ウィリアムシェークスピア2000
レディ・オブ・シャーロット
人は兎角、人から聞いた先入観や、自分の経験から判断して相手を決めつけてしまう傾向があります。
自分では客観的に人を見ていると思っていても、中々、相手を本当に知るというのは難しいものです。
また、自分の心の癖の様なものが相手に反映されがちかも知れません。
例えば、自分が熱血漢だとしたら、相手をグイグイ引っ張り過ぎてしまったり、自分が悲観主義傾向なら、相手の言葉に動揺したりというように。。
決めつけられたり、押し付けられたりすると反発したくなるのが人間です。出来る限り、相手のそのままを感じていきたいものです。
と言っても、複雑怪奇が人の心。スンナリいくわけがありません。簡単なわけが無いのです。
人の心は、自分でも気付いてない心も混じったり、言ってる事と思いが違ってたり、嘘や、事実と違っていたり…とにかく複雑怪奇なものです。
それもこれも全て受け止めて、臨床は成り立つという事でしょう。
クロッカス・ローズ
コント・ドゥ・シャンボード
よくある事ですが、先日も患者さんが自分の症状をネットで調べて大激震に。「先生、私の症状治らないって…」大泣きです。
実は、本当に珍しい事ですが、つい最近、私もネットに少し振り回されたばかりでした。いつもと違う自分の症状について、ネットで調べていると、書いてある書いてある不安になる事が山盛りと。
調べる程に不安になってきましたので、10分くらいで調べるのを止めましたが。。。
こうして患者さんもずっと夜な夜なネット検索しているのだと思うと何とも言えない気持ちになりました。
今はどんな事もあっという間に調べられ、信じられない程便利です。しかし、全ての情報には正誤がありますので、当然ながら情報の取捨選択はこちらにかかってます。鵜呑みにしたら大変な事多いです。
それが、いざ自分の事となると嫌な事が目についてしまうのです。ネットの怖さを改めて思い知らされました。友人に言うと、私は自分に呑気だから検索して少しは怖がった方がいいと言われましたが…。これも正当な意見でしょう。
便利なものはドンドン活用すればいいですし全く自由です。しかし、自分の症状について調べる時に、少し注意が必要だと感じます。
まず夜中にひとりで長時間検索しない事です。長くて30分くらいでしょうか。
そして検索して不安になったら、その事を必ず誰かに相談する事です。
益々氾濫する情報…自分の核をしっかり持って振り回されず上手に活用したいものです。
クリストファーマーロー
花にも色々表情が
最近、患者さんの体表観察をさせて頂きながら、脈やツボなどの表情を楽しんでいます。
表情と言えば顔と連想しますが、このような仕事をしていると、脈にもツボにも表情を感じます。
先日もスタッフ達とお互いに体表観察の練習をしながら、表情も診てあげてねというとポカンとしてましたが。。。私流の言い方ですが、いつかわかる日がくるでしょう。
全ての細胞は生きてるので、常に動きがあります。目に見えないだけで、日によって色々な表情を見せてくれます。弱ってる、強がってる、悲しんでる、疲れてる、喜んでる、あれ、無表情というように。
だからどうということは無いのですが、表情を感じてあげるだけで、今度は鍼を通じて応えてくれるような気がします。表情は気の動きと連動してるのでは?
表情はその時の動きですから、脈やツボに伺います。こちらが横柄な態度であれば、それらは全く動かなくなりますので、お伺いをたてるのです。
脈を診るときも、ツボに触れる時も、それは面でも点でも、自然に無意識に、手指を微妙に動かしながら…
私も鍼を受けたときに、師匠は勿論のこと、表情をみてくれてると感じる時多々あります。表情も大切にしてくれる人の鍼の心地良さは格別です。
東洋医学の世界の魅力はこんな所にこそあるのでしょう。
ソニアリキエル
香り最高です。
先日、師匠から何度も、ゆっくりやりなさい、身体を休めなさいと言われ本当に久しぶりにのんびりしました。
私の「のんびり」は何も用事を入れない事です。目覚ましをかけずに起きて、気ままにブラブラ歩いて、喫茶店でコーヒー飲んでぼ~っとする。こんな感じでしょうか。実際はこの通りにはいきませんでしたが…年に1、2回あるかどうかです。
患者さんによっては、たまにこんな質問をします。「用事を紙や携帯メモに書いて、出来たら消していく…こんな事してませんか?」と。粗100%何故わかるんですか?と逆に聞かれる程当たります。私も過去にしてましたので。。。
メモに用事を書く人…大概、今しなくてもいい事まで思い出して書き連ねていかれます。何かに追われてるかの様に。。。のんびりできない人の典型です。近くに寄ると圧迫感の様なものも感じます。
絶対しないといけない事は覚えてるものですから、今日からメモ魔止めましょうかと提案してますが…。
この様に追われた生活を継続すると身体の気の流れがスムーズに巡らず、滞ってしまいます。
気の流れが滞ると、凝り、痛み、腫れ、しびれなどの症状がおこり易く、精神的にもイライラしてきます。共に、血の流れも滞り、症状は悪化します。
たまには、のんびりして、頭の中、心の中、空っぽにしてみるの良いものです。
(緑のボタンアイのある) マダム・ハーディー
ベンジャミン・ブリテン
今年も、ご近所の素敵なご夫婦のバラ園に朝早くからお邪魔させて頂きました。
沢山のバラに囲まれた広いお庭に白いガーデンテーブルで頂く紅茶…海外にいるようです。
毎年、最高に贅沢なひと時を過ごさせて頂いてます。今年もバラは満開で高貴な香りでいっぱいでした。香りお届けできないのが残念です。いい香りは気を巡らせますので心身ともにスッキリします。日本のバラより、フランスやイギリス等の海外のバラは格別いい香りがするのです。バラの名前も沢山教えて頂きました。
これ程のバラを毎年見事に咲かせるのは大変な事でしょう。愛情を持って様々な工夫や時間を費やさなければなりません。ご夫婦共、まだ若くバリバリ働きながらですから感心してしまいます。
ご夫婦とも何年も鍼灸治療にも通って下さり、疲れたら直ぐ飛んできて下さいます。
自然に触れ、身体を整えながら、社会に貢献する毎日、最高の充実の人生ではないでしょうか。
しばらく素敵なバラの写真と共にアップさせて頂きます。お楽しみ下さい。