こんにちは、小川環です。
先週から暦は「白露」になりましたね。
夜に冷えた空気が、草木に朝露となって宿る時期と言われ、朝晩はとても過ごしやすいです。
「秋の夜長」という言葉の通り、夜の時間が長くなり、その時間を楽しんでいたら、ついつい睡眠不足に…なんてことはないですか?
趣味などを楽しむ時間は大切ですが、寝不足を招いて不調をきたすのは困りますよね💦
睡眠を東洋医学で表すと、
「昼間は陽気が盛んな為、覚醒して労働し、夜は陽気が隠れ、陰気が盛んになって眠って休息する」とあります。
睡眠と覚醒のリズムは、自然界の陰陽法則に適応するために、欠かせないものです。
ちなみに、学童期は10時間、青年は8〜10時間、成人は7〜8時間が良いとされています。
適切な睡眠は、陰血(潤いや血液)を養い、心神の安定につながり、免疫力もupしますよ!
秋の夜長、この酷暑の夏の疲れを取るためにも、しっかり寝ましょ〜!
こんにちは、小川 環です。
すっかり秋の風になりましたね。
さて秋というと、歯の苦い思い出があります。
専門学生時代の、年明けに国試を控えた秋でした。
ガムを噛んでいたら奥歯が欠けて、歯が割れたのです😱
幸い(?)痛みは無かったのですが、慌てて歯医者さんへ!
直接の原因は、コロナ禍で1年以上歯医者に行かず、虫歯が歯の中で進行しており、歯が弱くなっていました。
また睡眠時に食いしばりがあり、もともと歯を傷める要因がありました。
おそらく国試に向けてのプレッシャーなどで、食いしばりも、より強くなっていたと思います。
一般的に歯を健康的に保つには、歯磨きをしっかりして、定期検診を受けましょう、と言いますよね。
他にも東洋医学から考えると、
「歯は骨の余り」といって、骨を形成する腎の臓と深い関わりがあり、
加齢や過労、寝不足などによって腎の臓が弱ることで、歯がぐらつく一因になったりします。
また、過度の飲酒や辛い物を好んで食べる事で胃に熱がこもり、その熱が口を蒸して歯茎を傷め歯が動揺する、等々…。
体質や生活習慣が歯に及ぼす影響が様々あるんですね~。
歯の不調は食事が不便になるだけでなく、心筋梗塞や脳梗塞、糖尿病など全身の健康状態にも大いに影響があると言われています。
食事を美味しくいただく為にも、健康でいる為にも、ケア以外の生活習慣も見直して歯を大切にしていきたいですね〜💪
こんにちは、小川環です。
今年の夏は本当に暑かったですが、9月に入り朝晩は少し過ごしやすくなりましたね。
店頭に並ぶ果物も、梨や葡萄、無花果(いちじく)など、秋を感じます。
私は果物が大好きですが、特に無花果が好きです!
艶やかでプリッとした無花果を見るとウキウキします。
無花果は寒熱では「平性」で偏りがなく、
潤いの性質を持つので、血管や粘膜を丈夫にし「陰」を補い、喉やお肌の乾燥にも良いとされています。
乾燥に向かう秋にピッタリの果物ですね。
また「健脾益胃(けんぴえきい)」といって胃腸を丈夫にする作用もあるので、暑さで弱った胃腸にも優しいです。
個人的に昔は皮をむいていましたが、皮ごと食べると美味しいと教えてもらってからは、丸ごと頂いています。
全て頂けて本当に美味しい!
産毛や汚れが気になる時はペーパーで優しく拭き取ればokですよ〜。
ごく稀に、皮に多く含まれる「フィシン」にアレルギー反応が出る方もいるようなので、ちょっぴりご注意を。
秋の果物は、滋養に富んでいますので、適度に取り入れて身体を整えたいですね。
カプレーゼ美味しいですよね✨
こんにちは、小川環です。
毎日蒸し暑いですね。
今年は例年より暑い夏になるとの予想で(ウェザーニュース調べ)、これから先が思いやられます😭
暑いせいか、この夏はトマト🍅が美味しくて気づけば毎日、口にしています。
トマトは寒熱に分類すると「微寒性」といい、身体にこもった余分な熱を収める作用を持ちます。
また五味では「甘、酸」に分類されます。
甘味は消化を助け、酸味は収斂性といって、汗や排泄をコントロールして出し過ぎを予防してくれるので、汗をかきすぎる人に、良いようです。
(汗多き自分にピッタリでしたw)
また水分をたっぷり含むので、水分補給として熱中症予防にもなりますね!
ただしトマトを含め夏野菜は身体を冷やしやすいので、胃腸の弱い方や、冷え性の方、むくみ易い方はほどほどに。
季節の食材を上手に取り入れて、暑い夏を乗り越えましょう!
こんにちは、小川環です。
梅雨が始まり、食欲が落ちたり、足が重くなったりと悩ましい時期ですね。
それほど暑くなくても、人よりなんだか汗をかいている…なんて方いませんか?(はーい🙋♀️💦)
私はもともと頭や顔にベタつく汗をかきやすいのですが💦(湿熱…)
その中でも、鼻と鼻の下あたりに特に汗をかいてる事に気づきました。
北辰会では「顔面配当図」という、顔と臓腑が相当している部位を示した図があります。
「気色を診る」といって顔面の肌の色、艶や陰影、毛穴の開き具合などから相当する臓腑の状態を考えるものです。
汗をかきやすい部位も診断基準のひとつです。
そして鼻は脾胃(主に胃腸)、鼻の下は腎の臓に相当すると表されており、自身の体質の弱い部分にピッタリ当てはまっていて、東洋医学の的確さに感動しました!
一口に汗と言っても、かく部分や汗の性質をよく観察するとその人の体質の一端が見えてきます。
暑いときには汗をかいた方がいいですが、このように自分はどの部分に汗を沢山かいてるかを観察してみるのもいいですね。