先日、ある友人と話をしていて、改めて凄い人だなぁと感心してしまいました。
職業柄、日常茶飯事、勃発する問題…日々こんがらがった糸を見事に解決してるのです。
常識が通じない、感情をぶつける、嘘が山盛り…こんな事が多々ある中でも、絡んだ糸が解けていきます。
なぜかなと考えたら、友人の人格もあるのでしょうが、常に、丁度いい距離間を保って、人と関わってます。
その距離間は、勿論、傍観者ではないので冷たくもなく、力みが無いので熱すぎず、変な偏りが全くありません。
その上、ひとりひとりをよく観察して正確に把握してます。
自分の感情に振り回されず、物事を真っ直ぐに見ていく。このバランス…素晴らしいです。
治療者にとってもホント大切な事です。
人間の意念というのは、ホント不思議なものです。
私のいう意念は、思いより深い、ココロのエネルギーかな。
こうしよう、と思えば、環境がそれに合わせてくれます。不思議です。
でも、こうしたい、と思っても、どうしてもスムーズにいかない事もあります。
そんな時は、そっちの方向じゃないよ、と教えてくれてるんだと思います。
時に、自分のココロのエネルギーに従ってみるのもいいですね。
実際は、エネルギーというだけあって、単なる流れでは無いんですが…
その辺が、面白いです。
人と対話をするのが大好きです。
そこには発見があり、反省があり、笑いがあり、共感があるからです。
思えば、生き物の中で、対話出来るのは人間だけです。
動物は、本能に自己規制能力が備わっているので、対話がなくても調和を保っていけるのかも知れませんね。
人間は、対話しながら進歩していく生き物なのかも…
メールも便利ですが、対話の中で、思わず口にした自分の言葉に気づきがあったり、
長い話のやりとりの間に、相手の素晴らしさを発見する事は多くあります。
きっと、精神の調和は、対話から生まれるのでしょうね。
身体にイボが出来やすい患者さんがおられます。
胸や頚部、手足や背中など何処にでも出来てしまいます。
そのイボは、指で触れたら堅くて、触れた指は悪臭がします。
気が停滞するから塊になり、体質が湿熱のため膿が溜まるのです。
身体の奥に出来れば、ガンになったりします。
気の停滞を通じさせ、湿熱体質を改善すれば、当然イボは出来なくなります。
徐々に硬いイボが、柔らかくなってきます。
そして、身体の正気(元気)が充実してくれば、膿は自然と外に出て、消退します。
これが、鍼の効果です。
師匠は、どんな時も、いつも変わらず、鍼の可能性を示して下さってます。
難病が治っていく事実を持って。
鍼の可能性は無限大だぞっ!と、昨日も確信の声が飛んできました。
先日、ある番組で、バラバラに動かしたメトロノーム100台が、開始からたった2分後、同じ動きに…(・・;)
板が微妙に動く事によって、お互いリズムが揃ってくるというのです。
それは、人が悲しむと自分も悲しくなるように、誰かがトイレに行くと行きたくなるように、
知らないうち(・_・;に、環境(相手)が、行動や心に影響を及ぼすという話。
どんな環境に身を置いてるのか、確かに重要です。そして様々な偶然が重なって、ココにいるのも事実。
鍼の可能性を、現実に見せて下さる、こんな凄い環境に身を置かせて頂き、
ただただ感謝の思いです。