですね~。
こんにちは、小川 環です。
10月も半分が過ぎ、過ごしやすい気候になったものの、日中は25°で「夏日」との天気予報。びっくりです。こんな風に朝晩と日中の気温差が大きいと、体調を崩しやすくなりますよね。
東洋医学では「衛気」という「気」があり、これは、身体を守る防衛(バリア)の役割をしています。
衛気のおかげで、外邪(風邪など)の侵入を防御し、また、肌などを温めて栄養を巡らせ、毛穴を調節して、汗を排泄し体温の調整をする働きがあるとされています。
しかし、衛気のバリア能力が落ちてしまうと、上記の働きが損なわれ、外邪の侵入を許してしまい、体調を崩すことに…。
衛気は、飲食物を有用な気(エネルギー)に換える「運化」という脾の働きから作られます。
そして肺の「宣発」という働きによって、衛気が全身をめぐります。
衛気の防御能力を、発揮する為には、脾と肺にご機嫌でいてもらう事が大事です☝️
衛気は皮膚の約15センチくらいの所にあって、身体全体を防衛してくれています。
ですから、皮膚を鍛えることは衛気を丈夫にすることにも繋がります。
その爲に、山登り、乾布摩擦、水泳、お風呂後の水浴びなどをすることをお勧めします。(←実千代先生伝授)
衛気を強くして、風邪予防をし、この秋冬を乗り切りましょう~✊
こんにちは、小川 環です。
10月に入りすっかり涼しくなり、乾燥する様になりましたね。
東洋医学の五行では、秋は「肺」、「燥」、「白」などにあたります。
肺は臓腑の中で最も高い位置にあり、他の臓器を覆う蓋の役割を持っているので、外気の影響を受けやすいです。
そして肺は陽臓と言って、陽気が強いので、熱を持ちやすい性質があり、潤いを好み乾燥に弱いです。
また皮膚や大腸などの粘膜とも、密接に関わっています。
こうしたことから、肺が不調になると喉や肌の乾燥、便秘になりやすいといった影響が出てきます。
そして、今年の異常に暑い夏は普段よりも、汗をたくさんかく方が多かったのではないでしょうか。これは「陰血」といって「身体の潤いや血」を消耗しやすく、「乾燥」につながりやすいです。
・汗をたくさんかく
・睡眠不足をする
・スマホやPCで目を酷使する
こうした夏の影響や普段の習慣から、大切な「陰血」を消耗しやすくなります。
これからの時期は乾燥に留意して、少しでも早く寝て、肺の潤いを守り、体調を崩さない様にしたいですね。
ちなみに秋は肺を潤す「白い食材」がオススメです。
大根、れんこん、白ごま、梨、ぶどう、山芋、豆乳などなど…。
「白砂糖」などの精製された「白」は「白い食材」に該当しませんので、ご注意を。
こんにちは、小川環です。
先週から暦は「白露」になりましたね。
夜に冷えた空気が、草木に朝露となって宿る時期と言われ、朝晩はとても過ごしやすいです。
「秋の夜長」という言葉の通り、夜の時間が長くなり、その時間を楽しんでいたら、ついつい睡眠不足に…なんてことはないですか?
趣味などを楽しむ時間は大切ですが、寝不足を招いて不調をきたすのは困りますよね💦
睡眠を東洋医学で表すと、
「昼間は陽気が盛んな為、覚醒して労働し、夜は陽気が隠れ、陰気が盛んになって眠って休息する」とあります。
睡眠と覚醒のリズムは、自然界の陰陽法則に適応するために、欠かせないものです。
ちなみに、学童期は10時間、青年は8〜10時間、成人は7〜8時間が良いとされています。
適切な睡眠は、陰血(潤いや血液)を養い、心神の安定につながり、免疫力もupしますよ!
秋の夜長、この酷暑の夏の疲れを取るためにも、しっかり寝ましょ〜!
こんにちは、小川 環です。
すっかり秋の風になりましたね。
さて秋というと、歯の苦い思い出があります。
専門学生時代の、年明けに国試を控えた秋でした。
ガムを噛んでいたら奥歯が欠けて、歯が割れたのです😱
幸い(?)痛みは無かったのですが、慌てて歯医者さんへ!
直接の原因は、コロナ禍で1年以上歯医者に行かず、虫歯が歯の中で進行しており、歯が弱くなっていました。
また睡眠時に食いしばりがあり、もともと歯を傷める要因がありました。
おそらく国試に向けてのプレッシャーなどで、食いしばりも、より強くなっていたと思います。
一般的に歯を健康的に保つには、歯磨きをしっかりして、定期検診を受けましょう、と言いますよね。
他にも東洋医学から考えると、
「歯は骨の余り」といって、骨を形成する腎の臓と深い関わりがあり、
加齢や過労、寝不足などによって腎の臓が弱ることで、歯がぐらつく一因になったりします。
また、過度の飲酒や辛い物を好んで食べる事で胃に熱がこもり、その熱が口を蒸して歯茎を傷め歯が動揺する、等々…。
体質や生活習慣が歯に及ぼす影響が様々あるんですね~。
歯の不調は食事が不便になるだけでなく、心筋梗塞や脳梗塞、糖尿病など全身の健康状態にも大いに影響があると言われています。
食事を美味しくいただく為にも、健康でいる為にも、ケア以外の生活習慣も見直して歯を大切にしていきたいですね〜💪