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実千代鍼灸院 Michiyo Acupuncture Clinic

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院長のブログ 実千代院長の最新ブログ

2015年1月21日(水)

咄嗟の判断。

昨日勉強会にて、師匠より、急性疾患等、急患さんに対する咄嗟の判断、治療の心構えについてのお話しがありました。

年頭の勉強会で、この様に、改めて、

心して普段からシュミレーションをしておきなさいと、念を押された事の意味は大きいと感じます。

確かに、昨年末、ここ鍼灸院にも遠方からの患者さんで、咄嗟の判断が迫られる場面が起こりました。

入ってこられるなり、「先生、フラフラします…」と。直ぐ横になって頂き、お話してるうちに、ドンドンろれつが回らなくなります。。。

水分補給の後、両手を握ってもらい、脈、舌、ツボ等を素早く診て、治療可能と判断。

帰りはかなり良くなり、今年もお元気で来院されましたが、色んな意味で油断大敵です。

この様に、治療院でも様々な場面に出くわします。特に、気候変動の激しい昨今です。

普段からの勉強、考えられる場面のシュミレーションは本当に大切。肝に銘じます。

2015年1月20日(火)

インフルエンザと胃腸炎続出。

西宮は、西高東低の冬型の気圧配置になると、いつも以上に六甲山からの六甲おろしが吹きつけます。

空気の乾燥がひどく、冬はお昼でも湿度は30%しかありません。

よって、インフルエンザの流行拡大は本当に速いです。加湿器は必需品ですね。

また、六甲の冷たい北風が足元を襲い、頭寒足熱の反対現象が起こります。

足が冷える事により、腎の陽気が損なわれ、肝気が上昇過多に。上に気が偏り、熱化しイライラが増します。

こうなると、寒邪により肝と脾(胃)のバランスが崩れ(肝気横逆)、胃腸の弱い人や子どもは簡単に胃腸炎になってしまいます。

また過食等で弱ってる脾(胃)に寒邪が直接襲う事もあります。

この時の下痢は、水様性で止まらなくなります。

治療法は色々有りますが、足裏井穴の胃経の多壮灸は、即効性抜群。

インフルエンザにしても、胃腸炎にしても、普通の体力の人は、鍼灸だけで素早くスッキリと治ります。

2015年1月19日(月)

勉強会に参加して。


日本庭園は宇宙みたい…

昨日は、鍼灸の勉強会。同業者からは、様々触発を受けること満載です。

皆、患者さんの心身両面を見つめ治療にあたってる先生方ばかり。

一本の鍼の効果をトコトン追求してる先生方ばかり。

何気無い話の中にも、鋭いなぁと感心することしきりです。

結句、自分を見つめ、患者さんを見つめる。また、患者さんを見つめ、自分を見つめる…

日々、この繰り返しの中で、最高の治療になるのでしょう。傲慢になれない…

限りなく優しい目がいいですね~皆んな平等です。

2015年1月17日(土)

震災から20年。


ベランダから

え?何?爆撃?20年前の5時46分。まるで洗濯機の中で回されてる様な揺れ。全く立てません。

揺れがおさまった時の異様な静寂…ベランダから見える家々からの火の手、近所の新幹線の橋げたの落下、ガスの臭い、家の2階が道路を塞いで不通に。。。

そして何より、友人達の圧死。
どれもが昨日の事のように鮮明です。

まだまだこの震災を抱えて、悲しみを沈めてる患者さんもおられますが、今日は思い切り涙する日。

人間には、亡き人の魂の声を聞く事が出来る、そんな能力が備わってると信じます。

私も友人の声が聞こえてきました。

「大丈夫、また会えるからね」と。魂と魂の不思議な繋がり。

毎年、今日は死と生を考える日です。

2015年1月16日(金)

書痙(しょけい)


空も心も清々しく

先日、書痙の患者さんが来られました。

書痙というだけあって、字を書く時のみ手が強張って震え書けなくなるという症状です。

実際に手を使う頻度と、書かないといけないとのプレッシャー等から、文筆者に多いようです。

患者さんは、既に、症状が出始めてから4年が経過。利き手は使えない状態です。デパスや震え止めの薬を使用しても効果なし。

さて、色々お聞きすると、背景には大きなショックがありました。

お身体を調べて、緊張を緩和するツボに一本。

治療から3日後に、恐る恐るペンをとると、文字が書けました(驚)との事。

本当に良かったです。心と体は繋がってる証拠です。

それにしても、鍼の効果は計り知れません。

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