ENGLISH

MAIL

WEB診療予約

実千代鍼灸院 Michiyo Acupuncture Clinic

MENU

院長のブログ 実千代院長の最新ブログ

2014年3月9日(日)

12.心の思いは声の響きに

声にはホントに不思議な力があります。同じ言葉を発しても、発する人によって響き方が全く違うのですから。

響き方というのは、いい意味で、こちらの心の深い所まで染み込むという事です。

「言(ことば)と云うは心の思いを響かせて声を顕すを云うなり」という名言があります。

言葉の内容そのものも勿論大切ですが、その言葉を発する心の深さが、何より声の響きとなって届きます。

実は鍼も同じです。声も鍼も、人の心身に真正直に響き、働きかけます。

今日、意識無く、殆ど植物状態になっている方のお見舞いに行ってきました。

顔を近づけて、「来ましたよ。頑張って居られますね。」と、声をかけると、明らかに反応がありました。「私の声聞こえてますね」と更に声をかけると、また、反応が。。。

これが不思議と、入院前の対話と全く同じ感覚なのです。話し過ぎて少しお疲れの様子…眠い時の感じも同じ。多分、違和感無く普段通りに話しかけたから?かも知れません。

人の不可思議で深遠な生命を、愛し、信じる自分の心を磨いていくことの大切さ…痛感する毎日です。

2014年3月7日(金)

11.鍼で難病を阻止

「毎朝、手が強張って痛みがあったのに、鍼をしてもらった次の日は痛くない!」とは、久々に治療に来た私の友の言葉です。

友は真正直ですので、どんな事もストレートに表現してきます。

そんな友の鍼の効果は頗る嬉しいものです。

毎日の手のこわばり…小さな事の様ですが、ほっておくと大変です。大きな病の引き金にもなります。

来院される多くの難病患者さんの極初期症状に、手のこわばり、頻繁なこむら返り、バネ指などに加え、便秘や下痢の繰り返し、頻繁に出来る口内炎などが重なるパターンがよく見られます。

また、今は難病でなくても、特に脾胃や腎に関係するツボの状態が極端に弱っていれば、将来、大きな病に罹患する可能性が大です。

身体の内の状態は、必ず外に見える形となって現れます。

この東洋医学の「以表知裏(表をもって裏を知る)」という考え方に元ずいて、

鍼治療で、かなり沢山の難病を阻止してるという自負を持っています。

実は、ここに鍼の真の素晴らしさが有ると感じます。

2014年2月27日(木)

10.新しい出発です

「誠実、実直の人」と言えばここで働いて下さっている松本先生を1番にあげたいです。

彼は、来月3月末に退職され、次は新しい所で院長としての任をまかされる事になっています。いよいよ本領発揮ですね。こんな嬉しい事はありません。

思えば、3年間、驚く事に彼は一度も「え?」、とか「出来ません」とか言ったことが無く、とにかく分からない事は自分で調べて努力する人です。これはあたり前と言えばそうかも知れませんが、私はいつもその誠実さには感心していました。

本音を言えば、少しくらい反抗してくれても面白いのになと、思うほどの実直さです。

彼を3年間見てきて、手の感覚の良さや東洋医学を面白いと思える感性がとっても優れてると感じます。これからが本当に楽しみです。東洋医学が好き、鍼灸が好きであってこそ伸びゆく第1条件ですからね~

次は、阪神沿線の武庫川駅の近くで先生として出発されますので、阪神沿線の方は是非、行ってみてください。鍼を持った時の別の顔がみられますよ。

3年間本当に有難うございました!ご苦労様でした。感謝しかありません。

2014年2月20日(木)

9.傷ついたツボが復活

鍼は重症である程、その効力を発揮します。と言ってどれだけの方が信じるでしょうか。

生体が大きくバランスを崩して、立ち直る自力がない時、そのバランスの崩れを鍼で助けてあげると、生体が喜んで、自力を出してくれます。

患者さんのツボを手で触れて、そのバランス状態を確認していきます。

長く患ったもの、弱りの程度が酷いものは、当然、それなりの時間はかかりますが、健気に立ち直ってきます。

先日も、働き詰めで、心身共に疲労された男性患者さんが、今迄、眠剤を2錠服用しても、入眠まで2時間以上かかっていたのが、1錠で1時間で眠れるようになったと言われてました。ご本人にとっては、大変な喜びようでした。

それに伴って、ひどく傷ついていたツボが確実に復活してきました。

たとえ不治の病と言われた疾患でも、必ず、長く生を受けられ、治癒も不可能ではありません。

患者さんのツボを通して、ひとつひとつの細胞が、生きよう、復活しようとしてる事実を、日々、目の当たりにします。

「人間は完成品なんだ」との師匠の言葉、益々輝いて迫ってくるようです。

2014年2月15日(土)

8.ノンストップ過食は春の到来


リンゴ、水菜、トマト、アボガド、ヤーコンをイタリアンドレッシングで和えるだけ、最高に美味しです!


ヤーコンと人参のキンピラ

立春が過ぎてからも、昨日の大雪といい、寒さが厳しく感じますね。しかし、患者さんの症状や、脈状は正しく、春到来!です。

春は、冬の栄養を蓄えた草木が上へ芽吹く季節です。人も、木気が盛んになり、気逆という症状が現れます。

例えば、同じ風邪でも咳が止まらなくなる、フワフワめまいがする、口内炎や目ばちこができる、蓄膿症が酷くなる、顔に吹き出物が増える等々…これらは、気のベクトルが上へ上へと向かう一連の春の症状です。

日差しは温かく完全に春です。その上、大気の寒さは下半身を襲いますので、益々気が上に上がるのです。

さて、私は気逆してないと思っておられる方、最近富みに過食になってませんか?それこそ、気逆なのです。誰にも止めれない食欲~

実は私も、過食が止まりませんから完全に春です。バランスを取るために食べて気を下に下ろしてる健気な姿と思い、

諦めて美味しいものを美味しくドンドン食べています。最近、初めての食材、ヤーコンというお野菜にハマってしまいました。

このヤーコンは、ペルーが原産地で、食感は蓮根、味は洋梨という甘くて美味しいお野菜です。

効能は糖尿病予防や整腸作用・脳卒中・心臓病・大腸がん予防・高指血症・高血圧症・痛風・便秘などにいいようで、抗酸化物質のポリフェノールが赤ワインを上回る優れものです。

春の木々は、土の水を吸い上げて成長します。人間も胃腸を整えながら、水分の吸収を良くして、上に熱が上がるのを防ぐ事が大切ですが、ヤーコンはこの時期にもってこいの食材です。

身体に今、必要なものが補われていくのが実感できます。いいもの見つけてチョット幸せです。


これがヤーコン君です。

記事検索

最近の記事

月別バックナンバー