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実千代鍼灸院 Michiyo Acupuncture Clinic

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院長のブログ 実千代院長の最新ブログ

2015年1月24日(土)

ツボの極端な左右差。

ツボは、身体を縦に半分にしたら、左右対象に2つずつあります。

同じツボが2つあるから、比べる事が出来ます。

比べる事が出来るから、左右のアンバランスが明確になります。

左右のアンバランスが酷いと、上下のバランスも大きく崩れます。その逆も然りですが。

極端にツボの左右差が大きい人…それも足のツボ。脳梗塞の人に多く見られます。

その左右差を調えれば、脳梗塞の予防にもつながります。簡単過ぎますが、それ程ツボは様々な事を教えてくれます。

脳梗塞に限らず、手足、背部、腹部のツボの左右差が大きい程、大きな病が隠れていると考えられます。

人体は小宇宙、バランスこそ命です。

2015年1月23日(金)

不妊症の患者さん。

不妊症で来院される方が後を絶ちません。

不妊の理由も実に様々ですが、コツコツと鍼をして身体を整えていくしかありません。

どの様な疾患であれ、鍼灸は何処までも、身体から心へ…を中心に治療し、心身共の好循環を重視します。

今年5月に出産予定まで辿り着いた30歳過ぎの患者さんは、2年前から治療に通われてます。

卵巣が40歳後半と言われた上、半年に一回しか排卵しません。

その卵子も未熟卵で中々育ちません。御主人の精子の数も少ない…こんな悪条件でした。

自然妊娠ではありませんが、失敗する度ごとの、精神的苦痛は大変なものです。

お互いにホントに根気よく頑張りました。

不妊症には鍼灸治療が有効です。ただ、来院された時点で40歳前後の、不妊症の患者さんは、そう簡単にはいきません。

しっかりご相談させて頂き、ご納得の上、治療を開始したいと思います。

2015年1月21日(水)

咄嗟の判断。

昨日勉強会にて、師匠より、急性疾患等、急患さんに対する咄嗟の判断、治療の心構えについてのお話しがありました。

年頭の勉強会で、この様に、改めて、

心して普段からシュミレーションをしておきなさいと、念を押された事の意味は大きいと感じます。

確かに、昨年末、ここ鍼灸院にも遠方からの患者さんで、咄嗟の判断が迫られる場面が起こりました。

入ってこられるなり、「先生、フラフラします…」と。直ぐ横になって頂き、お話してるうちに、ドンドンろれつが回らなくなります。。。

水分補給の後、両手を握ってもらい、脈、舌、ツボ等を素早く診て、治療可能と判断。

帰りはかなり良くなり、今年もお元気で来院されましたが、色んな意味で油断大敵です。

この様に、治療院でも様々な場面に出くわします。特に、気候変動の激しい昨今です。

普段からの勉強、考えられる場面のシュミレーションは本当に大切。肝に銘じます。

2015年1月20日(火)

インフルエンザと胃腸炎続出。

西宮は、西高東低の冬型の気圧配置になると、いつも以上に六甲山からの六甲おろしが吹きつけます。

空気の乾燥がひどく、冬はお昼でも湿度は30%しかありません。

よって、インフルエンザの流行拡大は本当に速いです。加湿器は必需品ですね。

また、六甲の冷たい北風が足元を襲い、頭寒足熱の反対現象が起こります。

足が冷える事により、腎の陽気が損なわれ、肝気が上昇過多に。上に気が偏り、熱化しイライラが増します。

こうなると、寒邪により肝と脾(胃)のバランスが崩れ(肝気横逆)、胃腸の弱い人や子どもは簡単に胃腸炎になってしまいます。

また過食等で弱ってる脾(胃)に寒邪が直接襲う事もあります。

この時の下痢は、水様性で止まらなくなります。

治療法は色々有りますが、足裏井穴の胃経の多壮灸は、即効性抜群。

インフルエンザにしても、胃腸炎にしても、普通の体力の人は、鍼灸だけで素早くスッキリと治ります。

2015年1月19日(月)

勉強会に参加して。


日本庭園は宇宙みたい…

昨日は、鍼灸の勉強会。同業者からは、様々触発を受けること満載です。

皆、患者さんの心身両面を見つめ治療にあたってる先生方ばかり。

一本の鍼の効果をトコトン追求してる先生方ばかり。

何気無い話の中にも、鋭いなぁと感心することしきりです。

結句、自分を見つめ、患者さんを見つめる。また、患者さんを見つめ、自分を見つめる…

日々、この繰り返しの中で、最高の治療になるのでしょう。傲慢になれない…

限りなく優しい目がいいですね~皆んな平等です。

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