はじめまして。3月から実千代鍼灸で働いています、橋本伸浩です。
簡単に自己紹介をします。(HPの鍼灸師紹介も見て下さい)私は生まれは鳥取県で、生後すぐに西宮に来て、現在まで西宮で育ちました。
2014年3月に森ノ宮医療大学で鍼師灸師の免許を取得し、卒業。こちらに来る以前は1年少し歩行困難な人(パーキンソン病など)を対象に往診を行う鍼灸接骨院で勤めていました。
そこで学んだことを活かして週3回実千代鍼灸で働く傍ら、現在往診専門の鍼灸院を行っています。
趣味は食べることと旅行で日本各地のおいしいものを食べまわることが好きです。あそこのこれがおいしかったよ!という情報があればぜひ教えてください(笑)
自己紹介はこれくらいにして、今日は鍼がなぜ効くのか?ということを簡単に説明します。拙い文章ですがよろしくお願い致します。
鍼がなぜ効くのか?
古代中国の思想哲学に「気一元論」という考えがあり、これは宇宙も人間も自然界にあるものすべて「気」から変化して起こったものという考え方で、この「気」を2つに分けたものが「陰陽」と呼ばれるものです。
人間の体もこの陰陽のバランスを保っている状態が健康であり、バランスが崩れてしまっている状態を病気と見ていくのが東洋医学の大原則となっています。
なので体のどこの「気」のバランスが崩れているのかを見つけていくことが重要となっています。そのためより正確に「気」の状態をみるためにみなさまに詳しくカルテを書いて頂き、問診も詳細に聞いています。
また体を見るとその人の「気」の状態が分かるのですが、特に重要な場所として経絡上のツボがあります。
経絡とは五臓(肺、心、脾、肝、腎)六腑(胃、小腸、大腸、胆、膀胱、三焦)に心を覆う外膜の心包を加えた12本の五臓六腑をつなぐ全身をめぐる「気」「血」の通り道のことです。
この経絡上で「気」が特に出入りするとこをがツボと呼ばれるところで、「気」「血」の流れが滞ったときツボに痛みや腫れ、しこりなどの変化が現れます。
また経絡は臓腑につながっているため、胃の不調のときは胃の経絡にあるツボに反応が出たり、動悸が起こってしんどい時は心の経絡にあるツボに反応がでることがあります。
ツボは診断点になる上にそのまま治療点にもなる場所ですが、より良く効果を出すために問診を取り、体のツボや舌、脈など状態を見てどのように「気」のバランスが崩れているかを総合的に判断していき、治療を行っています。
長くなりましたが、鍼がなぜ効くかというのは体の「気」のバランスの崩れをツボを使うことによって治すことで病気も改善していくということです。
副島香織です。
暖かくなったり寒くなったりを繰り返しながらも、一気に春めいてきました。
春は卒業シーズンですが、、私も3月19日をもって実千代鍼灸院を卒業させていただくことになりました。
実千代鍼灸院に初めて来たのは、もう7年も前、患者としてでした。
実千代先生の鍼に感動し、鍼灸師になることを決意、丸2年、こちらで働かせていただきました。
この間、どれほど多くのことを患者さんから、そして実千代先生から教えていただいたことでしょう。
鍼には、鍼を持つ鍼灸師の心持ちがそのまま表れます。ごまかしはききません。
その一番大切なことを教えていただき、そして自分自身も気付いていなかった(蓋をしていた?)私のココロの部分を実千代先生は、たくさん指摘してくださいました。
こんなにありがたいことはありません。
臨床での学び以外にもたくさんの思い出があります。
実千代先生との豊岡往診、雪道の運転にドキドキしたこともありましたが、いつも豊岡の自然と温かい人達、美味しいお野菜に癒やされました。
平野先生と行った神戸市西区への往診。
帰りはいつも空腹に耐えかねて、車の中や駅のプラットフォームでおにぎりをほおばりました。
毎週土曜日には、実千代先生が皆にパンをご馳走してくださいました。おかげで、西北周辺の美味しいパンを食べ尽くしました。
北海道食べ歩き社員旅行、誕生日のお祝い…
楽しい時間は、実千代先生から東洋医学の話をお聞きできる有意義な時間でもありました。
いつもいつも実千代先生は、私たちスタッフのことを想い、見守って、導いてくださいました。
本当に、感謝の気持ちでいっぱいです。
4月からは、宝塚のトレーニングスタジオで鍼灸をさせていただきます。
離れることに寂しさや不安もあります。
けれど、これからは自分の決めた場所で、実千代先生から学んだことを胸に、頑張っていきたいと思います。
実千代先生、平野先生、吉田先生、そして患者さん、本当にありがとうございました。
1/24 早朝 丹波篠山の澄んだ青空
1/24 午後の麗らかな豊岡
吉田綾乃です。
1/24は豊岡往診の日でした。数日前から天気予報では、週末は大寒波が到来と注意を呼びかけるコメントが相次いでいました。
いつもは即断即決の実千代先生ですが、今回は珍しく迷いに迷っておられました。患者さんが待っているので、どうにかして行きたい!でも、雪のトラブルを避けるべき!という間で…。
しかし、豊岡は前日夜でも全く雪が無かった事から、いつも通り車で決行!
当日朝7:00am、気温は西宮で-4°C。ドキドキしながら中国自動車道を進むと、それが、いつもより空気が澄んで、青空がキレイ!この時期の篠山周辺は、早朝は霧がかっていて、前が見にくい時もあるほど。この日は、道の先の山の木々までくっきりです。冬の冷たい空気の恩恵を受け幸せ気分でした。
ところが、豊岡市内に入ると一転。ずっしり重い雲から冷たい風に舞う雪が…。アッという間に積もりました。田んぼ、道路、屋根、車にまで一面雪、雪、雪。
正午近くになると暖かい日差しが部屋に差し込み、眩しいほどです。凍った路面をすっかり溶かしてくれました。帰り道は、実千代先生と「キレ~、キレ~」を繰り返しながらのドライブです。
その日の夜からはまたまた雪が降り積もるお天気だったそうです。
私は初めて真冬の豊岡を訪ねました。寒さにめっぽう弱い私ですが、患者さんの冬の過ごし方、美味しい料理法を伺っていると、智恵と元気を貰いました。
冬野菜達の甘みはこの雪の寒さをじっーと耐えたお陰だと思うと、白菜の芯も甘みを引き出すように大事に料理しようと感謝の気持ちが湧きます。
人の旨味を蓄える為にも、車の運転も、日々の時間の過ごし方も、冬はゆっくり進む事にします。でも、後二ヶ月しかない‼ ゆっくりを焦ります^_^;
平野真奈です。
先日、鍼灸の勉強会で開催された宿泊型研修に参加させていただきました!
実千代先生と吉田先生のブログにも詳細は書いて下さってますが、私も少し感想を(o^^o)
暖冬の群馬県に、情熱溢れる鍼灸師が集まり、藤本蓮風先生の迫力ある感動の講義にジーンときました。
さらに、今回は、刺鍼実技(鍼の刺し方)を学ばせていただきました。普段の勉強会ではなかなか習得出来ない内容満載で、本当に勉強になりました。
鍼を刺す為には、どんなツボの状態かを知らねばなりません。その体表観察が重要で、全て掌で探っていく為、感覚の良い手でなければならないと、改めて痛感しました。
刺鍼の時も、指の力が必要ということで、手をさらに鍛えていこうと思います!
そして、今回も余興をさせていただき、実千代先生のノーズフルート合奏は、短い練習期間にも関わらず上手で、「ふるさと」と群馬の風景がピッタリで和みました。
実千代鍼灸院一同が繰り広げる、ダジャレコントは皆さんが笑って下さり…ホッとひと安心f^_^;)
今回、コント原稿から作ってみて先生に手直ししていただき、面白いものが出来たと思います。
でも、話す側の表現の仕方で180度変わるんだろうなと、人に笑ってもらうって難しいなと思いました。
体のツボを探るのも、笑いのツボもまだまだ訓練が必要です(>人<;)
最後は笑顔になっていただけるよう、これからも手と共に鍛えていきます(*^^*)
吉田綾乃です。
今年は年始早々、貴重な初体験が目白押しでした!
1/9~の三連休は、群馬県水上温泉にて、鍼の合宿勉強会に参加してきました。合宿勉強会も初、群馬県に行くのも初、おまけのスカイツリーも初︎ ほんの数年前︎の社会人一年生のワクワク感が甦りました。
勉強会では、普段から多忙なベテラン講師の方々が、未熟なレベルにも、気さくに丁寧にご指導して下さり、その時の言葉1つ1つが、心に残っています。また、未熟な中でも必死で何かを得ようとしている若手鍼灸師の皆さんからも、意欲と勇気を貰いました!
勉強は、医療人の宿命。一に勉強、二に勉強、三四がなくて、五に宴会!(笑)全て楽しまないと勿体ない。
2016年の勉強会、始まったばかりです。冷や汗にじむワクワクが続きます。楽しみです(⌒-⌒; )