鋭利なものを
丸くして
硬いものを
柔らかく
纏まらないものを
静かに納める
わだかまりが
無くなると
そんな能力が
何処からか湧いて
気負いもなく
自然のままの
道を生きれるもの
亡くなる人
生まれてくる人
同じ時間に
永遠に
この繰り返しが
織りなされる
空を見上げたら
またたく星の数々
成住壊空は
世の常と心に刻む
リンリンと
何て優しい声
真っ暗な
草むらから
なぜ泣くの
秋を知らせる
ために?
涼しい風が
嬉しくて?
それとも
生きてる証を
残す為?
リンリンと
何て美しい声
真っ暗な闇も
ちっとも
怖くないね
生命力の塊のよな
方がこの世に
居なくなった
人の人生の
何十倍も生きて
その影響力も
凄まじく大きく
顔は大満足
今にも
よお!っと
満面笑顔で
誰もが何度も
覗き込むほど
その度に
彼の威光勢力を
浴び続けた人は
胸の高鳴りを
抑え切れない
子供のような
悪戯でユニークな
その顔見せて
色んな思いは
全てきっと
輝きに変わる事
確信できた
始めは分からない
始めは気づかない
この1ミリが
どれ程意味を持つか
自分では感じない
自分では気付けない
この1ミリの狂いが
どれ程違う道を歩むか
1ミリの時に
指摘してくれる人を
1ミリの時に
ボロボロになって
1ミリの時に
慢心を排す
これがいちばん
大切と知る