ENGLISH

MAIL

WEB診療予約

実千代鍼灸院 Michiyo Acupuncture Clinic

MENU

院長のブログ 実千代院長の最新ブログ

2013年7月16日(火)

90.ココ豊岡が原点


ひまわりの中にハート


赤ちゃん葉っぱ柔らかい

先日、豊岡に往診に行ってきました。夏の豊岡は、半端なく暑く湿気が多いです。

ですが、ココ豊岡は、驚く程、いい方達の集まりで、気候とは裏腹、いつも爽やかな気持ちで帰宅します。

お家を提供して下さってるお母さんの面倒見の良さ、信じられない程です。

10畳程の和室を二間、解放して下さり、片側は、お布団を三つ引いて治療室に、片側は、待ち合い室に。

机ひとつ囲んで、お茶、手作りジュース、お菓子やデザートを全員に。お昼は自栽培のお野菜を使ってのお料理ご馳走になります。

豊岡弁での賑やかな雑談中、寝てる人、治療しながらも話に参加する人…家族のような安心感に満ちた風景です。

先日は、チョットしたアレルギーで、私の頬が真っ赤になってるのを心配して、色んな方が色んな情報を次々教えて下さいました。

いつも、術者も患者も分け隔て無く、地のまま有りの儘です。

お母さんの病、実は慢性白血病です。医者の抗がん剤の勧めも無視して、ただ鍼治療を続けて今で8年目。こんなに元気でいいのでしょうかと笑っておられます。

ココは、月一回、私にとって、正に医療の原点に戻れる、そんな処になっています。

2013年7月14日(日)

89.足元から対話を


ラベンダーの波


夏の秋桜

ここ数ヶ月、スタッフ達を連れて少し遠方に往診に行ってます。

この車中の行き帰りが、中々貴重な時間で、普段ゆっくり話せない事、彼等が思ってる事を聞けるいい機会になってます。

私の考えも赤裸々に話す事ができ、かなり有意義です。

対話できる事は人間の特権です。
対話する程、相手を知る事ができ、日々の行動や発言の根拠が分かります。

他にも沢山のメリットが有ります。相手に対する幅が広がる、互いに気付いてない自分を発見する、誤解が解ける、課題が明確になる等々。

患者さんの悩みの上位には、常に人間関係があります。

時には、家族といる時間より長い他人との人間関係。ここがギスギスしていては気が上がったり、散ったり、固まったりと心身共に循環障害になります。

今はメールなどで簡潔にやり取りが出来る時代だからこそ、足元から対話をしてみては如何でしょうか。

自他共に豊かになっていく最高の健康法だと感じます。

2013年7月12日(金)

88.問診について一言

私の鍼灸院では、殆どの問診はスタッフに任せ、追加問診を私がしています。

どの様な症状で、いつから、何処が、どのように痛むのか(不都合)から始まり、小さい頃から現在に至るまでのポイントとなるような情報まで。。。

その上、飲食、排泄物、生理、睡眠等の状態まで伺い、約1時間程費やします。

患者さんには、初対面にも関わらず、数々の質問に、誠実にお答え頂き本当に感謝しています。

スタッフも、失礼の無いように、緊張しながらも一生懸命問診しているようです。

ところで、問診の難しさは、何処にあるのでしょう。

ひとつは、相手の立場に立って間が読めるかどうかにあると思います。

その上で、病の原因は何処に有るのかを探っていくのですから難しいのは当たり前です。

間が悪い(ぎこちなさ)は、あまり上手な問診とは言えませんし、こちらが主導していかなければ病の本質には迫れません。このバランス大切です。

ともあれ、患者さんとの温かい、ホッとする様な人間交流の場になって欲しいです。尋問では無いのですから…

それが一番大切な事ではないでしょうか。

2013年7月10日(水)

87.ポジショニング


梅雨もおしまい


また来年ね

どの様な場面であれ、適切な立ち位置を心掛けたいものです。

ポジショニングを弁えるのは、人、物事等、人生全般に渡って大切な事だと思います。

また、全体が分からないと、立ち位置は決められませんので、立ち位置を決める癖をつける事で、全体の把握の訓練にもなるわけです。

出過ぎず、引き過ぎず、自分の立ち位置をバランスよく決めるには、ある面、センスも問われます。

また、それは、時と場合により刻々と変化するので、同じ事は通用しません。

卑近な例で言えば、昔の女性は三歩下がって男性の後ろを歩くのが当たり前の時代でした。これもひとつのポジショニングです。

最近は、女性優位で、男性が女性を警戒してる感すら見受けられますが…時代でしょうね。

また、今は精神闘争すら、薄れている様なので、自己主張が余りありません。多いのは、わがままだったり、偏見だったり…。これでは、全体を見てポジショニングを決める以前の問題です。

最近、自分も含めて色々人と話していて感じる事です。

2013年7月8日(月)

86.そのままが奇跡


花の中にアリンコ達が…


深海に咲いてるみたい。

時間を見つけては、時々、植物園等に出かけてお花の写真を撮りに行きます。きっと皆さんに見てもらって喜んでるはずです。

この精巧さ、この色合い。素晴らし過ぎて溜息が出ます。

誰が作ったの?誰が調合したの?誰にも答えられないのですから…何て楽しいのでしょう。

そして、この花達と小さい生命が一生懸命生きてるのです。誰にも気づかれ無いように。。健気なものです。

こんな花たちを見つめて、人間に思いを馳せます。人も同じなんだと。存在してる事が奇跡的です。

鼻や目などの五感、意識や無意識の世界。この素晴らしさに謙虚にならざるを得ないです。

この五感が健康である事は幸せです。美しさも醜さも、有りのままを感じていける感覚。

五感は表層ですが、五感が正常ならその深層も正常なのです。

鍼は、人が自ら修復出来ない程の、雨風嵐に会った時、ほんの少しのアプローチで、大きく役に立ちます。表層から深層へ、抜群の修復能力を発揮してくれるのです。

ともかく、そのままを受け入れてくれる。これ以上の励ましは他には見つけられません。

これが東洋医学です。

記事検索

最近の記事

月別バックナンバー