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実千代鍼灸院 Michiyo Acupuncture Clinic

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2015年9月14日(月)

お月見弁当

吉田綾乃です。

先日、いつも上品でセンスの良さが光る素敵な女性からお月見弁当をご馳走になりました。

何十種類もの食材を使った色とりどりの秋の味覚です。

こじんまり綺麗に形作られた食材ばかり。せわしない毎日では、5、6個まとめて一口でゴクリと飲み込んでしまえる大きさです。

この日だけでもと、ゆっくり、しっかり、味わいながら、慣れないおちょぼ口で頂きました(^.^)

優しい味わいが、心に、身体に広がりました。

東洋医学では、秋は「収」です。実りを収穫する季節と言う意味です。

収穫した実りを吸収しようと、自然に身体が反応し、食欲が増進し吸収力が上がります。

食材、お弁当を作って下さった方々の手間…
お弁当を届けて下さった方のご苦労…
ご馳走して下さった方のお心遣い…

あらゆる恵みに感謝しながら、秋の夜長をお月見で楽しむのは如何でしょうか。

9月28日は満月です。

2015年9月7日(月)

酸味と私

平野真奈です。

私の苦手な味。それはスッパイ味です。
中でも、「お酢」そのものが一番苦手です。
酸味には収斂(しゅうれん)といって、ちぢむ・引き締める作用があります。
酸っぱい物を見ると唇がキュッと縮まりますよね。これ、収斂作用の一つです。
私も実際、お酢を食べると胃がギュッとちぢまった感覚になります。胃は胃酸があり、酸に酸味が重なるからでしょうか?!

また、酸味は肝の臓と関係があり、肝の臓は『筋』や、『血』と繋がりがあります。
なので、疲労回復にクエン酸というのは、酸味が肝に働き、肉体疲労原因の一つである筋肉を血で潤すからなのではないでしょうか。
しかし、酸味が多すぎると収斂しすぎるために筋が萎縮してしまう場合があります。酢を飲むと身体が柔らかくなると昔聞きましたが、摂りすぎると逆になるのでは?と思います。

どんな味のものを好んでいるか、自分の体調によって変化していくと思います。体調不良の原因を探る、一つの手がかりになる場合もある訳です。

ところで、最近、実千代先生は珍しく、毎日朝の飲み物は黒酢ドリンクを飲まれてます。
涼しく秋の気候なのに。秋は収斂の季節です。本来なら酸味の物は避けるべきなのに。
きっと、あっちに行きこっちに行きと忙しいからでしょうか。

2015年9月4日(金)

研修での学び

副島香織です。

先日、北辰会(鍼灸学術団体)の夏期研修会がありました。
北は北海道から、南は鹿児島まで、求道心溢れる先生方が集まり、会場は活気に溢れていました。

研修では、打鍼について学びました。
打鍼とは、簡単に言えば、腹部の邪に提鍼と呼ばれる刺さない鍼を用い、槌(つち)でコンコンと響かせ、邪を散らします。
腹部の邪を取ることで、全身のバランスを調整します。
(ホームページ、「治療方法、治療道具」の中で打診道具の紹介をしています)

腹部の触診、鍼の当て方や槌の叩き方、一連の流れの中で、私が講師の先生に言われ続けたことは、
「患者さんと気を合わせること。
お腹だけを診るのではなく、身体全体に視野を広げること。」

邪を見つけよう、邪を取ろうという気持ちが強くなると、
患者さんと気を合わせることもできず、視野も狭くなります。

りきみのない気持ちで患者さんと向き合う…
患者さんの身体が教えてくれることを感じ取れる手をつくる…

自分の課題がたくさん見つかった、有意義な研修でした。
これからも、たゆみなく、精進です。

2015年8月28日(金)

小さな人気者

副島香織です。

院の小さな人気者、4歳の男の子が、2ヶ月あまりの入院生活を終えて、小学生のお兄ちゃんとやってきました。
実千代先生から、「退院おめでとう」の素敵な手作りメダルをもらって、ご満悦。

自由に遊べない日々、家族と離れて過ごすひとりの夜、小さな身体に入る点滴の管…
たくさんの試練を乗り越えた彼は、
お兄ちゃんを気遣ったり、実千代先生との会話に少し大人びた言葉を使ったり…びっくりする程成長していました。

これからも、腸の病気のために、食事が思うようにとれず、点滴を背負いながらの生活を続けなければいけません。
たくさんの試練が次々にやってきますが、頑張って頑張って乗り越えていってほしいです。

乗り越えていくごとに、強さと、優しさと、逞しさを身につけて、きっと、素晴らしい青年になっていくのだろうと思います。

院のかわいい人気者に、そしてお兄ちゃん、ご両親にも
みんなでエールを送り続けます。

2015年8月24日(月)

お灸一壮

吉田綾乃です。

私はお灸が大好きな鍼灸師です。

そして、お灸の練習がもっと好きです。

お灸の練習は、ヨモギで作られた艾を親指と人差し指でつまみ、緩く拠っていきます。そして、その端を鉛筆の先のように尖らせ、米粒大の大きさにちぎります。尖った方を上に向けて、板の上に置いて、火を点けるのです。

そして、また艾を拠って端を尖らせ、次の一粒をちぎって火を点ける。その繰り返しです。

米粒大に捻った一粒を、一壮(いっそう)と言います。

一壮の大きさ、形、捻りの強さ、置き方、それらをいつも一定にする練習です。

一壮捻り火を点ける。その一壮が燃え尽きる時に、次の一壮に火を点ける。

タイミングが一致する。これを理想として練習します。スピードと正確さが必要です。

火が消えるタイミングは、艾量、大きさ、捻りの強さの目安です。

慌てながら捻っても、騙しながら捻っても、全く大きさが揃わず、火が消えるタイミングが合いません。心を鎮め、無心に自分の手の動きに、神経を尖らせます。

やがて、心が落ち着くとリズムが整い、火が消えるタイミングも揃ってきます。

そして更に心が軽くなっていきます。

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