ライン川古城巡り
ローレライ
今年はタケノコの姿を見ないので、すっかりその存在を忘れてました。聞くところによれば、今年は気候のせいか、筍が中々採れず高値のようです。
そんな忘れられていた筍を先日、沢山頂きました。それも穫れたてです。とれたては、香ばしくて歯応えもよく味も食感も最高です。
嬉しくて、早速、米ぬかで湯がいて、筍ご飯、筍とワカメの酢の物、筍と厚揚げの煮物、筍のお吸物を作りました。調子にのってタケノコ三昧してしまいました。
師匠からも以前から筍は精が強いからあまり食べ過ぎるなよと…。
次の日の朝、案の定、鏡を見ると、両方の頬っぺたが真っ赤っかに。ブツブツだらけ。そして、顔だけで無く手の甲や腕も痒くて大変でした。
痒みの有るところは、東洋医学では上部にあたります。
筍はグングン上へ伸びていきますので、食べ過ぎると上に気が昇ります。
その上、春の物はアクが強いものが多く要注意です。痒さがしつこくなります。アクは苦味成分らしく微毒です。食べ過ぎてはいけないから毒が有るのでは。。
筍には決して罪は無いのですが…痒いです。中道乱れました。何でもほどほどが優しいという事ですね。
ドイツ お城前の池にて
お行儀いいね
先日、一緒に旅行に行った友人を含め、同日に声が全く出ない人が三人来院されました。その他、風邪で喉が痛い、咳が止まらないという患者さん続出です。
皆さん、GWの疲れや過食、日頃のストレスが溜まっているところ、朝晩とお昼の気温変化が10℃以上ある日が多く風邪が入って発症するという感じです。
喉には様々な経絡が走ってますが、咽喉から気管、肺に至る間は陽気が強い部分ですので、熱化しやすいのです。
野菜不足、油物や甘い物の摂取過剰のところ、運動不足でストレスを溜めれば当然、陽気の強い所に熱がこもります。
ところで、この声の出ない三人の方の治療ですが…。
声が出ないという事では同じ症状ですが、治療方法は皆さん違いました。鍼を刺すところ、鍼を置く時間もバラバラです。
申脈30分と百会5分の人、肺兪25分の人、天枢25分の人というようにそれぞれのお身体を見て治療しました。各人かなり効果があったらしく喜んで頂けました。
東洋医学は、この様に、同じ症状でも配穴が違ったり(同病異治)、反対に違う症状でも配穴が同じ(異病同治)という事は当然あります。ほぼ全員でしょう。
何故なら、ひとりひとり生体が違うからです。年齢、環境、性格、食事等々違うのですから、バランスの乱れ方も人それぞれです。
自分のバランスの乱れに早く気付いて放置しない事大事ですね。
エッフェル塔
べルサイユ宮殿 鏡の間
最後に真っ赤なベルギー新幹線「タリス」に乗ってフランスは巴里へ。
パリは、道行く人、年齢関係なく、皆さん本当にオシャレでした。建築物もドイツやベルギーとは違って堂々とした貫録を感じました。
その上、フランス人の方々も感じがとてもよく、優しいので尚のこと男女共にとても素敵です。
パリでは犬の糞、必ず踏むから気をつけてと言われましたが、糞は何処にも無くて。。。今年1月にフランスに行かれた方も怒られてましたが。何か条例でもできたのでしょうか?とにかくラッキーでした。
フランスの象徴、エッフェル塔、ベルサイユ宮殿行ってきました。ベルサイユ宮殿の広さと華麗さ…豪華絢爛とは正にこの事でしょう。お部屋ごとに色々感じました。
そして念願だったオルセー美術館へ。モネ、ゴッホ、マネ、セザンヌ、ゴーキャン等、有名な絵画の数々にワクワク。本物は迫力があって本当に素晴らしかったです。モナ・リザのあるルーブル美術館は時間が無くて行けませんでしたが、外観からその広さは驚愕するほどでした。ベルサイユ宮殿より広いのですから。。。
夜はシャンゼリゼ通りを歩いて、凱旋門まで行きました。何処を見てもオシャレでハイセンスのパリ。こんな華麗な街の裏側には、きっと正反対の世界があるのでしょうね。思いを馳せます。
帰りはシャールドゴール空港から上海経由であっという間に関空に着きました。行きは上海で6時間のトランジット待ちを入れて計20時間かかりましたのでかなり辛かったですが。。。次回はビジネスクラスかな。左足浮腫んでブーツが入らなかったので…。
ヨーロッパから沢山の元気を頂き、帰国後の仕事は心身共に軽く、楽楽です。このヨーロッパ効果ホント凄いです。全ての方に感謝致します。
シャンゼリゼ通り 中央に凱旋門
新幹線タリス
小便小僧
アントワープ聖母大聖堂
ベルギーは、ブリュッセルにある世界遺産で、世界一美しい広場と言われるグラン=プレスへ行きました。ここに有名な小便小僧君がいます。小さくて可愛かった。
そして、楽しみにしていたブルージュへ。ブルージュは、9世紀の古都で、ここも世界遺産です。
おとぎの国に来たかの様な可愛らしい街。私の興味はチョコでは無く、日本で買うと高額なレースや刺繍のテーブルクロス等です。その美しさに興奮が止みません。元気倍増しました。
そして、ベルギーで働く友人の会社の方にフランダースの犬で有名な絵のある教会、アントワープへ案内して頂きました。
現地のお話は興味が尽きずホント楽しかったです。
ベルギーは、土日以外にも一ヶ月以上有給があり、有給100%使う人の率は98%。世界二位との事です。それも、今の時期(夜9時半迄明るい)から9月頃迄が1番日が長くなるので、一斉に数週間の休暇をとるそうです。そのお陰で人がいなくなり、製造業などの会社はシャットダウンする事もしばしば。日本では考えられませんね。
反対に、10月から3月頃迄は日が短く、日照時間がかなり少ないので、外出も消極的、病気はノイローゼがダントツに多いそうです。季節も春と冬だけです。気候だけでは無いのでしょうが…。
お医者さんといえば、患者さんとの雑談が長過ぎて中々診察してもらえないって。笑っちゃいます。
また完全な実力主義で2.3回失敗して始末書書いたら即クビになるようです。容赦無し。
飲食店で働く人の数も少な過ぎで、従業員の皆さん走り回っていますのでオーダーも中々出てきません。聞くと、食事より話すことが目的なので誰も早くって要求しないのですって。これ普段の私です。
どの国に行ってものんびりしてるねって友人に笑われましたが、こんな私はヨーロッパが合うみたいです。
ブルージュ
購入したテーブルクロス
ベンラート城庭園
ベンラート城
長い間、留守をしていましたが、お陰様で、最高に楽しい初欧州旅行になり、パワーアップして帰ってきました。
ドイツ、ベルギー、フランスの三ヶ国を10日間のハードスケジュールでまわりました。簡単にそれぞれの印象を三回に分けて書いていきます。
ドイツは、私にとって不思議な程、違和感が無くリラックスできる好印象の国でした。清潔で几帳面さがあちこちに見られます。
友人がここに住んで20年になりますが、ドンドン若返っていくのも分かる気がします。
街はしっとりと明るく、素朴でゆとりがあります。
職種にもよるのでしょうが、多くの人は朝7時頃から働き、3時頃には終わって、ビールを飲んだり映画を見たり毎日週末気分で楽しむそうです。
身近に多い病気は、循環器系らしく、ガンなどは殆ど聞かないとの事。ガンが少ないのは、生活がゆっくりしてるからでしょう。急いでる人や走ってる人見ませんでした。エスカレーターは真ん中に。誰も追い抜かす人がいないからです。
心臓関係は、寒さや食事、几帳面さからくるのでしょうか。私も朝昼晩晩、大好きなソーセージとビール三昧してきました。
この季節は新緑が一番美しいらしく、友人に連れて行ってもらったベンラート城の美しさは一生忘れる事はできません。
自然の繊細な美しさ…ゲーテやベートーベン、シューマン等の芸術家が輩出される土壌なのでしょうね。
またケルンの駅前にそびえ立つ、世界遺産の大聖堂の荘厳さは圧巻でした。全て完成するのに600年以上かかったなんて…中は見事なステンドグラス。魅了されました。
ドイツは背伸びの無い、安心感に満ちた大人の国。住んでみたい国でした。ソーセージ…とても恋しいです。
ライン川古城巡り
ケルン大聖堂