吉田綾乃です。
実千代鍼灸院では、月に3回午前診と午後診の間に勉強会を行っています。
今週の勉強会の内容で特に印象深かったのは、中医学基礎理論の便秘と下痢についてです。
東洋医学では、これら排泄物の情報からも、身体のバランスの乱れの原因を探っていきます。体の状態が寒に傾いているか?熱邪が勢いを増しているのか?或いは、気の不足?気の停滞?等々です。
問診時に便の状態を聞かれる事が多いと思います。
便の性状には様々あります。ウサギの糞のようなコロコロした形、しっかり形はあるがねっとりして便器につくような便、形のない泥状便、未消化物が混ざった水のような便、等々です。
また、排便の状態も原因の診断の参考にします。例えば、排便が数日に1回でそして排便も困難、または、排便が1日に数回あるが毎回すっきりしないです。他にも、夜明け前に決まって下痢をするなどの症状もあります。
そして、臭い。これも重要な診断点です。腐ったような酸っぱい臭いだったり、異臭だったり、逆に臭いがないなどです。
臭いを質問すると、他の人と比較したことがないのでわかりません、と言われる方もいます。確かにら自分の便を臭いです!(笑)と断言するのはなかなか勇気が必要かもしれません。それに、腐ったような酸っぱい臭いってどんな臭い??とも思うでしょう。臭いの判断はなかなか難しいと私も感じます。
臭いに加えて色もまた重要です。漆のような真っ黒な色、白い膿や血液が混ざっていないか、などです。
私は、むかしむかし、食あたりで嘔吐、発熱、下痢で病院にかかった時に、医師に便の色を聞かれましたが、「見ていません!」と気恥ずかしさから、突っ込まれないように答えた記憶があります。
便の事は普段は話題にしにくいですが、健康管理に大切なのは、便の変化です。是非これからは便の形、臭い、色、回数を気にして下さい。そして、体調も便の変化に敏感になって下さい。そして、健康管理に役立てて欲しいと思います。
最後に一番大事な正常な便とは、こんな状態です。
① 形はバナナ様で盛り上がる感じ。
② 色は黄褐色。
③ 臭いは極端に強くない。
④ 飲食の内容によりますが、便が水に沈む。
⑤ 排便後、トイレットペーパーに便があまりつかない。
等々です。あなたの便の状態はどうですか? 是非、一度チェックしみて下さいね。
こんにちは、平山杏です。
巨大な天変地異が続いていますね。
不安な思いを未だ抱えたまま過ごしておられる方も多くいらっしゃることと思います。
今の時期は夏の疲れによる症状が出てくる頃でもあります。
多くは夏の暑さにより陰分を消耗したために発症しているケースです。
陰と陽はシーソーのようにお互いにバランスを取っています。
陰分が不足すると陽を収めることが出来なくなり、陽が過多になります。
陽が過多になると、様々な熱疾患が起こってきます。
陽過多陰不足の典型的な疾患は、睡眠障害です。
日が昇っている間は陽の時間、沈んでいる間は陰の時間です。
本来は、陰の時間に近付くにつれ、交感神経から副交感神経に切り替わり、体温が下がり、眠りにつくことが出来ます。
陰の時間に熟睡することで、陰分は補うことができます。
陰分不足になるとそれが正常に行えなくなり、眠れなくなることで更に陰分が不足し、悪循環となってしまいます。
不眠は、心との関係が深く、日常的なストレスや、今回のように予知不可能な自然災害によるショックなど、心が動揺することにより、寝付けなくなったり、眠りの質の低下を招きます。
鍼灸ではこういった陰陽の過不足を調整し、睡眠の改善とともに症状の改善をはかることができます。
また、自分なりのリラックス方法が見つかるとさらに良いですね。
私は最近いいものを見つけまして、
超熟睡音楽というものを就寝時に流すようにしたところ、眠れない~眠たくない~どうしよう~といったときも割とすぐに寝付けるようになり、朝も起きやすくなりました。
YouTubeで『超熟睡』と入力すると、たくさん出てきます。
眠れない方、ぜひ一度お試しください。
こんにちは。橋本伸浩です。
昨日台風21号が四国近畿、北日本を襲いました。
被害に遭われた方々に、心よりお見舞い申し上げます。
今回の台風は非常に強い勢力を保ったまま上陸したため、暴風による被害が各地で起きました。関西国際空港もえらいこっちゃ…な状態に。
中心気圧も神戸市上陸時で955hPaとなりました。これは標高約500m付近と同じ気圧です。
天候変化による影響で、痛みや体調不良を訴える状態を「天気痛」と呼ばれています。
とくに「天気痛」を引き起こす原因と考えられているのが「気圧」とされています。
簡単にメカニズムを説明すると、敏感な人は気圧の変化を耳の奥にある内耳が感知しストレス反応が起きて痛みを感じるそうです。
「天気痛」の極端な例は高山病です。高山は気圧が低く、頭痛や吐き気、嘔吐、めまいなどが起こります。
では東洋医学では「天気痛」をどのように考えるか。
これはあくまで仮説ですが、「気圧」が低下すると身体が少なからず膨張します。
飛行機でのペットボトルやスナック袋見たいな状態ですね。
身体が膨張すると緩んでいた状態から緊張状態となり、「気」の流れを統括する「肝」の機能が正常に働かなくなります。
「肝」が正常に機能しなくなると「気」の流れが悪くなり「気滞」が発生して頭痛や関節痛などの症状が現れます。
この「気の滞り=気滞」が「天気痛」を引き起こしていると考えられています。
つまり「気滞」を起こしにくい身体にすることが「天気痛」の予防につながります。
さきほどもありましたが「気滞」を起こさないためには「肝」の臓の働きが大切です。
「肝」の臓は精神面と大きく関わっていて、のびのびしていることが大切となります。
逆にイライラして怒ったり、抑うつ状態にあると正常に機能しなくなります。
つまり運動することで、「気」の流れをよくしてストレス解消してのびのびすることが「天気痛」に対して効果的であると考えられます。
実際、高山病の予防として高地に移動した日は休憩せず30~1時間ほど歩き回ることが経験的に知られています。
まさに東洋医学の考えと一致しています。
これから年々異常気象が増加していくと推測されています。
身体から「気滞」をなくして「天気痛」にならない体質にしていきましょう(`・ω・´)!
吉田綾乃です。
私の小さい頃の大好物は『鯖の塩焼き』です。勿論、今も大好きです。鯖に限らず、背の青い魚と言われる、鯵、鰆、秋刀魚、ハマチ等、どれも刺身、塩焼き、煮つけ何でも大好きです。
最近では、背の青い魚に含まれる脂質、必須脂肪酸が特に注目されています。必須脂肪酸とは、常温でも固まりにくいサラサラとした脂です。
その必須脂肪酸には、エイコサペンタエン酸(EPA)やドコサヘキサエン酸(DHA)が含まれ、血中の悪玉コレステロールを減少させる効果があります。先日テレビ番組でも、数日間毎食青魚を食べて、中性脂肪が下がった実験を報告していました。
私が小さい頃、約三十年程前は近海でも大きな鯖が獲れ、新鮮な脂ののった鯖が安く手に入りました。母に「鯖の塩焼きが食べたい!」と言うと、「安くてちょうどいいわ」とすぐ買って来てくれました。
東洋医学でも鯖は気や血を補い、胃腸を丈夫にし、体力をつけるとされています。お年寄りや産後で気血の衰えた人、疲れやすく体力がない人に最適です。
ただ、青魚は油が酸化しやすく、新鮮でないと臭みが気になる人やアレルギーを起こす人も多いのですが。あの頃と同じ鯖が今も食べられたら、魚嫌いの子供達も、きっと魚好きになってくれたのではないかなぁと、少し残念に思います。
そんな中でも、昔の味と変わらないのが鯖缶です!ツナ缶に押され気味だった鯖缶ですが、最近、ツナ缶の売り上げを抜いた!という記事を読みました。私も小さい頃から鯖缶好きです。鯖缶の味は安定していますし、骨まで軟らかく食べられるのが魅力です。
白菜や小松菜などの葉物と炊いたり、お米に入れて鯖ご飯も簡単で美味しい上に豪華です。
海洋汚染や海水温の変化から、魚の生態系にも大きな変化が表れていますが、30年後、鯖が取れなくなった!となってしまうと大変です。私の大好物が味わえなくなると考えたら、事態は深刻です。
そうならない為にも、環境に配慮する事を意識して行動していこうと思います。
こんにちは!
初冠雪のニュースに喜んでいる平山杏です( ´▽`)雪~♪
私はもっぱらスポーツは観るよりする派なのですが、高校野球は観てしまいます。
そして、すぐ泣いてしまうのでこらえながら観ています。笑
私も高校時代は部活に打ち込んで、大事な仲間とは今でも交流が続いています。
中々皆揃って会うことは難しかったのですが、
このお盆休みに久々に集合することが出来ました。
昔話やそれぞれの近況、十数年という月日の中であった出来事、子供のこと、親のこと、、
お互いに軸を理解し合えているから、何を話してもすぐに分かり合える。有り難い存在です。
物質に目が行きがちですが、人との出逢いや経験こそ貴重な財産だなと改めて感じました。
とても楽しい時間を過ごし、笑い、皆に大いに気を緩めてもらいました。
自分も周りも笑顔な空間は幸せですね。
ニコニコ笑顔を忘れないようにしたいと思います(^ ^)