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実千代鍼灸院 Michiyo Acupuncture Clinic

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院長のブログ 実千代院長の最新ブログ

2014年12月24日(水)

63.滋養強壮にすっぽん


スッポンのお刺身。黄色は卵。

2億年前から同じ姿で生息してきたと言われるすっぽん(ホントに?)初めて食しました。

生血ワインから始まり、お造り、お鍋、雑炊と丸ごとすっぽん尽くし。(お肉動いてました…)

怖い。。。と思いながら口にすると、なんて美味なこと。いっぺんにすっぽんファンに。

陽気が少ない寒い冬、身体がポカポカ温まります。少しく汗もかいて、スッキリします。

特に、少陰腎経や太陰脾経の経絡上が、ポッカポカです。

東洋医学では、すっぽんは、「養陰清熱」と言って、陰分を養う事で、邪熱を冷ます効能があり、気や血も補うという優れものです。

足腰が冷えて、首から上がのぼせてる人、良いですよ。上下が安定します。

成分では、人体では作られない8種類の必須アミノ酸を含め、20種類のアミノ酸全てを含有してるようです。美味しい筈です。

冬はしっかり陰分を養う時。次に巡ってくる春に備える為です。

プルン、もちもちのすっぽん料理、元気が付き過ぎて少し眠れなくなりましたが、多忙でも疲れないっ。この冬お勧めします。

2014年12月22日(月)

62.ベートーヴェン「第九」

昨日の佐渡裕さん指揮、ベートーヴェンの第九は圧巻でした。

元々、ベートーヴェンは大好きで、若い頃、「皇帝」などはテープ(古っ)が切れるほど聞きました。

ベートーヴェンの曲は、人間の喜怒哀楽の全ての感情が見事に表現されてます。

その感情がこちらに感応してきます。揺さぶられますね~

そして、本当に凄いと感じるのは、喜怒哀楽の全ての感情の更に奥の奥にある生命、

澄み渡ったベートーヴェンの歓喜の生命。
仏法で言えば、仏性。ユング心理学で言えば、末那識や阿頼耶識のまだ奥…根底。

その根底が表現されてるのです。

喜怒哀楽の一切の感情も突き破る、人間本来の大生命力、この根底の「生命の歓喜」を、ベートーヴェンは、人間の声を使って表現してるところ…すごいです。

この歓喜と躍動の生命も、誰人にもあるから感応します。

歓喜の生命を引き出す鍼…いいですね。

はい、そんな簡単ではありません。

2014年12月20日(土)

61.気の感応と波動

1本の鍼から、身体全体に、波がゆっくりと静かに広がっていくように、気血の過不足を調える。

この身体全体を巡る「ダイナミックな波動」が鍼の最大の効果ではないかと感じています。

鍼を使って「気(血)」の波動を起こす。

私達は、その気(血)の滞りを見つけ、より波動が及ぶツボ(場所)を見つけます。滞りが少ない程、気血の波動連動が速いです。

山田慶児先生の「気の波動型の作用形態を生み出すのは、気の感応である。(略)波動的な状態のなかでの安定した秩序を指向する」と。。。(「混沌の海へ」より)

このような言葉に出会うと嬉しくなります。鍼の事を言われてるようで…

鍼を持つ手、心、魂、全てに感応する厳しい世界でもあります

2014年12月19日(金)

60.胃酸過多の胸焼け

最近、訴える方がとても多いです。

日本鍼灸史上に於ける巨星と言われた、沢田健先生は、巨厥、中脘、下脘にお灸をすえて治癒させたらしく…

最近の胃酸過多は、脾胃が弱ってる所に、油っこい物や甘い物の過食に加え、

様々なストレスから胃熱を生じて起こる場合が多いですので、

私は、お灸を使うことは、ほとんどしません。

舌と脈がしっかりしていたら、背部の督脈上のツボに鍼をして熱を取って治す場合が多いです。

沢田先生は、腹部の任脈上のツボにお灸ですので、丁度、真反対です。

沢田先生は、お灸の名手。鍼もお灸も加減によって素晴らしい効果を発揮します。

沢田先生と今では時代が違うということも考慮にいれて、鍼、灸も使い分けたいです。

それにしても、澤田先生にはかなり親しみを感じます。過去世で出逢ってたりして…ね。

2014年12月16日(火)

59.高血圧と降圧剤


虹の様な紅葉

患者さんが、いつになく興奮気味に来院されました。

「先生、この本最高!」と手に一冊の本。

タイトルは、『高血圧はほっとくのが一番』松本光正著

その患者さんは白衣高血圧症で、先日、医者から降圧剤を強烈に薦められ、憤慨してたところでした。

早速読んでみると、

「高血圧だから、脳梗塞になった」のではなく、『脳梗塞だから、血圧を上げて治そうとしている』のだ。脳の血管が詰まりかけた時、体は懸命に血流を勢いよくし、血のかたまりを吹き飛ばそうとする。血圧を上げて、脳を守ろうとしているのだ」と。

更に、高血圧の基準値は、「180→160→140→130と、どんどん下がり、そのたびに1000万単位で「患者」が増えていく」。。。今はまた140に上がったようですが。本の賛否は置いといて、

本来は薬を減らしていくのが医者の務め。それが、現実はどうでしょう。

今年は、降圧剤の「バルタルサン」の臨床試験疑惑にも驚きましたが、サラッと流れてしまいました。

降圧剤を出された患者さんは、一生飲むように言われました…と。一生飲まないといけない薬など有るのでしょうか?疑問です。

この患者さん、我が院で血圧を測っても高くありません。

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