生命を激しく
揺さぶる
ベートーヴェン
交響曲第5番
激動の時代を
真正直に
生き抜いて
苦しみの
究極を味わって
生まれた5番
揺さぶられて
揺さぶられて
湧いてくる
この感情
この夏は
格別の意味を
もって迫ってくる
気迫が全身から
発してる
言葉は無くても
痛いほど
気迫が流れを
一変させる
理論で無くても
瞬間的に
気迫は生命力
遠くにいてても
生きる力を
与えてくれる
何十年経っても
毛糸一本あれば
思い出す
何百回も
繰り返して
自然と
学んでくれた手
あやとりすれば
友の笑顔が
浮かんでくる
何て平和で
穏やかだったかと
暖かい気持ちが
蘇ってくる
色んな石が
数多転がってる
中に
特別な石を
見つけた
ゴツゴツして
形は良くない
他の石より
デコボコしてる
なのに特別を
強く感じた
石から発する
気の強さと軟弱さ
自尊心と捨て身の
アンバランス
きっと磨けば
ダイヤモンドに
輝くと信じれる
美しい景色は
誰かに
見せたくて
たまらなくなる
澄んだ青い水に
小さな魚が
泳いでる
若葉茂る樹々が
川のサイドに
続いてる
眩しい光の中で
小鳥達が
戯れてる
誰もいないのに
賑やかで
誰もいないから
もったいなくて
誰かを探してる
美しい景色は
誰かに
見せたくて
たまらなくなる