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実千代鍼灸院 Michiyo Acupuncture Clinic

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院長のブログ 実千代院長の最新ブログ

2015年2月4日(水)

一年の始まり「立春」

立春は、二十四節気の第一番目。一年の始まりでもあります。

二十四節気は、地球を中心にした太陽の通り道の360度(1年)を24等分して、約15日ごとに分けたものです。

その15日を、さらに約5日づつに3等分し、1年間を72等分にしたのが、七十二侯です。

もともとは、農作物の目安として、中国で用いられたんですね。何千年も前に…智恵です。

今日は、二十四節気では「立春」、七十二侯では、2月4日から8日ごろは、第一侯「東風解凍(こちこおりをとく)」と言って、

東からの温かい風が吹いて、冬の間に張った氷を少しづつ融かしていく時期です。

其々に、その季節らしい名前を付けたんですね。素敵。

身も心も、新鮮な気分になり、何かに挑戦したくなる時ですが、

足が冷えてる所に、春の陽気で頭に血が上り、何かイライラ、其れに伴っての過食、頭の辺りがボ~っとする、目が廻る等…春の症状も満開に。

東洋医学って、何て自然と一体なのでしょう。誰もが納得できますね。ホント素敵。

2015年2月3日(火)

臭いを感じる「聞診力」。

東洋医学の診察、「望聞問切」の中の「聞診」は、音と共に、「臭い」も含まれてます。

この臭い、かなり治療の参考になります。

東洋医学では、肝は臊(油臭い)、心は焦、脾は香、肺は腥(なまぐさい)、腎は腐。と言われてますが、

ザックリ言えば、臭いがキツイのは、熱(湿熱)傾向という事はいえます。

師匠もよく、腎不全や糖尿病の患者さんの臭い分かるか!と問われますが、

確かに、患者さんからも様々な臭いがしてます。(私の鼻は犬鼻です(笑))

先日来られた患者さんも、口臭がキツかったですが、治療を終えると、臭いが消えてます。

普通は、湿熱は尿や便、汗等をしっかり排泄する事で消失しますが、

案外、緊張から熱がこもり、体液の湿が蒸され、臭いとなっていたのを、

鍼で緊張を緩め、気が巡った事で、臭いが消えたのでしょう。

犬鼻は聞診力、活用していきます。

2015年2月2日(月)

東洋医学mini講座。

記念すべき?第1回目の「予防医学mini講座」が大盛況の中、終わりました~(*^^*)

予告のパンフレットを掲示してから、たった1週間で満員御礼になり、(募集人数も少ないですが…)

明石等の遠方からもご参加頂きました!本当にありがとうございます。

何度も当日ギリギリまで、どうすれば皆さんに、東洋医学の素晴らしさを分かって頂けるか話し合いました。

何より嬉しかったのは、こんなに皆さんが東洋医学に興味津々だったとは…驚きです。

質問も活発に出て、本当に充実した1時間の講座になりました。

今回はホンの氷山の一角も一角。どれ程、東洋医学が皆さんのお役に立つか、今後も分かりやすくお話していきます。

平野、副島両先生、お疲れ様でした!

2015年1月31日(土)

普通じゃない紙。

むかし昔は、誰かが癌と聞けば、大変な驚き。医者も家族も、ガン宣告から共に悩み考え、ひとつひとつを大切にしてました。

近年は、治療がしやすい様にと、本人に癌宣告するのは当たり前の様になってきました。

それが高じたのでしょうか…

患者さんご本人が、全身に転移して、骨も溶けて骨折している云々…いっぱーい書かれてある紙を持参で来られました。

幾ら何でも酷すぎますね。

癌の方が多すぎて、何か大切な事が余りにも鈍感になっている。

そんな紙を普通に渡されるから、普通に受け取るものの…

患者さんは、生命ある限り、どの様な状態でも「希望」を求めておられます。

そんな当たり前の事を、完全に忘れているという事ですね。その紙。。。。

2015年1月30日(金)

春の気逆咳。

昨日、同業者から電話があり、

風邪を引いて咳が止まらない…色々鍼をするけどイマイチ。どうすればいいかとの事。

もう、すっかり日差しは春です。足元は冷えて、頭に陽気が昇りまくる季節。

そこへ、忙しいとなれば、益々「気逆」という状態になって、肺気と肝気のバランスを崩します。

一旦出ると止まらないのは、春の肝気が勝つ為に出る気逆咳。

多くは、右の脾募から肝之相火に詰まりが有るはずです。

そこが緩めば咳は止まります。鍼でもお灸でも打鍼でも自由に。

うちの患者さん達も春が訪れて賑やかになってきました。

皆さんホントに正直なお身体です。

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