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実千代鍼灸院 Michiyo Acupuncture Clinic

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院長のブログ 実千代院長の最新ブログ

2015年2月14日(土)

イボばかり出来る人。

身体にイボが出来やすい患者さんがおられます。

胸や頚部、手足や背中など何処にでも出来てしまいます。

そのイボは、指で触れたら堅くて、触れた指は悪臭がします。

気が停滞するから塊になり、体質が湿熱のため膿が溜まるのです。

身体の奥に出来れば、ガンになったりします。

気の停滞を通じさせ、湿熱体質を改善すれば、当然イボは出来なくなります。

徐々に硬いイボが、柔らかくなってきます。

そして、身体の正気(元気)が充実してくれば、膿は自然と外に出て、消退します。

これが、鍼の効果です。

2015年2月13日(金)

師匠という環境。

師匠は、どんな時も、いつも変わらず、鍼の可能性を示して下さってます。

難病が治っていく事実を持って。

鍼の可能性は無限大だぞっ!と、昨日も確信の声が飛んできました。

先日、ある番組で、バラバラに動かしたメトロノーム100台が、開始からたった2分後、同じ動きに…(・・;)

板が微妙に動く事によって、お互いリズムが揃ってくるというのです。

それは、人が悲しむと自分も悲しくなるように、誰かがトイレに行くと行きたくなるように、

知らないうち(・_・;に、環境(相手)が、行動や心に影響を及ぼすという話。

どんな環境に身を置いてるのか、確かに重要です。そして様々な偶然が重なって、ココにいるのも事実。

鍼の可能性を、現実に見せて下さる、こんな凄い環境に身を置かせて頂き、

ただただ感謝の思いです。

2015年2月11日(水)

休日の気。

久しぶりに休日診療しています。

休日は、漂う気がゆったりと、静かに落ち着いてます。

道行く人が少ない事もありますが、それだけではありませんね。

人々の体から発する気が、空間でぶつかり合って混ざり合って、

ひとつの大きな気が作られるのでしょう。

ほっとする気、幸せな気を、ココ鍼灸院から発信していきたいです。

2015年2月10日(火)

胃の気(生命力)の脈。

高陽生曰,”阿阿軟若春楊柳”。此是脾家脈…「あゝ、(脈)柔らかきこと春の柳の如し。此れこそが胃の気の脈…」

高陽生という脈診の大家の言葉で、生命力に満ち溢れた脈、つまり、胃の気の脈を表現したものです。

師匠の名著『胃の気の脈診』(藤本蓮風著)の中に引用されていますが、

なんて美しい表現でしょうか。

生命力に溢れた胃の気の脈は、春の柔らかい柳の様な柔軟な脈…

胃の気の脈と反対の、ギシギシした堅い脈は、健康人の脈とは言えません。

日々、患者さんが、また自分が、どの様な脈を打っているのか、

胃の気が充実しているのか否か、刻々と変化する脈が教えてくれています。

治療の目的は、この胃の気(生命力)を益す事に有ります。

名著『胃の気の脈診』は原点の書ですね。

2015年2月9日(月)

春です春です。

患者さんの春度合い(笑)を診るのが楽しいです。

春度合いとは、春になると、脈はいつもより硬く強い脈(弦)になり、

肝に関する太衝や肝俞等のツボが、張って熱を持ち(実熱)、

腹部の脇辺りが詰まり(肝之相火)、

顔の鼻の中央部が白く抜けてきます。酷ければ顔面全体、真っ白青です。

春は草木が一気に成長する時ですので、五臓でいえば、肝の気が上へと上る時。
何か異常にイライラしたり、興奮します。

結果、過食になります(^^;;

その度合いは人それぞれ。

春度合いに従って、鍼の時間や場所、色々とバリエーションを変えていきます。

春度合いを緩めるには、心も体も縛り付けないで、発散しつつ、ゆったりですよ~

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