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実千代鍼灸院 Michiyo Acupuncture Clinic

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院長のブログ 実千代院長の最新ブログ

2013年9月9日(月)

116.重症ほど優しい鍼


雷雨の後に大きな虹


虹の後に綺麗な夕焼け

鍼は、重症である程、もっと言えば、お医者さんから、見放された方に、驚くような効果を発揮します。

その事をご自身の実践から、教えて下さっているのが、師匠の藤本蓮風先生です。本当に凄い鍼師です。

何故、その様な方に抜群の効果があるのでしょうか…

最近では、脳梗塞、ALS、抗がん剤でボロボロになったお身体。。。皆さん、鍼の素晴らしさを身体で感じて下さっています。

未だ未だ、私は未熟ですので、全て師匠のご指導あっての効果である事は外せませんが…鍼の効果は半端ではありません。

何故でしょうか。なぜ鍼はこんなに優しいのでしょうか。。。

真心には、その何倍もの真心で応えてくれます。

鍼には、こちらの思いを伝えてくれる不思議な力が有る様に思えてなりません。

死ぬまで追求して行きたい、と思わせてくれます。

こんな鍼を心から愛します。

2013年9月7日(土)

115.喜びが爆発する?

喜びが爆発する…この表現がピッタリな経験をつい最近しました。

その場に居合わせた全員が、きっと同じ思いだったと思います。

全く私的な事ですが、全員が他人の事で心底、喜んでいた空間…円満具足の時間…でした。

人の幸せを自分の事の様に喜べる、この心には、足し算では無く、掛け算の勢いが生まれます。

私の職場も、その様な空気に満たされています。これは、唯一の自慢ですし、誇りです。いい人達の集まりだからでしょう。全ての患者さんに感謝です。

本来、人間の心は、人の幸せを心底喜べるものです。

小さな自分に囚われて、その事を忘れてしまう…それは、本来の自分では無いのでしょう。

曇った鏡にいくら自分を映しても、本来の自分は見えません。

本来の自分が映る鏡。。。色んな方法があるかもしれませんが。。。

喜びが充満している所に身を置く…これもひとつです。大いに巻き込まれましょうよ。

2013年9月5日(木)

114.念の連続が人生


九寨溝の湖


九寨溝の滝

「今の心」と読んで念とすれば、念は目に見えません。でも、時間差で目に見えるようになります。

本当は、時間差が有るだけで、思った瞬間に、何処にでも、届くのが念なのかも知れません。その強弱や、感度の善し悪しがあるのは当然として…

患者さんの中にも、驚くほど感度がいい方がおられます。

思って、声に出して、スタッフに話したら、次に来られた時、聞こえてたかの様に変わってる…皆驚きです。

このような、以心伝心は、誰も経験があると思いますが、私も、たまに有ります。

そう考えると、今、何を思っているかは、とても重要な事です。

目に見える事の前に、自分の今の心、念の変革こそが必要なのでしょう。

特に、敏感な方、重症な患者さんに接する時の念…瞬時に伝わります。

甘い覚悟なら踏み込めません。大げさですか?影響力が大き過ぎるからです。

鍼を持つ事と、自分の人生は同じなんだ、との師匠のいつかの言葉を思い出します。

2013年9月3日(火)

113.鍼の即効性の有無

鍼には即効性が有るのか無いのかと問われたら、有ると即答します。

患者さんの感受性(気の動き)や病種により、その程度の差はありますが、鍼は、バランスをとるために、様々身体に働きかけてくれます。

一本の鍼で、実費。実際、何らかのメリットが無ければ来て下さいません。

ましてや、日本に西洋医学が入ってきてから、薬による治療が主流になり、服用=即効性を求める時代が今です。

鍼灸院には、薬でも、手術でも、何をやってもダメ、または医者からも治りませんと言われた方々も多く来院されています。

長くかかって患った病は、それなりの時間がかかるのは、当然です。

しかし、この様な状況下で、多くの方は、即効性を求めて来られるのです。

これも、鍼の素晴らしさを証明できるチャンスと思えば、ある面、ワクワクします。でも、甘くありません。

患者さんの、病治しに対する考え方、それをも含んでの、鍼の素晴らしさであり、即効性なのです。

2013年9月1日(日)

112.医道乱れる時は国乱る

東京ー大阪間が32年後には1時間で行ける時代が来るなんて。人間の英知は果てしなく…

片や、世界では人間同士が殺し合い…それを、武力行使で収めようとする、愚行。幼稚、野蛮、傲慢な心の成せる技です。

武力は、自分に力が無い事を証明しているのと同じ。精神性の高い人間のやる事でしょうか。たとえ、それが脅しとしても同じです。

『鍼灸真髄』という本の中に、「(前略)体が病むと心も病むものです。その証拠には、体がよければ気分がよく、心が平和です。どうも今の世には、体の悪い人が多いので、従って思想が混乱するのです。昔は、

医道乱れる時は国乱る

というて、なかなか医道を重く視たものです。秦の始皇帝なども、政道を正すために医道を正してをります」とあります。

今は、心が病んで、体が病む方々が多いように思いますが…

ともかく、人の上に立つ人間は健康でいて欲しいです。健康とは、バランスです。バランスは和平です。

疲れると、根気が無くなり、思考が野蛮になり、自然から逸脱し、子どもと庶民が苦しむだけですから…

何も罪のない人を苦しめるのは、悪魔の所為です。

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