吉田綾乃です。
先日、東洋医学会学術大会に参加してきました。
私が所属する北辰会のドクターコースに所属されている村井先生も講演されました。
北辰会は伝統鍼灸や中医学に基づく臨床と藤本蓮風先生の50年に亘る臨床実績から得た理論を実践しています。また、古流派鍼灸の技術も用い、心と身体と魂の救済を目指しています。
村井先生の講演は北辰会方式を用いた少数鍼治療の悪性腫瘍の改善症例でした。3例とも腫瘍マーカーの低下、結節影が縮小、頚骨溶解部の改善など、鍼治療の効果が顕著に奏した症例でした。
村井先生はじめ、多くのドクターが東洋医学の可能性を実感し、更に深く古典にも言及されておられる姿を再確認し、専門家である鍼灸師は気合を入れ直して行こうという気持ちになりました。
現代医学では、エビデンス(臨床結果などの化学的根拠)を強く要求されます。そのエビデンスから得られる有効な治療も数多くありますが、ガイドラインが確立していない疾患も現状では数多く存在しています。
数千年に亘り先人が得た東洋医学の知識と現代医学の知識を融合し、更に可能性を創造していく事が、今後の東洋医学に携わる人間の課題と感じました。
そして、時代の流れが急速すぎる昨今、ストレス過多な環境であり、故に人との関わりも希薄になってしまいます。心の不調から体の不調を引き起こす事も多いです。病める人の心の機微を察し、心身共に健康となれる医療が今とても必要とも感じます。
東洋医学は、誰もが実践出来る身近でやさしい、効果抜群の医療です。
これらを広める事が私達鍼灸師の大きな課題と感じました。
こんにちは、平山杏です。
来ましたね、つゆ(・∀・)
梅雨が明けると、一気に夏の暑さが到来します。
私は夏になると調子を崩していたのですが、昨年は夏バテなく過ごせました。
スイカのお陰で(・∀・)
今回は、そのスイカについてお話しします。
アイスの項でもチラッと書いた清熱デザートもご紹介します。
清熱とは身体の内部の熱を冷ますことをいいます。(体表の熱の場合は解熱といいます)
中国では、スイカは天然の『白虎湯』と呼ばれているそうです。
白虎湯は、暑気あたりや糖尿病など、のどの渇きの強い病気を治す為に使われます。
瓜科の野菜は水分量が多く、熱中症対策として、水分補給・ミネラル補給にもなります。
また、スイカの、特に皮や汁に多く含まれるシトルリンという成分に、血管を拡張させる働きがあるそうで、高血圧や、心疾患の人にもおすすめです。
私は、運動後や、何もしなくても暑いとき、頭がボーッとしてのぼせ気味のときや、胃もたれのときに食べますが、食後の体感としては、スッとする、涼しくなり、体温が下がる感覚があります。
摂取量が多いと、寒くなったり、便が緩くなります。
特に胃腸が弱く、下痢をしやすい人は加減して食べてください。
下記におすすめレシピと、効能を載せておきます。
デザート以外にも、酢の物やお漬物としても美味しいので、ぜひ今が旬のスイカを取り入れて、暑さに負けない夏を過ごしてほしいです(^^)!
【スイカとバナナのフラペチーノ】
①スイカ(白いところ)は、一番外のしましま部分をピーラーで剥き、適当に切って冷凍します。赤いところを使っても勿論オッケーです。赤い方が出来上がりの甘みは強くなります。
②バナナも皮をむいて小さくして冷凍します。
③凍ったスイカ(氷のサイズでいうと2~3個)とバナナ(1本)をミキサーに入れて、その高さの1/3以下くらいに牛乳または豆乳を入れます。
液体少なめがおすすめです。
あとはガーッとミキサーにかけてください。
甘さが足りないときは、はちみつを足してみてください。
[スイカ]
効能:清熱解暑、利小便、降血圧、除煩止渇
適応症:腎炎、糖尿病、口渇、高血圧、熱性喘息、高熱、イライラ、不眠、むくみ
[バナナ]
効能:清熱、潤腸、解毒、止痛
適応症:痔、便後の出血、習慣性便秘、歯痛、高血圧、感情動脈硬化症
実千代先生も作ってくださいました*
はじめまして。
今年の4月から土曜日のみ実千代鍼灸院のスタッフに加わりました大杉朋史です。宜しくお願い致します。
さて、いきなりですが皆さん何か趣味ってありますか?
私は「スポーツ観戦」が趣味です。
最近ですと、大相撲、ボクシング、サッカー日本代表の試合、プロ野球などを観戦していました。
スポーツ観戦が趣味の人にとって、その醍醐味は凄いプレーが見れて楽しい、贔屓にしているチーム・選手が勝つと嬉しい気持ちになる、感動など色々とあると思いますが、私は相手に勝つ為に想いと想いがぶつかり合う「真剣勝負」が楽しみで色々なスポーツを観戦しております。
実千代先生の治療をしている姿を見ていると鍼一本で患者さんの病に対する不安、苦しみなどに立ち向かっている姿はまさに「真剣勝負」そのものです。
「真剣になるかならないか、その度合いによってその人の人生は決まる」
松下幸之助さんの言葉です。
私も鍼灸の道をこれまで以上に真剣に取り組みたいと思います。
こんにちは。橋本伸浩です。
最近部屋が掃除をしても物が多いせいで、すぐに散らかって見えてしまいスッキリとしないまま放置している状態が続いています(;´∀`)。
自室は仕事などで緊張した心身を、ホッと緩ませる空間であるべきです。
しかし現代は物や情報にあふれ、過度に脳を使いすぎて無駄に疲労疲弊していると感じています。
実際机や床が書類、衣服などで散らかっているのを見ると、人間大なり小なりストレスを感じるものです。
「このままではダメだなー」と思いつつなかなか決心がつきませんでしたが、5月25日に院内で断捨離の話題が出ていよいよ部屋を大改造するぞ!と決意しました(`・ω・´)
有名な社会学の理論で割れ窓理論というものがあり、窓ガラスを割れたままにしておくと、その建物は十分に管理されていないと思われ、ごみが捨てられ、やがて地域の環境が悪化し、凶悪な犯罪が多発するようになるという理論があります。
ニューヨークはこの理論を応用し、落書きを消し、町の清掃を行うことで5年で犯罪率が劇的に減少しました。
この割れ窓理論は一個人の日常生活にも当てはまり、小さな乱れを見逃すとやがて大きく心身に影響を及ぼします。
有名なアップルの設立者スティーブ・ジョブズもこの理論を用いて、社員に徹底した時間管理と机の片付けをすることで仕事の効率が上がり、世界一の会社へ成長していきました。
小さなことでも後回しにせずすぐに片付けることが、健全な心身を生み出す秘訣なのかもしれません。
私も割れ窓理論を実践し、よりよい鍼を目指して生きたいと思います。
我が家のパン屋さん
先週に引き続き、グルメブログです(^^)
今年のお誕生日に、院長とスタッフから念願のホームベーカリーを頂きました。ありがとうございます(^-^)/
自分で買うには決心がつかなかったのですが、いざ手元にあると嬉しくて嬉しくて、毎日焼いています。
案外、こねる作業が大変そうで、本体をブルブル震わせながら、長時間こねてくれています。とても愛おしいんです。
このホームベーカリーを通して、パン作りの面倒な行程を初めて知りました。季節によって変わる酵母菌の発酵温度、時間、水分量が事細かにレシピに記載されています。
気温が25度以上なら、水分を10cc減らす、10度以下なら水を30度のお湯に変える、など。パンの酵母菌が如何に繊細で環境に敏感かを感じます。
お味噌の麹菌は室内の日陰に放置しておいても、四季を通していい感じの発酵が進むのですが、パンの酵母菌は、温度を上げて、4時間程で発酵させています。パン屋さんの繊細な仕事に頭が下がります。
最近は私の身近にもプロのパン作りを習いに行っている方も多いです。そのポイントを教えて貰うと、酵母菌の発酵を助ける為に、すった人参、大根、かぼちゃ、ジャガイモなどをを入れると、美味しくなるというのです。
それを聞いた時、私がイメージしたのはまさに『大腸』 食べ物の不要な物が大腸に送られ、適度な水分が加わり、体温が適温となって、腸内細菌によって発酵され、良い便が出来上がるという事です。
腸内にいる菌が健康に活躍する為には、適度に安定した体温、繊維質の野菜のかす、適当な水分量、これらを自分が意識していく事が必要という事ですね。
色んな菌を口にしながら、それを育ててあげる優しい心使いが何より大切です^ ^