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実千代鍼灸院 Michiyo Acupuncture Clinic

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院長のブログ 実千代院長の最新ブログ

2015年1月30日(金)

春の気逆咳。

昨日、同業者から電話があり、

風邪を引いて咳が止まらない…色々鍼をするけどイマイチ。どうすればいいかとの事。

もう、すっかり日差しは春です。足元は冷えて、頭に陽気が昇りまくる季節。

そこへ、忙しいとなれば、益々「気逆」という状態になって、肺気と肝気のバランスを崩します。

一旦出ると止まらないのは、春の肝気が勝つ為に出る気逆咳。

多くは、右の脾募から肝之相火に詰まりが有るはずです。

そこが緩めば咳は止まります。鍼でもお灸でも打鍼でも自由に。

うちの患者さん達も春が訪れて賑やかになってきました。

皆さんホントに正直なお身体です。

2015年1月28日(水)

やっとこさっとこ。

改善の兆しが見えてました。やっとこさっとこ(笑)と言いたくなる患者さん。

自分の症状に対して、過剰に心配されます。

症状が出るたびに、右往左往の大騒ぎ。

全く落ち着きが無くなります。

その方には、少しの痛みが何倍にも感じ、小さな音も爆音に聞こえ、嫌な臭いも気分の悪くなる程の悪臭になります。

過敏過ぎるという症状。振り回されて、本人も周りも大変です。

最近、やっとこさっとこ(笑)、鍼の後、少し寝れるようになってきました。

やっと、だけでは言い足りない程…まだまだこれからですが、やっとこさっとこ(笑)。

ホント根気のいる仕事。

ところで、やっとこさっとこって何処の方言かしらん。

2015年1月27日(火)

奇跡の復活力。

先日、豊岡往診の帰り道、途中下車して、もう一件、治療に行きました。

この患者さんは、約6年前、悪性神経膠腫(脳腫瘍)で、大手術をし、術後も運動野と言語野等に再発。

完全失語、右半身硬直で、自分で身体を動かす事が出来ません。

生活の一切を娘さんが介護されてます。

昨年末、誤嚥からの肺炎で入院。行くと、ウトウト一日中寝ている状態で、ひどい浮腫、更に痩せて骨と皮です。それでも顔は貴婦人。フランス人形さながら。

この患者さん、肺炎も良くなり、鍼の後、お目々ぱっちり、浮腫も無くなり、お正月は自宅に戻れました。

あまりにも大変な状況の中での大復活。驚くばかりです。

ひとえに、底抜けに明るい娘さんの「人を信じる力」が復活力の源だと感じます。

奇跡の復活力と信じる力は比例します。

どんな最悪な状況でも。

2015年1月26日(月)

タチウオは智恵魚。

太刀魚を毎年、釣って、さばいて持って来て下さる患者さんがいらっしゃいます。

魚さわれない派(笑)の私にしたら、大尊敬。この太刀魚、お店では食べれない程の美味しさです。

銀色に光る細長い体が刀のようなので太刀魚と呼ばれ、頭を上にして立って泳ぐことから、立魚とも書くようです。

潮の流れが静かなポイントでは、タチウオが巨大な群れを作って、立ち泳ぎしているらしく、

タチウオ千本刀という伝説になっているようです。カッコいい、見たい!と思っていたところ、

昨日、その映像をテレビで見て感動~

敵に襲われそうになったら、一斉に体を動かして、銀色の光で身を守る太刀魚達、筋肉粗無いので、労力を使わず、頭の上に来た餌を何でも食べれる様、口は大きく牙が鋭い。

自然って無作為でいて、なんて合理的なのでしょう。

まさに東洋医学。自然の中に智恵ありです。

2015年1月24日(土)

ツボの極端な左右差。

ツボは、身体を縦に半分にしたら、左右対象に2つずつあります。

同じツボが2つあるから、比べる事が出来ます。

比べる事が出来るから、左右のアンバランスが明確になります。

左右のアンバランスが酷いと、上下のバランスも大きく崩れます。その逆も然りですが。

極端にツボの左右差が大きい人…それも足のツボ。脳梗塞の人に多く見られます。

その左右差を調えれば、脳梗塞の予防にもつながります。簡単過ぎますが、それ程ツボは様々な事を教えてくれます。

脳梗塞に限らず、手足、背部、腹部のツボの左右差が大きい程、大きな病が隠れていると考えられます。

人体は小宇宙、バランスこそ命です。

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