養老孟司さんが、興味深い言葉を言われてます。
「何事もやってみないと分からないんだからやってみればいい」
当たり前のような一言ですが、真実ですね。
今の時代、情報が過多すぎて、やる前から躊躇する人が多くなってるのでしょうね。
失敗は成功の元って昔は頻繁に日常で使って、失敗したら笑い飛ばしてましたが。
頭でなく、自分の体感、実感として分かることこそ重要ですし、力になりますね。
また養老さんは、「本当に理解する、とは意識や理性を超えたところにある『共鳴』なんだと思います」といわれてます。
この共鳴、なかなか言葉で言うのと体感するのでは天地の差ですが、
患者さんと私。そして鍼との共鳴を起こしていく事こそ私の目指すところです。
有馬温泉華野にて。素晴らしい旅館でした。
昨日、順天堂大学東洋医学研究会主催、第4回特別公開シンポジウムにオンラインで参加しました!
テーマは、「睡眠の調節と快眠へのヒント」でした。メンバーは、
過労死等防止調査研究センターの高橋先生。
東洋医学は主に漢方を中心に開業されてる医者の長瀬先生。
そして、お馴染みの北辰会副学術部長の竹下先生。
この3人の先生方がそれぞれの立場から睡眠障害について語られ、その後視聴者からの質問に答えるという形でディスカッションされてました。
素人の方にもとても分かりやすい充実した内容で、私も色んな方に紹介しましたので、皆さん勉強になったと喜ばれてました!
このように、西洋医学、東洋医学の先生方が、皆様の健康のために真剣に話し合われてるこの事実は、
今後の医療界の主流になっていく(なっていかないといけない)先駆けとして大変有意義な会だったと思います。
ここで、特にお医者さんが、東洋医学の考え方に心から納得、感心されると共に、
今、多くの医者が、また一般人が、睡眠薬を直ぐ処方し、服用している現実に警鐘を鳴らしておられました。
この様な会が益々多くの人たちに知られるように、私も啓蒙活動のお手伝いをさせて頂きたいです。
私のマンションから。朝の月ですよ
先日、世界1のガン大国、中国の癌の現状を見て愕然としました。
毎年、470万人が癌に罹患。いくら人口が多いといっても、世界の25%近くの癌患者さんが中国に集まってるみたい。
私も中国の病院に何度か研修に行きましたので分かりますが、どんな重症でも先払いが鉄則なのです。
中国では年収が20万とかの家庭も多く、検査費だけでも、先払い60万円とか言われてました。
次々される検査代が払えない人は、治療出来ず退院。家族が毎日朝から晩まで働き詰め。。でも医療費が高すぎる。。
数名の癌患者さんの家族を追っていましたが、見てて色んな感情が湧いてきました。
そして、ガンガン高額な治療を受けてる人の方が亡くなり、途中退院された人の方が元気でした。このテレビでは。ですよ。
何故癌が多いのか、農薬?空気汚染?とかそれらを除去する方法こそ大切では無いでしょうか?
日本も今や癌だらけ。2人に1人が癌になる時代です。年齢がいくと罹患率は上がりますが、
治療をどうしていくか、人それぞれの体力、考え方、性格、生活等によって違いますからね。
一概には言えませんが、癌徹底攻撃より、少し攻撃して、後は治癒力を引き出す東洋医学が最善だと私は思います。
素敵なお宅でアルメニア料理を頂きました!
先日も夜の診察ベットに、小学生、中学生、高校生と子供たちで埋まりました。
コロナ禍から子供達の不調は余りにも深刻です。
症状は、頭痛、腹痛、朝起きれない、肩こり、疲労感…
そして、昨日初めて来られた小学生の女の子は、楽しい事が何も無い。と静かに言ってました。
頭痛薬を2年間飲むも治らず、昨年から腹痛で完全不登校に。
不登校になるから勉強の遅れを取り戻すために塾通い。。。塾には行けるけど宿題多く楽しく無い。
大人も子供も楽しみがあってこそ元気になります。
それが、特にコロナ後怖い思いばかり、そして注意ばかりされて、遊びにもいけず、友達とも触れ合えず。
本当に本当に可哀想過ぎて言葉になりませんが、頭痛く無くなったら塾やめても良いのかな?と(笑)親とその子に聞くと、いいです!と。
刺さない鍼(腹部打鍼)をして、足にひとつお灸を据えたら、
その場で頭痛治りました〜(薬も飲まずに来院)という事で、お母さんが、
「この2年なんだったの?塾も辞めました」と
紹介者から聞きました。これからも続々と子供達が来られますが、
皆さん全員、病名あえて付けるなら、擦り切れ症候群と言いたいです。子供達は大人の何十倍も真面目で気を遣ってますからね。
セントレジスホテルでランチ
先日TVで腎臓について。興味深くみました。
4億年前、海の生物が地上に上がれたのは腎臓があるお陰。
塩と水の無い地上で生活する為に、腎臓は水を蓄えて、塩を血液に戻す役割を担ってくれたからだそうです。
また、脱水、大量出血、栄養不足になると低酸素状態になりますが、
その時、酸素を使わなくてもエネルギーを生み出せる酵素を作れるのが腎臓だそう。
この様に血液と腎臓の関係は密接で、更に骨を強化し、善意で(笑)血圧を上げる。とにかく、耐え忍んで頑張ってる臓器。との事。
聞くほどに凄い臓器なんです!が、
実は、東洋医学では大昔から、腎臓と関係が深いのは、水、尿、塩は当然の事として、血液、骨(歯)、髪、血圧、根気(精神面)、生まれ持った元気といわれてます。
腎臓を老廃物を濾過して尿を生成するところ、だけでは決して無い、大切な影の立役者なんですね。大事だからこそ2つあるんです。
もう少し腎臓について言えば、腎臓の弱り=老化です。腰痛、耳トラブル、骨粗鬆症、尿トラブル、浮腫、重篤な喘息、健忘症、不眠、イライラ…これらは全て腎臓と密接な関係があります。他にも沢山ありますが。
そして、腎臓を守るには、脾胃(胃腸)を守らなければなりません。ですから胃腸が丈夫な人は老化が遅いですね。
長くなりましたのでこの辺で。また大好きな腎臓について書きますね。