たくさんの子ども達の
悲鳴が聞こえる
誰にも言えないこと
抱えて
毎日耐えてる
小さな小さな
学校という集団の中で
苦しんでる
仲良しだった子も
突然知らん顔
優し過ぎて
親に心配かけたくなくて
人が良すぎて
どんな理由があっても
いじめる方が
100パーセント悪いのに
人はいじめられるのも
理由があるっていう
理由なんて何処にもない
誰が何て言っても
いじめる方が100パーセント
悪いに決まってる
いじめる方が可哀想で
いじめられる方は
優しい子に決まってる
夜遅くにひとり
サッカーボールで遊んでた
真っ白な肌の美少年
後ろ姿があまりにも
淋しくて
そこから目が離せず
立ち止まり
声をかけよかどうしよか
迷って声をかけないまま
エレベーターに乗り込んで
次に会ったら
何て言おうか
一晩中考えた
毎日帰宅を楽しみに
こんばんわと笑顔を
送ろうと
少年を探した
しばらくして
少年が自ら命を絶ったと
聞かされた
家の壁にたくさんの
傷跡残して逝ったと
聞かされた
12月は貴方を想って
時が止まる
今年で20回目の
私の心を受けとめて
許してくれますか
まん丸顔と
短い手足
澄んだコロコロ声と
好奇心いっぱいの瞳
何て自然で
何て柔軟
憎まれ口と
とりあえず返事
散らかしギャングと
取り合いケンカ
何て賑やかで
何て自由奔放
誰もみんな
抱きしめたい
ぎゅっと強く
抱きしめたい
生まれてきてよかった
どんな時
そう心につぶやくの?
美味しいもの食べてる時?
美しい景色に出会った時?
仕事が成功した時?
生まれてくるんじゃなかった
これは?
何か失敗した時?
病気になってしまったら?
誰かに裏切られたら?
それとも
ひとりぼっちの時?
そうだよ
みんな
心と心が通い合ったら
喜んで
心と心が通わなかったら
悲しむの
でも
もっといい方法あるよ
真っ暗な中に
たくさんの星を見たら
どっちでもよくなって
ここに今
生きてるってだけ感じるの
嘘をついてはいけません
嘘をついてもわかるんです
は~い
はいは短く一回で
はい
子どものころを思い出す
少し経つと
あれ、大人も嘘をつくんだ
大きな発見
黙ってる
もう少し経つと
嘘つきの自分
発見
自分を責める
いつ謝ろう
ってドキドキする
今は
たまには嘘も
必要と
開きなおる自分を
許してる
相手のために
ただ
相手をおもって
そんな理由をつけられて
ごめんね