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実千代鍼灸院 Michiyo Acupuncture Clinic

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2019年12月21日(土)

陰極まり陽に転化す

こんにちは!橋本伸浩です。

もう一年も残すところあとわずか…/(^o^)\

12月22日には冬至を迎えます。

冬至は一年で昼が最も短く、夜が最も長い日で東洋医学では陽気が不足し、陰気が最も盛んになる日です。

冬至を過ぎると徐々に日が伸びていくため、陰の極みから陽気が戻っていくことから「一陽来復」という言葉が生まれました。

この四文字熟語は冬至のことを指す意味がありますが、他に『悪いことが続いたあとようやく物事がよい方に向かうこと。』(小学館 大辞泉引用)という意味もあります。

実際世界中で冬至の日を迎えることを祝う祭りが行われており、有名なものとしてクリスマスがあります。

クリスマスは元々、古代の冬至祭りの日をキリストの誕生日とのちのち定めたものだそうです。クリスマスでは昔、薪を燃やして太陽の復活を祝っていた習慣がありましたが現在では廃れてしまい、薪状のケーキ「ブッシュ・ド・ノエル」を食べるようになったそうです。

日本でも冬至になると、かぼちゃを食べて柚子湯に入る習慣があります。

かぼちゃは甘くて温める作用があり、胃腸を丈夫にして体力を補う(補気)する効果があります。

柚子湯は血行を良くして身体を温め、風邪を予防するため行われています。

伝統的に行われていることは、昔の人が編み出した生き抜く知恵が詰まっています。

古来の健康法を体感しながら身体を冷やさないようにして元気に冬至、そして新年を迎えていきましょう!(`・ω・´)

2019年12月7日(土)

柚子化粧水

こんにちは、平山杏です。

最近、柚子をいただく機会が多いので、久しぶりに化粧水を作りました。

昔病院に勤めていたときに、常に手袋着用、また手洗い過多により、もの凄く手が荒れて、そのときに一番効いたのが柚子の化粧水でした。

種を少量の酒に浸けて、しばらくすると周りにとろんとした膜が出てきます。その頃に精製水(私は浄水器の水を一旦沸かしたものを使います)と、ほんの少しグリセリンを入れて完成です。

漢方薬では、柚子を含めた柑橘類の皮を乾燥させた陳皮(橘皮)が脾肺の気分藥として有名ですが、種(橘核)は疝痛や睾丸の腫れ、痛み、また腎虚腰痛の処方にも使われるそうです。

果肉は美味しくいただき、皮や種はお酒やお風呂に使えば、捨てるところがないエコ食材です☆

時季の物なので、柚子が手に入るようでしたらぜひ種も皮も活用してみてください。

ただ紫外線を吸収しやすくなるので、朝や外出前には塗らないように気をつけてくださいね。

 

 

 

 

 

2019年12月2日(月)

朝日を浴びる

こんにちは!橋本伸浩です。

気付けば12月になり、寒さも本格的になってきました。日の出入りも朝は7時でも薄暗く、夕方は5時には暗くなり一日があっと言う間に終わる感じがします。

日に当たる時間が短いと、いわゆる冬季うつ病と言われる季節性のうつ病になりやすく、日中でも眠気が強かったり、食欲が旺盛になり、気分が落ち込みやすくなります。

これを東洋医学で考えると日光は陽気にあたり、日照不足は陽虚になりやすいです。陽気というのは、身体を温める働きや身体のエネルギー源でもあるため陽虚になると、エネルギー不足の状態(やる気が出ない、しんどくて寝てたい)や冷えやすくなります。

食欲が増すのは食べることで陽気を補おうとしていると考えられます。

冬季うつ病と言われるほどでなくても、この時期はなんとなくやる気が出なかったり、つい食べ過ぎてしまうものです。

陽気を補えばそれらの症状は改善するため、大切なこととして朝に太陽の光をしっかり浴びることが重要です。日本人はあまり意識して日の光を浴びる習性がないですが、ヨーロッパなど冬場の日照時間が短い国では日光浴の重要差はよく知られています。

また食べ物では温める効果のある、ショウガやネギなどを適度に取ると良いです。お鍋やスープなどで摂取しましょう。

最後に身体を冷やすとさらに身体の陽気が奪われてしまうため、冷やさないこと。特に3つの首といわれる、首、手首、足首を冷やさないことが重要です。

これら養生で冬場を元気に過ごしてまいりましょう!٩( ‘ω’ )۶

2019年11月16日(土)

乾燥対策

こんにちは、平山杏です。

急にぐっと冷え込むようになりましたね。

冬が近づいてきたなと感じますが、湿度がとても低く、強烈に乾燥していますね。

乾燥(燥邪)が強すぎたり、身体が適応出来ない状態だと、

鼻の痒み、くしゃみ、咽イガイガ、痰が出る、皮膚のガサつき、髪のパサつき、便秘などの乾燥による症状が出てきます。

インフルエンザも流行りはじめていますね。

乾燥すると、鼻咽の粘膜に分泌される粘液も減り、ウイルスを洗い流せないので感染しやすくなります。

手洗いうがい、こまめな水分摂取、湿度調整(55%前後)を気にしてみてください。

五臓の中では肺が特に燥邪の影響を受けやすいので、

肺を潤すもの、陰分を補う(潤いを増す)ものを摂取することも養生になります。

柿やきのこなどの旬のものや、貝類、それから蓮根など粘り気のあるものを取り入れるといいかなと思います。

本来、燥の気候は秋(8月7日〜11月6日)で、暦の上で今はもう冬なので、

徐々に乾燥も落ち着いてくると思いますが、

暖房をつけたり、疲れが溜まっていたりとまだまだ燥邪の影響を受けやすい状態にありますので、

ぜひ乾燥対策意識してみてください^ ^

 

2019年11月9日(土)

山を歩く

こんにちは!橋本伸浩です。

最近急に涼しくなり、本格的に秋の到来を感じますね。来週は寒気団がやって来てさらに冷え込む予報のため、体調管理を行うことが大切となります。

今回は私が行っている体調管理のひとつとして、山登りの良さをご紹介します。

私は月に一回程度近所にある甲山(標高309m)へ登りにいきます。山登りというよりハイキング程度ですが、家から頂上まで往復約2時間15分ほどで行けます。

普段から散歩をオススメしていますが、とくに山は自然の中を歩けることがオススメの理由です。

山は森林に囲まれ、道も土で出来ています。都会の建築物やアスファルトと陰陽で比較すると山は陰、都会は陽的に分けられます。

忙しく睡眠不足になりやすい現代は身体の陰分が不足しやすく、相対的に陽が多い状態となります。陽に偏ると興奮しやすくなったり、寝つきが悪くなります。

そのため山をゆったりと歩くことで自然界から陰分を補い、身も心もリラックスする時間がとても重要だと思います。

私自身忙しくなると、背中や肩が凝ってきますが、山へ行くと身体が整いスッキリするため、毎月1回は行くようにしています。

秋は紅葉の時期のため景色もよくなります。自然を慈しみならが運動し、さらに元気に過ごしていきましょう!!

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