こんにちは! 橋本伸浩です。
いよいよ6月となり、梅雨の季節がやってまいりました。
近畿地方も6月7日に「梅雨入りしたとみられる」と発表がありました。
しかし、6月7日以降ほとんど雨が降らず、今後一週間も雲が多めながらも
晴れ間の出る日が多い予報が出ています。
6月22日は昼が一番長い夏至日で、太陽活動がもっとも盛んなため、一年で一番
紫外線の影響が強い月でもあります。本来であれば、梅雨の雲が紫外線から
守ってくれるのですが、それがないため紫外線対策をしっかりすることが大切に
なってきます。
東洋医学的に6月を見てみると、一年でもっとも陽気が盛んで心熱盛んな時期です。
心熱とは心の臓に熱がこもることで、胸が暑苦しい、不眠、焦燥感、口内炎などの
症状が起こりやすいです。
このような症状があるときは熱を冷ます効果(清熱)がある食べ物を取るといいですね!
具体的にはナスやキュウリなどの、旬の野菜や果物がとても身体にいいです!
ただし取りすぎると身体が冷えてしまうので、適度な量が大事ですね(^ω^)
また小便は身体を冷まし、心熱を取るので利尿効果のある食べ物、アズキや
エンドウマメ、トウモロコシのひげ茶はこの時期に最適です!(ムクミも取れます!)
これから本格的な梅雨がやってきますが、普段から食養生をしていけば、身体も気象の影響を受けにくくすることができます!
6月を快適に過ごせるよう頑張っていきましょう!
手前が甲山、後方は六甲山脈。雨上がり穏やかな夕方でした。
目に青葉 山ほととぎす 初がつお。。。鰹は別の機会に(^.^)!
畑仕事後ではありませんよ。
先日、院長、伸先生と山登り大好きな患者さんとの4人で甲山に登って来ました!
甲山は、標高309m、兜のようにぽっこり中央が盛り上がり綺麗な三角形の山です。名前の由来は、諸説諸々ありますが、カブトのような形から名付けらた説が多いようです。
私達は、甲山の東側にある阪急甲東園駅から関西学院大学を通り抜け、山頂を目指しました。このコースには、山頂直前約15分間の泣く子も黙る階段があります。鬱蒼と緑が生い茂り、頂上がどこにあるのか見えない中を上り続けるのです。長かった~。
でも、登頂した時の気分はひとしお。笑顔で写真撮影。充実感です。
この日の午前中はしっかり雨が降り、体感で湿度80%はあったはず(・_・;。さすがに手足が重く、バテるのが早かったです。
お昼にご馳走になった院長特製キーマカレーが美味しくおかわりしてしまったのがアダに(^^;; 山登り前は腹六分がポイントですね。
過剰な湿気に食べ過ぎは脾の臓(消化吸収機能)の働きを弱め、手足の重だるさを増長させてしまいます。山登りに湿気と食べ過ぎはハンディです。
登頂後の下りの早かったこと!ただ、下り道は要注意。気の緩みや、足腰の疲れから、滑りやすいです。捻挫や骨折する人が多いのもわかります。
半日ハイキングは、お手軽で経済的。足腰の鍛錬、ダイエット、心身のリフレッシュと色んな効果が期待出来ます。体に無理のない範囲でのハイキング、是非お勧めします。
こんにちは!橋本伸浩です。
僕はもともと花粉症持ちでしたが、この5~6年間ほとんど症状はなかったのですが、
今年は昨年と比べ、花粉飛散量が3倍ほどに増えたせいか3月以降、日によってはくしゃみ鼻水がよく出るようになりました。
関西では3月はスギ、4月はヒノキ、5月はイネ科の花粉症が中心で花粉症になるようです。
今回はスギ花粉にスポットを当てて解説していきます。
そもそもスギ花粉症が確認されたのは1964年でそれまでは原因が分かっていませんでした。
戦後復興の際、大量の木材が必要となり、成長が早く建築資材として適していたスギが大量に造林されました。
そのスギが育ち、樹齢30年を超えると花粉を飛散するようになります。その結果、花粉の飛散量が年々増加し1998年は6人に一人の割合だったスギ花粉症の患者さんが、10年後の2008年には4人に一人の割合まで増加しています。
今後も2050年まで花粉の量が増え続け、花粉症患者も同じく増えると予想されています。
/(^o^)\ナンテコッタイ
また現代はストレス社会で自律神経が緊張しやすく、その結果鼻の粘膜が過敏になり、くしゃみ鼻水鼻づまりなどが起こりやすくなり、アレルギー性の疾患も出やすくなっています。
5月に入ってからは気温差が大きくなり、急激な温度変化の刺激は鼻の粘膜を過敏にするため、花粉症が起こりやすいのです。
東洋医学では花粉症はストレスからくる「肝」の気がめぐらなくなる「肝鬱」と、飲食の不摂生による胃腸の弱り「脾胃の弱り」が大きく関わってきます。
特に春の花粉症は「肝鬱」が中心。秋の花粉症は「脾胃の弱り」が中心となってきます。
よって今の時期の花粉症は適度な運動を行い、ストレスを発散し、鍼で身体の緊張を緩めるとほとんど症状がなくなります。
実際、くしゃみ鼻水が出た時に自分で鍼をするとすぐにマシになってきます!
花粉症でお悩みの方がいればいつでも実千代鍼灸に相談してください!
平野真奈です。
だんだんと暑い日が出てきて梅雨、夏の足音が近づいてきました。
日本では、夏の暑さを和らげる一つに昔から風鈴が愛されてきました。
チリンチリンという響き、涼しげですよね~
昔、窓辺に祖母が風鈴をかけてくれたのを思い出します。
今年のゴールデンウィークは、去年の江戸切子体験に続き、東京で「江戸風鈴作り」を体験してきました。
江戸風鈴は、江戸時代から伝わる製法で作られ、今でも一つ一つが職人の手によって作られている伝統工芸品です。
現在、江戸風鈴を製作しているのは、東京ではもう2件しか残ってないそう…。
先生が全てサポートしながら,全行程を丁寧に教えて下さいました。
まずは、ガラスを熱で溶かし、息で膨らまして風鈴の丸みを作っていくのですが、釜の温度はなんと約1300度。
室内は蒸し暑く、夏場の作業は大変そうです(>人<;)
熱で溶かしたガラスをストロー状の棒ガラスの先に少しのせて、風船のように息でフゥ~と膨らまします。
2回に分けて膨らませていくのですが、これが本当に難しく、息を吹き過ぎると破裂してしまいますし、モタモタしていると形がイビツになるし…
全行程の修行に、10年はかかるそうです。。
江戸風鈴の特徴は3つあります。
・風鈴の縁の部分がギザギザ
・型を使わず作られる為、一つ一つ違う形と音色が出る
・風鈴の内側から絵付けを行う
↑この写真のように、鳴り口の断面がわざとギザギザになっているため、振り管とこすれることによって良い音が響きます。
断面がツルツルだと、キレイな音が出ないそうです。弱い風だと振り管が滑ってこすれるだけで音が響きません。でも、ギザギザにすることによって、そよ風で触れただけでも音が鳴るようになっています。
また、型を使わず全て手作りの為、音色が様々で世界に一つだけの風鈴を作る事が出来ます。
私の風鈴は、やや高めの音になりました♪
完成した江戸風鈴
次は、熱が冷めたガラス風鈴に絵を描いていきます。
江戸風鈴は絵付けをガラスの内側からしていくのが特徴です。この方が絵が長持ちするからです。
狭い切り口から、曲線のガラスに水彩絵の具で絵を描いていきます。
これまた、難しい…
自由に描いて良いとのことで、花びらに挑戦しましたが、歪な形になってしまいました(>人<;)笑
下手くそですが、自分で作ると愛着が湧いてきます。
今回、風鈴作りを教えて下さった先生は、だいたい一年間で1万2000個製作し、約50年間作り続けているそうです。
「自分だけが満足したらそれは趣味になってしまうから、常に買い手のことを考えつつ、伝統の技を磨いている。そして、後継者に伝えていくんだ。」とおっしゃってました。
跡継ぎの二人の息子さんが、熱心に技術を学んでおられました。
鍼灸も伝統ある医療です。
先人の先生方が残して下さったこの伝統を形だけでなく、魂・精神も継承していく。
そして、一人でも多くの患者さんに元気になっていただけるよう、これからも日々精進していこう!とまた決意しました。
こんにちは!橋本伸浩です。
今年も気付けば5月。段々と一年が短く感じるようになってきました(;´∀`)
さて5月と言えば、五月病。五月病は月から新しい環境になり、それから来るストレスや
季節の代わり目による自律神経のみだれ、GW中に夜更かしや運動不足などによって
起こってきます。
海外でもクリスマス休暇明けに気分が落ちこむことをJanuary blues(青い一月)といい、
五月病と同じようなものがあるようです。
東洋医学では五月病の症状は身体と心の気のめぐりが悪い状態、
「気滞」のため起こって来ます。
身体を動かすことによって気のめぐりをよくすることで「気滞」を解消し、五月病の予防ができます。
また楽しい趣味や、お笑いなどで笑うことで、
心のリフレッシュを行い、心も身体も気のめぐりをよくして、五月病を発症することなく
充実した日々を送りましょう(`・ω・´)!