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実千代鍼灸院 Michiyo Acupuncture Clinic

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院長のブログ 実千代院長の最新ブログ

2013年6月28日(金)

81.涙腺切れました


アガパンサス


別名:紫君子蘭

映画好きの友人に誘われて時々映画を見に行きます。

昨日は、『奇跡のリンゴ』に連れて行って貰いました。

題名は有名ですが、無農薬でリンゴ作った人のお話しというくらいの知識でいました。

軽い感じで行ったはずが…内容や話の展開に、私の涙腺切れました。

映画でこんなに泣いたのは、かなり前に、ある戦争映画を見た時以来です。その後、何十年も一切戦争映画見なくなった程ですから。

単に情緒不安定だったかも知れませんが、奇跡のリンゴを作られるまでの並々ならないご苦労の一端を知り感動しきりでした。

色々書きたい感慨深い思いはありますが、とに角、お勧めです。

特に、何かに一徹に取り組んでおられる方、是非。

熱し易く冷め易い私の戯言と思って…。

2013年6月26日(水)

80.「馬医」必見です

今日は、まだ知らない人のために宣伝しておきます。

7月7日からBSプレミアムで夜9時から10時迄、「馬医」というドラマが始まります。全50話です。

これは、朝鮮王朝時代に、馬の獣医から、王様の医者になって活躍した実在の人物のドラマです。

身分の差など関係なく平等に医療に従事し、波乱の人生を送った主人公、ペク•クァンヒョン演じるこのメディカル史劇の監督は、イ•ビョンフン氏です。

言うまでもなく「ホ•ジュン」や、「チャングムの誓い」の監督ですが、今回、第三弾の史劇となります。

人形に鍼を打ってツボを外したら水銀が流れるシーンや、当時鍼だけで外科手術を試みた所等々、鍼を打つシーンが沢山出てきます。

ここ数年ドラマを略見ない私にとって、久々にハマりそうで、今からワクワクしてます。

また、イ•ビョンフン監督の人心をがっちり掴む話の展開、間の取り方、一話一話の終わり方、音楽、風景等々、そのクリエイティブぶりはかなり勉強になります。

鍼灸のお話、大いに楽しみましょう。

2013年6月24日(月)

79.手に負えない眼

ちびっこ患者さんに、「はい、舌見せてね~」と言うと、舌を出しながら白目をむく子が何人かいます。それも毎回。。女の子。。

白目は怖いですが、この白目はかなり笑えます。

本当に色んな眼が有ります。ひとつも同じ眼が無いほどに。

最近、ジッと動かない眼に出会いました。表情が全く無い眼です。器質的に重い病でもありません。

赤ちゃんも、瞬きも無く、ジッと動かない眼でこちらを見てくれますが、表情があります。というより、こちらの表情が映し出されるようです。

その時々に、絶対忘れられない眼…良くも悪くも沢山あります。

目は口ほどに物を言う。その真偽は眼を見れば分かるという事ですが、正にその通りです。

全く表情の無い眼を、静止出来ないのは私の弱さでしょうか。。。

静止出来ないという事は、残念ながら私では治せないということ。

平常心で聞けない事、触れないもの、見れないものは、私の手に負えないということでしょう。

そんな時は、人に任せるのが大切だと…今更ながら気づきました。

2013年6月22日(土)

78.思想哲学は必需?


患者さんが育てたグラジオラス


紫のグラジオラス

最近、師匠が勉強会で宗教・哲学のお話をしてくださいます。

東洋医学を学ぶ私達にとっても、考え方の基盤になるもの…本当に大切だと思います。

人と密接に関わる職業の方は、特に確固たる思想哲学を持つべきだと私も日頃から思っています。

人の心は強いようで弱いからです。波風がたつと自分の経験上の信念など簡単にぐらつきます。

何があってもぐらつかず、生命の軌道修正をしていくために必要です。人の人生や命がかかってる…って大げさでしょうか。

様々な思想哲学がありますが、どれもこれも、人が幸せになっていくためのものでなければ…無意味です。

幸せって何?という話になりますが、それを考えるのも根底には思想哲学がものを言うのでしょう。

思想哲学は、自身を反省しつつも、ただでは起きない。こんな強さを教えてくれます。

宇宙の法則に則った哲学こそ身に染み込ませていきたいです。

2013年6月20日(木)

77.叱咤の必要性


誰もいない服部緑地公園


ブルーバード

患者さんに、極極たまにですが、畏れ多くも叱咤させて頂くことがあります。勿論、大きな声などは出しませんが。。。小さな声でグサッと。

できれば避けたいこの叱咤…ですが、患者さんにとっても術者にとっても必要な時があるのです。

病気との闘いは、心に巣食う病魔との闘いでもあります。

完全に病魔に負けていると感じた時は、その心をムチ打つしか無くて…そうなる理由も分かってるのですが。

単に、落ち込む患者さんに対してではありませんので、判断は難しいかもしれません。

とにかく、ここで、甘い言葉で終わったら、どちらも病魔の思う壺です。

電話を切った後で、見送った後で、自分を少し責める時もあります。
でも、次にお会いすると変わって下さっている患者さんにいつも救われています。

本当の怖さは、病にあるのでは無く、心まで犯される所にこそあるのだとつくづく感じます。

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