不妊症の患者さん、とにかく多いです。
中に、何人か全く不定愁訴や随伴症状の無い方が居られます。
何処も痛みも凝りも何も問題無い…。
体表観察しても、実のような硬結はツボに見られません。何となしに、平均化している。。。
暫く治療していくと、右の志室というツボだけが、冷えてきました。
大切なツボです。
鍼をすると、沈んでたツボが、顔を見せてくれるのでしょう。
ラッパ水仙が眩しい…
まるで対話してるよう…
夜尿症の子が、ほぼ同時刻に5人来ました。内ひとりは新患さんです。全員、小学生の男子…
夜尿症は、オシッコが漏れないように、しっかり締め、固めてくれるはずの、「腎の気」が弱った為に起こる。つまり「腎気不固」これが、基本です。
何故、尿の蛇口にもなる腎の気が弱るのかは、人それぞれです。
ですから、使うツボもそれぞれ違います。
新患さんのお母さん、お顔が硬直して厳しい…
「お母さん、治るから安心して下さいね。」と伝えると、相好が崩れました。
お母さんの不安、心配を軽くしてあげることが、先ずは、大切なのでは。
様々な人の人格が共生してた方…
鍼をしていくうちに、頻繁に出てきた最後の一人が居なくなりました。と。。。
先生、消えてしまって淋しいです。と言われますが、
きっと、消えたのでは無くて、二人が一人に合体したんですよ。とお伝えしました。
多くの精神的な症状は、自分を守る為のひとつの手段です。
もう一人の自分が現れなくても、大丈夫だからひとつになったのでしょう。ね。
自然の黄色には真の明るさが。
往診に行った時の事。患者さんの弾丸トークが止まりません。2時間以上喋りっ放し…。
今、心身の不調で外に出れず、様々、うっ積した思いが沢山あるのです。
私は、そうなんだ、うんうんと、ただ相づちを返すだけ。。。
話しの中には、恨み辛みが一杯詰まってますが、それを聞いてる私は、不思議と疲れを感じません。抵抗無しです。
笑った時、赤ちゃんの様な無垢な目を持ってる…そんな患者さんだからでしょうか。
この季節、山ツツジが美しい西宮
朝起きてから、ひどい吐き気、割れるような頭痛、悪寒という症状の方。
脈は痛さの為か、伏脈であまり触れない。
前日に、湯冷めをして寒い思いをした上に、数日に渡る過食。。。
寒邪を散らし、胃の気逆を下げるツボ。何処かしらと考え、体表観察を。
そこで、「申脈」というツボに多壮灸をすると、みるみるうちに、頭痛、悪寒、吐き気が無くなった。それっきり。
これもひとつの方法でした。